空っぽ
もっと
観ていたくて
読んでいたくて
知っていきたくて
もっと
食べていたくて
考えていたくて
ここにいたくて
もっと楽しく
もっと幸せに
心から願うほど
どこからか 声が聞こえる
「何もかもが無意味だ」と
いつから聞こえるようになったのか
もう忘れてしまった
心に黒いフィルターをかけてしまうその声
こんなことしている場合じゃない
笑っている場合じゃない
泣いている場合でもない
声は近くなる……
いつかその持ち主が、私の首を絞めるだろう
何も受け取れなくなって いつかは
空っぽになるのかな
久しぶりなのに暗めの詩で、ごめんなさい。