幕間 五 , ────
この話で前編が終わります!!
月 華 ハ 王 ノ 催 ス 大 会 デ 優 勝 シ
世 界 ノ 認 メ ル 魔 王 ト ナ ル
魔 王 ニ ツ ク 九 ツ の 影
ソ ノ 影 ヲ 中 心 ニ 新 タ ナ 村 ヲ 作 ル
ソ レ ニ 危 惧 シ タ 王
密 カ ニ 八 ツ ノ 最 終 兵 器 ヲ 集 メ ル
ソ ノ 発 動 ヲ 防 グ タ メ 一 人 ノ 勇 者
魔 王 ヲ 滅 ボ ス コ ト ヲ 決 意 ス ル
◆
流石は姫だ───
ワガママが凄い!!
大半はその意見は通らないが少しぐらいなら召喚の力で叶えてあげた。
ティアの部屋は一人部屋。その中は華奢なものとなっていた。
「遊びにきましたわ♡」
なのにその部屋にいるよりも私達の部屋にいる方が長いという……(汗)
村の方はというと早速興味を持った人々がやって来た。勇者も何人か滅ぼしにやって来たが返り討ちにした。
人の力や頭脳は凄まじく村の開発が急ピッチで出来上がっていく。
ようやく私はここへとやって来たんだ──
最初は怨みからの旅立ちだったのがいつしか大切な仲間が出来て、見失っていた夢を思い出し今その夢が少しずつ出来上がっていく。
私は魔王城のテラスへと出た。
日差しは沈み夕焼け空が広がる。
私が村を見下げていると、背後から仲間達がやって来た。
カイル────
日野────
カルト────
リリス────
モブオとリベ────
モブミ────
モブキチ────
ゴーレム────
ティア────
そして、私も夕焼けの方向を見た。
月華────
魔王城からその下へと造られる城下町を眺めている十の影があった。夕日がその影を長々と伸ばしていく。様々な形が個性を表している。
「ついに魔王っすね───」
金の滑らかな髪、少しイケメンな顔立ちをしている青年が私に話しかけた。私はついに《魔王》となったのだ。
「けど、私の目的は魔王になることじゃないから」
少しずつ開拓されていく城下町を見ながら喋っていた。
「ふふ──魔族と人間が共存する町なんて面白そうですわ。ワタクシの町々で魔族との共存なんて有り得ないので、どうなるか楽しみでございます♡」
美しい白と水色を貴重としたドレスを来た美少女は優しく微笑んだ。
まだ勇者達の脅威が終わった訳ではない。私達の試練はまだまだ立ちはだかる。
「行こう───」
月曜日の後、一旦不定期になりそうです
☆物語はついに中(後)編へ!!
動き出した組織。それに連れて勇者も集結。
一方、魔王側では魔王城下村ができ始める。
ついに別れる二つの勢力──
そして、仲間の中に潜む裏切りの存在は?
続きはあるのでお楽しみに!!!




