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114 恋する鉄体師、その6です。

 太陽が頂点に差し掛かるお昼時、タワワ=リンゴレッドは、早朝、ナナルーに稽古をつけた場所で、何をすることもなく一人たたずんでいた。

 椅子に座りながら、庭の木の枝が風に流れるのを、ただぼんやりと眺めている。

 一度、外に出かけようと思いはしたが、今日は、何もする気になれなかったので、木陰で風に揺られていた。

 いや、何もする気になれないというのは、ちょっと違う。自分は今、朝からずっと悩んでいる。だから、他の事をする気にはなれないのだ。

 きっかけはナナルーとの朝のやりとりだ。あれで気付いた。どうも、自分は、ヒビキの事を特別視しているらしい。そして、それが少なからず好意と呼ばれる類の代物だということも今では自覚している。

 最初は違った筈だ。自分にとって、ヒビキは天位を競うライバルだった筈だ。

 いや、厳密には今でもそうだ。ヒビキが自分より強くなったと感じたときは悔しかったし、負けたくない。そうはっきり思ってる。

 でも、それだけでもない筈だ。

 だけど、自分がそんな感情を持つ事が許されるのだろうか?

 タワワ=リンゴレッドは、天位に到達する為に、全てを捧げる者であり、魔を滅する為に、剣を握る者であり、民を守る為に身を削る者である。

 子供の頃から、そう教えられ、そうある為に鍛え、そう生きてきた自分だ。

 そんな自分が色恋沙汰などに一喜一憂する。

 この迷宮都市に来る前の自分なら、それは堕落だと断言するだろう。

 だが、この迷宮都市に来て半年とすこし、色々とあった。

 騙されて奴隷になったとはいえ、カテュハに拾われ、良くして貰った。それから、少なからず人と関わり、決して沢山とは言えないだろうが、友人と呼べる人間も出来た。それらは以前の自分には無かったもので、今の自分には失いたくはないものだ。

 それは堕落ではないと思う。だが、リンゴレッドの教えとは両立しない。

 そこで、疑問に思う。


 ――リンゴレッドは本当に正しいのだろうか?


 リンゴレッドの在り方を疑うなど、実家にいた頃には考えられなかったことだ。

 だけど、外の世界に触れて、知った今、むしろリンゴレッドの方が歪みを抱えているようにも見えるのだ。


 ――私は、この迷宮都市に来て少し変わった。

 ――でも、それが正しいのか過ちなのか……。


 まるで出口のない迷宮を彷徨っている様に、延々と悩んでいると、


「どうした? 浮かない顔してんな?」


 と、横から声をかけられた。カテュハだ。

 カテュハはそのまま近づいて来て、今朝、ナナルーが座っていた椅子に座ると、手に抱えていた物をタワワに差し出した。


「ほら、土産」

「なに? これ?」

「アルルスタの名物、ドラゴン焼き、美味いぞ」

「ありがとう」


 タワワはお礼を言って、ドラゴンの形を模した饅頭を口にした。

 尻尾の方から口に入れ、残りが頭だけになったところで手を止めて、カテュハに尋ねた。


「あと、3日ほど帰らないんじゃなかったの?」

「ああ、そのつもり。ただ、少しばかりグッズを買いすぎてな、それで今はアイドルグループが続くから、丁度いいから、一度荷物を置きにきた」

「そう……」


 カテュハが何をやっているかと言えば、この都市にあるアルルスタという劇場で行われている、人気歌手たちの祭宴、5日間連続ライブとかいうイベントを初日から最後まで、通しで見るそうだ。


「あいつらが、死力を尽くすライブなら、死んでも見逃す訳にはいかない!」 ……らしい。


 そんな天位らしからぬカテュハに、買われた当初は不満さえ覚えたものだが、今ではそれがカテュハなんだと受け入れているし、信頼もしている。

 残ったドラゴンの頭を咀嚼すると、意を決して尋ねた


「ねえ、カテュハ。カテュハの知るリンゴレッドについて、教えて欲しい」

「あ? いきなりどうした?」

「私は、ヒビキのことが好きなのかもしれない」

「は? はあっ⁉︎」

「でも、それが武芸者たるリンゴレッドの人間として正しいことなのかがわからない。ううん。リンゴレッドが正しいかどうかも、今の私には判断出来ない」

「…………」

「だから私は、リンゴレッドのことを、もっと知りたい」


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 カテュハが一旦家に帰ると、唐突にタワワが恋の相談? を振ってきた。

