主人公に冒険は必要だろうか
気がつくと、目の前にはみたことない光景が広がっていた。こんな感覚は二回目だ。周りを見渡すときれいな町並みが広がっていた。遠くの方では子供たちがおいかけっこをしながら遊んでいる。後ろをみてもきれいな…と思ったらそこには一人、この世の終わりみたいな顔をしながら立っていた。
「あの~、どうしたんですか?こっちみて。ちょっとこわいんですけどー…」
目の前の少年は同じ顔で僕の腰を指さした。
「あ!そういえばあの女神持ち物は持ってるとかいってたな。この中に目標が書いてあるのかな?」
そのなかには、薬草やちっちゃな剣とかお金とかが入っていた。そして奥には1通の手紙と思われるものが入っていた。
「えーなになに?
ごきげんよう雄大さん。今日からあなたの冒険生活がはじまるわ!わたくしセリアに感謝しなさい!あーっはっはっは!
さてあなたのここでの目標は、」
次の瞬間。雄大は信じられないと思うような目標を目にし、口がふさがらなかった。その目標が
「畑で勇者が食べる食事を作りつづけることよ!」
「な、なにこれは…は、畑?こ、これが俺の異世界での目標?嘘でしょ?…」
なおも立ち続けていた少年はすこしこちらをみて笑いそうになっている。そしてまだ手紙には続きがあった。
「あ、そうそうその少年は今は記憶を失ってるけど性格を自由に決められるから詳しくはその少年の説明書をよんでね。あともうひとつ、作者はあと仲間を二人増やしてあなたの生活を農家じゃなくするみたいよ~よかったねーじゃ頑張ってねー」
ここであのうざ女神の手紙が終わった。まずイロイロ突っ込ませてほしいがここは触れてはいけないところだろう。
まずこの子。手紙では記憶失ってるだとか言ってるけどさ…おもいっきりこっち見ながら大爆笑している。完全に自我取り戻しつつあるよねこれ。とりあえず聞いてみることにしよう。
「あの…き、君は?」
記憶がないならしゃべったりはしないはずだけど…
「おっと。これはこれは失礼農家さん。(プークスクスクスww」
普通にしゃべってるしうぜぇ。早く名乗れや。
「僕の名前はベルス。よろしくお願いします。雄大さん。」
お?意外といいやつそうだ。てか記憶きえてんじゃねぇのかよ。
「ねぇ…この手紙には君は記憶がないって書いてあるんだけど…」
「え?あ!!!(やばいその設定なの忘れてた~!!)」
そう言うと、ベルス君は最初の顔に急いで戻った。
「いやいや、もういいよ。名前も聞いちゃったしどうせあのうざ女神に芝居しろって言われたんだろ?」
「!?…ま、まあそうですけど。」
またさっきの普通の顔に戻った。
「とりあえず俺のことは雄大だのゆうだの勝手に呼んでいいから。俺も君の事好きに呼んでいい?」
「はい!よろしくお願いします!雄大さん!」
「うん。よろしく。ベルス」
仲間と出会った雄大は、冒険をすると思いきや農作業をすることを命じられてしまった。これからどうなるのか?二人の運命はいかに!?
投稿遅れました…
後半とかもう設定がぐっちゃになってますよね。
これメタい物語なのに全然メタ要素ないし、これからどうなっちゃうんだろう…(´・ω・)
ま、ぼちぼち頑張りまーす。