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七十一、 無属性と十一秘宝

久しぶりの投稿です。

 魔王は言った。

「王の陰謀によって悪しき道に導かれないため仲間を増やす」と。

 魔王は異世界から動物を呼び出して、時を操る力を授けた。

 動物、魔王に従うも王とは敵対し離れた存在で悪を正すことは不可能。そこで魔王は王にも魔王にも近寄れる平民を呼び出した。

 平民、魔王の謀いに従殉する。

 ある時、平民は言った。

「俺一人では計らい通りにいかない場合なんにも出来ない。新たに転生者を呼び出しましょう」

 その言葉から、何色にも染まる無垢な少年を呼び出した。少年は魔王の持つ禁じられし力の半分を注ぎ込まれた。

 少年はその後、魔王から離れて過ごした。


 ある日、魔王は自身が死ぬことを知る。

「未来に五人の転生者を呼び出す。これが最後の希望!!」

 魔王は未来に召喚術を使って呼び寄せた。


 この世界は男尊女卑。この仕組みが壊されれば絶対王政は揺るぎ民主的になるのではないか。この世界は男尊女卑を強調するかのように女は面に出られていない。そこで、圧倒的な力を持つ女を呼び出せばその女が争いに置ける主席となり男尊女卑が揺るぐのではないか。

 魔王はその女に無敵のステータスと炎の力を与えた。


 しかし、その女がいても世界が揺るがない可能性があることを知る。そこで、その女に対抗出来る者を呼び出すことにした。

 その者には単純な能力の他に特殊な能力を与えた。



 十一秘宝が全て集まる時、選ばれし者に【消失】の能力が与えられる。その破壊の力の端くれから生まれた《無効化》の力をその者に与えた。





「俺はあのチートのストッパーの役目を与えられてたんだな……」


 ドルアは一人呟いた。

 ドルアは石碑を周り全ての謎が解明された。


 そこでドルアは国の裏の顔を知った。そして、王の持つ最終兵器に張り合うために存在する【消失】の能力。

 ドルアはゲイルと共に新たに出来た村の所へと向かった。

 国王に対抗するのは、彼女らしかいない。力強く地面を踏みしめた。

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