 驚いた……いや、本当に驚いた。

 出会った当初は闘うことしか知らず、休日に遊んでこいって言ったら、当たり前の様に戦闘訓練を始めて、カテュハを途方に暮れさせた、あのタワワが誰かを好きになるなんて! と、ここ何十年のなかでは断トツの驚きだった。

 そして、その後にやって来たのは、一種の感動だった。


「そうか、お前も、そんなことを考えるようになったんだなぁ……」


 しみじみと呟きながらも、はっきりと悟っていた。ここで外してはならない。今、ちゃんとしたアドバイスを言えなければ、保護者失格だと。


 ――どうする? どんな話をする?


 短い中でも、真剣に悩んだカテュハは、悩んだ末に正直な自分の考えを伝える事にした。


 ――たぶん、それが一番いい。


「リンゴレッドは北のブルーサル地方の領主に代々仕える武家貴族で、領主や兵隊への指南役を担ってるのは知ってるな?」

「うん」

「私も色んな所を回ったけど、リンゴレッドの指導は特に厳しい。しかも、相手の地位におかまいなしだ」

「それは、当たり前ではないの?」


 タワワの素朴な疑問に、カテュハは苦笑した。


「まあ理想はそうなんだが、現実、貴族や領主の一族に全く容赦なしってのは、なかなかない」

「……そう」

「そうなんだ。だから、あそこは兵隊が強いし、規律もいい。みんなが安心して暮らせる。そういう意味ではリンゴレッドは正しいさ」

「うん」


 誇らしげに頷くタワワに更に続けた。


「武芸者が強くあり、弱きを守るのは正しいさ……ただなぁ、あんまり度が過ぎるのはよくない。武芸者だって人間だからな。たまには休んでもいいし、誰かを好きになってもいい。武芸者であろうと、リンゴレッドだろうと人間には変わりないんだから。……タワワ。はっきり言うが、お前の受けてきた訓練は常軌を逸している。子供にやらせていいもんじゃねえよ」

「天位を目指していても?」

「天位を目指していてもだ。そもそも、リンゴレッドが天位を目指す理由なんてロクなもんじゃないさ。……少なくとも最初はな」


 そこで、一つため息をついた。これから、自分の人生の中でも、あまりよくない話をしなければならない。


「ずっと昔、私がまだ15の小娘だった頃の話だ。私は子沢山の一家の末っ子でな。食い扶持を求めてこの都市に来て、そして冒険者になったんだ」


 カテュハは遠い自分の過去を振り返りながら、語り始めた。


「私の冒険者としての才能はそこそこあったらしくて、シーフとして、まあまあ上手くやっていたんだ。そしてある時、グラスト=リンゴレッドって名前の聖騎士とパーティーを組むことになったんだ」


 タワワはリンゴレッドの名前に、ピクッと眉を動かしたが口は挟まなかった。


「このグラストっつー、お前のご先祖様が、またいい男でな、顔もよくて、腕もたった。今ほどじゃないけど家柄もよくて、口を開けば、自分は騎士として弱きを守るとか、武芸者として高みを目指すとか、かっこいいこと言うもんだから、平民育ちの私にはそれこそ王子様に見えたもんだ。当時の私は、グラストこそが天位の7番に至るんだと本気で思っていたよ」

「カテュハは、その人のことが好きだったの?」

「ああ。でもしばらくパーティーを組んだ頃に付き合い始めたから片想いだった訳じゃないぜ」

「ええっ⁉︎」


 タワワが目を丸くした。その顔を見て、そりゃそうなるだろうなって苦笑した。


「ま、それで2年位はパーティーメンバーで恋人だったんだけど、ある時、グラストに別れを切り出されたんだ。すまないカテュハ。俺は天位の7番になる為に、恋愛を優先させる訳には行かないんだ……ってな。そんで、私の方は荒れに荒れたが、でもまあ仕方がなかったんだろうな。その時の私とグラストの実力は歴然としてて、足手まといにしかならなかったんだから」

