次の日
次の日、カーテンの隙間から差し込む明るい日差しを受けても、そのまま気にせずウトウトとしていたが、いつもと違う雰囲気に『あっ!ウチじゃなかった!』と慌てて飛び起きた。
すでに、隣におばさんの姿はなかった。
僕が夕べ床に脱ぎ散らかしていた体操服は、丁寧にたたまれ僕の枕元に置かれていた。
僕は、それを身に着けると、おばさんを探しに台所の方へ行った。
おばさんは、部屋着のワンピースに着替え、エプロンをして調理をしている最中だった。
「おはようございます」
僕が、後ろから声をかけると、おばさんはチラッと振り向き「あら?もう起きたの?おはよう」と返した。
「もう少し、寝ててもいいわよ……夕べ遅くまで頑張ったから眠いでしょ?」おばさんは笑いながら言った。
「朝ご飯、もうすぐできるけどどうする?ウチで食べて行くでしょ?」との問いかけに、
おばさんと少しでも長く一緒にいたいという気持ちはあったものの、『朝ご飯をよそで食べて来た』と言うと、ウチの母がまた心配すると思い、「いえ、ウチに帰って食べます」と答えた。午前中には部活にも行かなければならなかった。
その僕の返答を聞いて、包丁で野菜を切っていたおばさんは、その手を止め、振り返って「あら、それは残念……遠慮しなくてもいいのよ」と言った。
「いえ、よそで食べて来たと言うと、ウチの母が心配するんで……」と言うと、「そうね、ケンジくん家のお母さんて、心配性だものね」と笑った。ウチの母の心配症は、近所中の共通認識であった。
僕は、歯磨きをしに、洗面台のところに行った。昨夜、籐かごに入っていたおばさんの服と下着は、すでに洗濯機に入れられて回っていた。僕は、夕べ見たその形と香りを思い出しながら歯磨きをした。
歯磨きを終え、台所に戻ると、おばさんはテーブルの椅子に座って僕が来るのを待っていた。
僕がお礼を言って帰ろうとすると、おばさんは、僕を呼びとめ「まどかちゃんのいない時だったら、いつでも遊びに来ていいわよ」と言った。
「まどかちゃん、月曜日と水曜日と土曜日は習い物で、いつも3時間くらいは行ってるから……」まどかは、ピアノやら習字やらのたくさんの習い事をさせられていた。
僕は、おばさんの言った『まどかちゃんのいない時』という言葉が、何を意味しているのかはすぐに分かった。
要するに、おばさんは、『その時間だったら、セックスをしに来てもいいよ』と言っているのだった。
僕は、その言葉に嬉しさを隠せず、「ありがとうございます……ぜ~たい、また来ま~す」と言ってまどかの家を出た。家を出る時、外に誰もいないことを確認して……
朝から股間が固くなった。




