始まりの記録
発展をとげる前から都市が壊滅する前までの話になります。
西暦2145年地球は医療・科学技術ともに素晴らしい発展をとげた。
それはある学者の疑問から始まった。
人の脳は約10%しか使っていないと言われている。
では、使われていない部分を使えるようにしたらどうなるのだろう?
その答えを探し続けた科学者が存在した。
彼は0と呼ばれていた。
彼には名が無かった。
誰も彼の名を知らなかった。
何も無い彼に自然と0と皆呼ぶようになった。
彼が何処で生まれ、育ち、知識を得たのか。
その実験に必要な資金源など、記録は何処にも記されていない。
彼は、何故人は無意識に脳にストッパーをかけるのか?
何故歳をとるのか?
何故人々は自由に生死を選べないのか?
何故?
なぜ?
ナゼ?
彼は何かに取り付かれたように実験を開始した。
実験材料は、
人。
実験材料には彼、本人も入っている。
非道とも言える彼の実験だが、一つ言っておきたい事がある。
彼の実験に興味を引かれた者逹が居たと言うことだ。
体が不充になった身内や、知人の死体を彼に渡していた者がいのだから。
町の人々は彼のことを非人道的な殺人鬼、マッドサイエンティスト、死者への冒涜者。人それぞれ彼を呼び、指を指し拒絶していた。
だが彼は人々にどう思われようと、どうでも良かった。
彼は自分の内にある疑問と実験が全てだったからだ。
奇人変人とは正に彼の事だと人々は思っていた。
嫌、正しくは鬼人変人だと言う者が殆んどだった。
誤字や脱字などろいろあるとは思いますが、みつけしだい直していきたいと思います。
亀より遅い配信にはなるとは思いますが宜しくお願いします。