「……カテュハが足手まとい?」

「ああ、さっき言ったろ? 私の冒険者としての才能はそこそこだって。本当にそこそこだったのさ。はっきり言って、その当時の私は、自分が天位になるなんて夢にも思ってなかったし、それどころか上級にもなれないと思っていたよ。中級の狩場で安全に金を稼いで、それなりに食ってければそれで良かったんだ。……でも、そんな考えの私は全然成長しなかったし、天位を目指すグラストは伸びていった。まあ、別れるべくして別れたんだろうな……」

「……そう」

「そうなんだ。それで、振られてしばらくは荒れたんだが、1年ぐらい経った頃には、あいつが天位の座に至る為ならしょうがないって、納得したんだ。私はグラストの高みを目指す様に惚れたんだからしょうがないって。……ところがだ。あの野郎、しばらくして、天位をあっさり諦めて、いい所のお嬢様と結婚しやがった!」

「え? ……ええっ⁉︎ 何それ⁉︎」

「だろう? ……信じられるか? あのボケナス、さんざんカッコつけてたくせに、美人のお嬢様にころっと転がりやがったんだ。そんで、問い詰めに行ったら、天位を目指すだけが武芸者の道ではない。家を継ぎ、盛り立て、民を導くことも武芸者の道だとか、ふやけたことぬかしやがってな。いや、マジで許せなかったぜ」

「…………えっと、その……ごめん」

「昔のことだ。タワワが謝る必要はねーよ。悪いのはグラストの奴だ。――それでな、許せなかった私はグラストに復讐することにしたんだ。具体的には、私が天位になって天位を諦めたグラストを見返してやろうと思ったんだ」

「……まさか、そんな理由でカテュハは天位を目指したの?」

「そうなんだ。馬鹿みたいな理由だろう? でも、本気だった。思いついたその日から、がむしゃらに努力した。そうやって何年も何年もひたすら上を目指して、ある日、私は天位の7番に辿り着いていたんだ。……皮肉なもんだよな。私より、高い志を持っている奴なんてゴロゴロいんのに、よりにもよって、男に振られたから綺麗になって見返してやりたい、なんてのとほぼ変わらない理由で天位を目指した私が天位の座に就いたんだから」

「……それで、見返すことが出来たの?」

「ああ、盛大にやり返したぜ。わざわざブルーサル地方に出向いて、領主と仲良くして、折角だから、私が家臣を鍛えてあげましょう……って方向に持ってった。で、家臣どもを集めて、もちろん、その中にグラストもいて、みんなに天位として、武芸者の心得とか、誇りとか、前にグラストが語っていた事をそっくりそのまま語ってやったよ」


 その時の屈辱に赤らめるグラストの顔は今でも覚えている。正直、その時は最高にスカッとした。

 だが、


「それで、私の方は過去を水に流して、心機一転出来たんだが、今度はグラストの方がおかしくなったんだ。……私にやり込められたのがよっぽど悔しかったんだろうな。それで私を見返す為に、自分の子供や孫を天位にしようと、無茶な教育をやり始めたんだ。天位を目指すのは、武芸者として誇り高いことだ。そんな正論を盾にしてな」


