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六十五、 ケータイは便利なアイテムなのにこの世界の人は使いこなせず、今や廃れたアイテムです!!

《さあ、次の試合へと参りますよー!》



 カルトの去った後のフィールドに降り立つマッキンローとリン。二人は対面する。


 「マッキンロー」コールが鳴り響いていた。



《さあ、試合開始だー!》




「無事、勝ち抜きましたっす!!」

「お疲れ────」


 カルトは死にものぐるいで勝ち上がったんだ。私も……負けられないな。





 召喚陣から現れる鍵爪。その鍵爪を左腕に装備する。さらに、鉄の棒を取り出して右手で持つ。


 リンは宙に召喚陣を広げる。

 召喚陣から現れる小さな氷の玉。その玉がマッキンロー向かって進んでいく。


 その玉を棒を振って玉を払う。

 次々と召喚陣が現れて氷の玉を放つ。マッキンローは走りながら右手の武器を振り回してその玉を壊していく。


「流石──だね。」


 間を詰めたマッキンローの鍵爪がリンを襲う。

 間髪入れずに鉄の棒がリン向けて振り落とされた。


 刹那、棒が直撃する前にリンは消えてしまった。マッキンローの背後にふと現れるリン。


「ごめんね。勝つのはボクだから───」





 キミは《元魔王と密な関係》を持っていた。それが、人々のためにもなったんだ。

 まあ、そのことは王、もとい他の国民も皆知られていない事実だけどね。



 この世界にはここまで発展していなかったと聞く。

 ただ、必要最低限の生活用具しかなく、平穏に暮らしていた。魔族に攻められたら村は崩壊する。そのため、魔族に手を出さないようにやりくりしていた。


 だがある日、この世界では目にしないものが沢山入ってきた。それは、都市に集まっていき都市は物凄い発展した。


 ボクにとっては"ケータイ"というアイテムに興味が湧いた。まさか、遠く離れた人とも連絡が取れるなんて──

 まあ、この世界ではそんなにケータイが普及しなかったけど……


 ケータイに限らずに様々な便利なアイテムがこの世界に持たされた。


 それをもたらしたのは紛れもなくマッキンローなんだ。



 元魔王の召喚で異世界からこの世界にそれらをもたらした。マッキンローが元魔王と密な関係を持っていたから発展したのだ。




 そんなキミはまさに人々の憧れる存在だとボクは思ってる。皆、このことを知らないから誰も憧れてないのは勿体ないよ。


 それに、キミの活躍をもっとみたかったけどそれが出来ないからね。


 ボクは任務のためにキミを──倒す。





 マッキンローに小さな氷の玉が衝突する。マッキンローは氷の結晶に閉じ込められた。


「ごめんね────」


 その結晶を覆うように地面に現れる召喚陣。

 すると、その結晶は一瞬にして消えてしまった。



《しょ…勝者は勇者のリンだーー!!》






 リンが戻ってきた。


 次は私の番だ──

 舞台へと足を運んだ。



 フィールドに着いて、アジュラと目を合わせる。






《さあ、どんどん行こう──次の試合開始だー!!》



 その開始直後にすぐさま翼を生やして空へと飛ぶアジュラ。私もすぐさま武器を手に取った。

 飛ぶことなんかお見通しだ────

 私はダイヤルを"光"にセットして引金を握り始めた。



 二つに分裂し、さらに分裂していく雷。その雷は真っ直ぐ空全面を支配した。

 その雷に捉えられたアジュラは強烈な負傷(ダメージ)を受けてビリビリとなり真下へと落ちていった。


「ボクっちはまだ……いける…」


 アジュラは立ち上がる。

 そこに重力をかけて、アジュラは膝をついた。


 目標の的はブレない。的に向かってダイヤルを"普"にして引金を引いた。

 砲弾がアジュラを襲う。

 アジュラはその攻撃を受けて消えてしまった。



《勝者は月華だーー!!!》



 私はこのフィールドを後にして、勝者の地下空間へと歩いていった。




《次の試合は休憩を挟んだ後、カルト-リンの勝負が始まる!その次に月華-ベストールの勝負が待ち受けるぞ!!》



 残るは二戦──

 油断なんかしていられない。


 絶対に私達は勝ち上がるんだ!!負けていられない。




「ボクが任務を積極的に受ける理由は、殺し(・・)が正当化されるからだよ。この大会(にんむ)ももっと(たの)しみたい。」


 サイコパスな笑顔が地下空間を凍らせた。

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