大人のおもちゃ
僕は、そのまま、空いている右手をベッドのお宮の方へ伸ばした。おばさんは、最初僕がコンドームを取ろうとしていると思ったに違いない。目をつむったままで、身体をくねくねさせていた。
しかし、箱とは違う『カタカタ』という音に、薄目を開けて「何してるの?」と訊ねてきた。
僕は、それには何も答えず、その玩具を取り出した。目をつむっていたおばさんは、急に目を開けて起き上がり「見たの……?」と言った。
その拍子に、僕のおばさんの中に差し込んでいた指が抜けた。
「これ、使ってみたい……」そう、僕が言うと、おばさんは「ダメよ……ケンジ君みたいな若い子が、そんな物使っちゃ……」と言った。
「それに、それはおじさんの大事なオモチャだから……」おばさんは、僕の手からその『オモチャ』を取り上げようとした。
僕は、それを避けるとその『オモチャ』のスイッチを入れた。
『グイーン』という大きな音を立てて、デコボコになっている棒の部分が回り始めた。
「ダメだって」おばさんは、足を閉じた。
「使いたい」僕は、片手でおばさんの閉じられた足を開かせようとした。
「ダーメ」おばさんは、なかなか言うことを聞いてくれなかった。
「お願い……お願いします」僕も食い下がらなかった。それほど、初めて見た玩具は魅力的で、すぐに試さずにはおれなかったのだ。
「お願いします。お願いします」僕はおばさんに頭を下げ続けた。
そんな僕のしつこさに、最後にはおばさんも根負けして「じゃあ、ちょっとだけよ……」と言ってくれた。
「その代わり、汚れるから、オモチャの先にゴムつけて」
僕は、喜んで右のお宮からコンドームを取り出し、その玩具に装着した。
準備万端整い、初めて使用する『大人のおもちゃ』に胸が高鳴った。
おばさんは「あああ、男ってなんでそんなヘンタイみたいなことが好きなのかしら……?」
とあきれ顔で横になった。