 その事を知ったのはだいぶ後、何十年も経ってからで、もはや取り返しがつかないほど歪んでいた。


「すまんな、タワワ。リンゴレッドがおかしくなったのは私のくだらない意趣返しのせいなんだ」

「だから……だからカテュハは私を買って自由にさせているんだね」

「ああ、そうだな……」


 カテュハが昔話を終えると、タワワはしばらく無言で考え込んでいた。

 何を考えているのか、どんな結論を出すのかはわからない。

 長く生きていても、他人が人生の転機にどんな結論を出すのかはわかるもんじゃない。

 自分を出来るのはせいぜい、どんな結論を出してもこいつの意思を尊重する……ぐらいだろう。


「うん……カテュハ、色々と話してくれてありがとう」

「答えは出たのか?」

「ううん、まだ。……でも、リンゴレッドとして、じゃなく自分がどうしたいのかを考えてみる」

「そうか……」


 なら、これ以上の口出しは野暮だろう。


「じゃあ、私はライブに戻るけど、何かあったらまた相談してくれ」

「わかった……ねえカテュハ」

「ん?」

「カテュハはああは言ったけど、私はリンゴレッドでの日々を不幸だと思ったことはないの」

「そうか……」

「でも、カテュハに買われてからの此処での生活は楽しいよ。だから、カテュハ。あの時、私を助けてくれてありがとう」


 そう言って、滅多に見せない微笑みを浮かべたタワワの事を、


 ――ウチの子は、世界一可愛いな。


 そんな風に思ってしまったので、慌てて打ち消した。

 自分は永遠の20代なのだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 タワワの相談に時間を取られた分、手早く、言い換えるなら適当にグッズを片付けて、軽く食事を済ませて、家を出た。

 そしたら玄関口で、タワワが悩む一端に出くわした。


「あ! カテュハさん、こんにちは!」

「よう、ヒビキ。一体どうした?」

「タワワちゃんに会いに来ました! 中に居ます?」

「ああ、いるよ」

「じゃあ、お邪魔します」


 そう言って、タワワに会いに行こうとする無限術師は、あっけらかんとした顔をしてたが、こいつはこいつで、面倒ごとを抱えている筈だ。

 なのに悩んでいる風にも見えない。好きな子に会いに来て浮かれている様にしか見えない。


 ――これっくらい能天気な方が、あいつにはいいのかね?


 そう思いながらも、その背中に声をかけた。


「おい、ヒビキ」

「はい?」

「前にも言ったが、私は、基本タワワの事は自由にさせているし、恋愛も自由だと思ってる。……だけど、お前がタワワを泣かせたら、私がお前を蹴り殺しに行くからな?」


 そう、忠告すると、


「ええっ⁉︎ 俺がたわわちゃんを泣かせる⁉︎ 天地ひっくり返ってもないですよ⁉︎ 俺がどれだけたわわちゃんのことが好きだと思ってるんですか⁉︎」


 そんなセリフが返って来たので、苦笑しながら呟いた。


「ならいい」




 どうも、カロリーゼロです。

 今度、5/25日に戦え無限術師の1巻が発売するのでその宣伝をしたいと思います。

 という訳で此処から先は本編には関係のない宣伝の話なので、興味のない人は飛ばして下さい。

 さて、宣伝といっても色々なやり方があると思うのですが、どうせなら、少しぐらい面白い宣伝をしたいと思うのはギャグ小説家のさがなんだと思います。

 なので、編集者さんとの小話をしたいと思います。

 自分は戦え無限術師が初めての書籍化なんですが、当然ですけど、編集者さんと顔を合わせて打ち合わせをしました。

 編集者さんは小説を売ることを生業にしているだけあって、凄く参考になる話がたくさんありました。それこそ、編集者さんと話したおかげで生まれた展開やキャラもいるぐらいです。

 そんな、為になる話の中でも一番印象に残って役に立った言葉を紹介します。

 それは、


「お風呂シーンは入れて下さい」です。


 ……。

 ……。

 マジです。本当にこの言葉が一番役に立ちました。

 因みにこの言葉が何故、印象に残ったのかというと、自分がお会いした編集者さんは、自分に決定を任せてくれる方だったんです。

 例えば、小説の形態にしても、大判と文庫、それぞれのメリット、デメリットと編集者さんの考えを説明した上で自分に判断させてくれましたし、例えば書き下ろしにしても、意見は言っても決断は自分に任せてくれました。

 と、そんな方なのですが、お風呂シーンに関してだけは、入れませんか? ではなく、入れた方がいい、でもなく、入れて下さい、でした。

 その理由を問うと、


「お風呂シーンがあればイラストレーターさんにそのシーンのイラストを頼めるんです。そしてお風呂シーンがないよりある方が売れるんです。これは絶対です」


 でした。

 さて、そんな貴重なアドバイスですが、正直、自分は半信半疑でした。理屈はわかるんです。雑誌の表紙がグラビア水着であることと同じ理由です。ただ、ホントにそんな効果あるの? と思っていました。

