最後の天国
部屋に戻ると、僕はコートを脱いだおばさんをすぐに抱きしめ、首筋に口付けをした。
おばさんも、その僕の行為に素直に答え、僕の背中に腕を回した。
おばさんの身体は、温泉独特の湯上りのいい香りがした。
久しぶりのおばさんとの抱擁に、まどかとは違う危険な興奮を覚えた。
僕は、おばさんを抱えて、ベッドに寝かすと、おばさんの上着とセーターを脱がし、ブラウスのボタンを外した。
「少し寒い……」おばさんの身体は、冷えた部屋の空気に震えていた。
「僕の身体で温めてあげる」僕は、そう言って、自分の服を脱いで、上半身裸になると、おばさんのスカートを取り払い、下着と黒いストキングだけの姿にした。
僕は、その懐かしい、魅惑的な身体に覆いかぶさって、裸の上半身でおばさんの震える身体を抱きしめた。
その頃には、やっと温まったエアコンが、『ゴー』と言って、温風を出し始めていた。
僕は、二人の身体にかけた布団の中に潜ると、禁断の、その懐かしい香りのする部分に口をつけた。
昔を懐かしみながら、真っ暗な中で、長い時間をかけ、一心不乱に奉仕した。
その間、おばさんは、小さな声で悶えながら、布団の上から僕の頭を両手で押さえ続けていた。
おばさんの「欲しい……」という、甘ったるい声が聞こえた。
布団から出た僕は、おばさんの片膝に残っていたストッキングとパンティーを取り払い、スリップとブラジャーも外して、おばさんを、一糸まとわぬ全裸にした。
「恥ずかしいから、電気を消して……」おばさんが、言った。
僕は、蛍光灯から垂れ下がる紐を引いて、ナツメ球の明かりにした。
ぼんやりとした怪しげなオレンジ色の暗い光の中に、おばさんの白い身体がかすかに見えた。
僕も、はいていたGパンとパンツを脱いで全裸になると、ベッドのお宮に入れているコンドームを取り出して装着し、その柔らかい懐かしい秘穴に挿入した。
その時、僕の脳裏には、おばさんと今までにあったいろいろなことが、思い出としてよみがえって来ていた。
当然、その中には、まどかも出てきたが、不思議と、彼女に対する罪の意識はなかった。
むしろ、まどかとは、そういう肉体関係すらないように感じていた。
僕の頭の中を駆け巡るおばさんとのことが、小学校の時に見たおばさんのスカートの中に及んだ時、僕は一気に絶頂を迎えた。
僕は、仰向けに横たわるおばさんの身体を強く抱きしめると、おばさんの唇にキスをした。
そして、果てた。
僕は、自分の分身をおばさんから抜き取ると、大量のティッシュでそれをふき取り、ゴミ箱の中に放り込んだ。
部屋の電気を明るくし、僕たちは、お互いに裸で横になったまま、布団をかぶって、話を始めた。
僕は、大学でのこと。おばさんは、実家のパン屋でのこと……
尽きることがないかと思われた、その話の終わりは、思いもかけない出来事で、永遠に中断したままとなる。




