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零、 プロローグ


 私は異世界転生者。

 異世界生活をして数年……


 私は一人の友達が出きて楽しく暮らしていた。モンスターなどの魔族と共に生きる村。人々は密かに魔族と共存していた。

 何故密かに───?と思われるかも知れない。

 それは、勇者は魔族を悪として魔族を排していて、厳しい者は魔族を庇う人間も悪としていたから。


 そして、勇者の一人が、魔族と共にする私の暮らしていた村を滅ぼした。そして、私以外の村人や友達も勇者に殺された。私は何故か助かった。

 私は取り残されてしまった───



 勇者は正義。この世界はそう決められている。そんな勇者は誰もが憧れる職業で、現在沢山の勇者がいる。

 そんな中で、勇者は歪んだ正義を持つようになってしまった。



 私の夢は『人間と魔族が共存する社会を作る』こと。だが、それには増えすぎた勇者を狩らなければならない。狩らなければ作っても滅ぼされるし、そもそも作れない。



 私は一人で自然という険しい生活を乗りこなしていった。全ては勇者を狩って夢を叶えるため。これは、友達や村の人達の意思も汲んでいると思う。

 そして、ついに見つけた。勇者を狩るに丁度いいタイミングを。私はそのために、速やかに旅へと出ることにした。まあ、まだそのタイミングは先だけど。





◆◆◆




 これは少し未来(さき)の話。

 魔王城からその下へと造られる城下町を眺めている十の影があった。夕日がその影を長々と伸ばしていく。様々な形が個性を表している。


「ついに魔王っすね───」


 金の滑らかな髪、少しイケメンな顔立ちをしている青年が私に話しかけた。私はついに《魔王》となったのだ。


「けど、私の目的は魔王になることじゃないから」


 少しずつ開拓されていく城下町を見ながら喋っていた。


「ふふ──魔族と人間が共存する町なんて面白そうですわ。ワタクシの町々で魔族との共存なんて有り得ないので、どうなるか楽しみでございます♡」


 美しい白と水色を貴重としたドレスを来た美少女は優しく微笑んだ。



 まだ勇者達の脅威が終わった訳ではない。私達の試練はまだまだ立ちはだかる。



「行こう───」

感想、アドバイス、指摘、改善点などがあれば是非お書き下さい。


初投稿です。

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