 ですが、その後、そのアドバイスが、物凄い役立ちました。

 自分は、この『戦え無限術師』の他にも『逆転漫画〜夢を追うおっさん達〜』という作品をヒューマンドラマのカテゴリで書いているのですが、一時期、話を更新するたびにヒューマンドラマの日刊ランキングの5位くらいまで上がるのですが、その後、伸びずに失速する時期が続きました。

 正直なところ、自分はこの作品のことを、おっさんが漫画描く話だから中々読まれないけど、でも意外となろう向きだし、一度ランキングの上位に行って注目されれば1位まで上がるだろう。と思っていました。

 というか同じヒューマンドラマで投稿した『3軍ピッチャー』がそんな感じでランキング1位まで上がったので、『逆転漫画』も同じ感じで行くだろうと思ってました。

 ですが、ランキングの上位に上がっても『3軍ピッチャー』に比べ明らかにアクセス数が少ないんです。そして、そんなことが何回も繰り返す内に結論が出ました。

 この『逆転漫画〜夢を追うおっさん達〜』というタイトルは初見の人の注目を集める力がないと。

『3軍ピッチャー』は一目で野球の話だと分かります。そして、野球はメジャースポーツです。みんな知っています。ランキングの上位にあれば見てみようと思う人も多いと思います。

 ですが『逆転漫画〜夢を追うおっさん達〜』では興味を持たせられずスルーする人が多いのです。

 それに気付いた自分はもっと読まれるタイトルをつけようと思いましたが、一体どんなタイトルだったら読みたいと思われるのだろうかと悩みました。そんな時、


「お風呂シーンは売れるんです」


 というアドバイスを思い出しました。

 さて、このアドバイスを念頭に『逆転漫画〜夢を追うおっさん達〜』というタイトルを見ると、華やかさに欠けるなあ……そう思いました。

 そして、このアドバイスを念頭に新たなタイトルを考えました。


『エロ漫画家でも、かわいい娘の笑顔が見たい!』です


 並べて見たいと思います。


『逆転漫画〜夢を追うおっさん達〜』

『エロ漫画家でも、かわいい娘の笑顔が見たい!』


 ……。

 ……。

 これ、同じ作品のタイトルなんです。変えたのはタイトルとあらすじだけで、中身は一言も変わってないんです。

 その結果、どうなったかと言えば、アクセス数が4倍になりました。タイトルを変更して1時間もしない内に、あ、こっちの方が全然いいや。という結論が出ました。

 そして、翌日、めでたくヒューマンドラマの日刊ランキング1位まで上がった『エロ漫画家でも、かわいい娘の笑顔が見たい!』を見て、お風呂シーンはいるんだなぁ……編集者さんのアドバイスは正しいなぁ。と悟りました。

 ……。

 ……。

 さて、編集者さんとの小話の話はここまでにして、宣伝に戻りたいと思います。

『戦え無限術師』のイラストは榎丸さくさんという方に描いて頂いたのですが、そのカバーイラストと、自分の中で一番のお気に入りである、ヒビキ対オークのイラストをカロリーゼロの活動報告に載せたので良かったら見て下さい。

 タワワちゃんが物凄くかわいいです。

 そして、来たる25日に発売される『戦え無限術師』の書き下ろしには、そんなかわいいタワワちゃんのお風呂シーンが載っているので、ぜひ、見て下さい。

 因みに、肝心のお風呂シーンは、編集者さんからは、


「いやあ、カロリーゼロさんらしいお風呂シーンですよね」


 そう評価されました。

 では、長々とした宣伝を読んでくれて、ありがとうございます。それでは失礼します。


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― 新着の感想 ―
今まで読んできた中で一番面白いあとがきだった
[一言] そうか…お風呂シーンは本当に意味があったんだな……お風呂シーンぐらいじゃ入れても売り上げ変わらんだろうとか思ってたよ…すんません‼︎お風呂シーンなめてました‼︎
[一言] なるほど 確かに今ほどエロに規制がなかった時代には エロいシーンってありましたからねぇ 確かにお風呂回とか水着回はアクセス集まりたいですねw
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