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2.召喚された理由?…そんなことよりなぜ幼女になってる!?

「お父様、大丈夫ですわ。レーカは〈言語スキル〉をお持ちですのでサイフェント大陸語で話せますわ。」


言語スキルを日本語モードからサイフェント大陸語モードにしておく。


「そうか、よかった。」



「レーカ、自己紹介を皆様のためにして下さらない?」



「うん、わかった。皆様はじめまして、レティのお話にありました、レーカと申します。苗字は伏せた方が良いとのことですので、伏せさせていただきます。」




「レーカ様、突然の召喚にもかかわらずご丁寧にありがとうございます。レティシアーナ様から召喚の理由は聞かれましたか?」



「いえ、それはまだ。」



「では、私ティアステンシア王国宰相セルバルト・クレメンティがご説明させていただきます。」


この、かなり顔立ちの整ったダンディなおじさんが宰相様みたいだ。

この世界みんなこんな顔面偏差値高いの?

国王様もレティもついでにさっきからめっちゃ見つめてくるイケメンさんもみなさん揃って超のつく美形だ。

普通顔の私にちょっとでいいから分けて欲しい。



「はい。」


なんだろう…魔王討伐とかなら全力でお断りしたい。


「まあ、召喚された理由と言っても我々が理解していて話せるのは、レーカ様は我が国の神の子として女神様よりお告げがあり、召喚致しと言うことくらい。ですので、是非この国でご自由にお過ごしください。」



「自由に過ごす?それだけですか?なにかしないとけないこととかないんですか?」


あまりにも何も無いので拍子抜けして聞き返すとレティが答えてくれた。


「レーカ、この世界では国に神の子がいるということ、それだけで価値があるのです。女神様のことです何かあなたにして欲しいことがあって召喚するように言ったのだと思いますが、以前も神の子様は召喚された国で自由過ごす事でその国を豊かにしていますので、自由に過ごすといいですわ。衣食住も国が保証してくれますし。」



「わかりました。」


魔王倒してくれとか聖女として浄化の旅をしてくれとか危ないことでなくてよかった。

私は、運動神経悪いから戦闘なんて出来ないだろうし簡単そうなお願いで助かった。

簡単すぎて逆に不安はあるけど。



「それで、ひとつ伺いたいんですけどいいでしょうか。」



「ん?なにかね?」




「私、召喚される直前までは17歳だったはずなんですけど今、ステータス確認したら7歳ってなってるんですけど、どういうことですか?不便なので元に戻してください。」


初めからずっと言いたかったことを言ってみた。

なのに反応は思ってたのじゃなかった。


「えっ、7歳!?それで!?」

とか

「どう見ても4、5歳にしか…。」

とか失礼な声が周囲から聞こえてくる。

そんな、子供っぽい態度をとっていたつもりは無いんだけど。


「えっ!?、驚く所そこなんですか!?」


勝手に呼んでおいて、人の身体小さくするとかなんなの?っとイライラ来ていたのでつい聞き方が乱暴になってしまった。


「いや、レーカ…実はね」


申し訳なさそうにレティが理由を話してくれた。


話を聞いているとどうやら女神様のイタズラらしく、しかも私だけじゃなくて過去に召喚された人も何かしらいじられていたらしい。

美化した上に性別逆転してて同性に追っかけ回されたとか切っても切っても髪が伸びて廊下まで埋まって大惨事になったとか胸が大きくなって喜んだ子がいたとか。

でも、大体の場合すぐに解決したらしくイタズラの域を出ないらしく今回もすぐ戻るだろうとの事だった。


しょうがないから一旦諦めて、案内された部屋に行ってその日はご飯食べてお風呂に入って寝た。


侍女さん達のお手伝いは丁重にお断りした。




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