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ユキトとアルファナの森  作者: 利
一章 異世界転生
10/17

エルフとの生活

トラックに撥ねられ、子供の姿で転生。そして奴隷狩り、バークウルフの一件からどうにか俺は生き延び、俺はこのエルフの隠れ里アルファナで暮らすことになった。


初めてのエイフィアの記憶の同調、あの激痛を味わってから、もう1週間が経とうとしていた。この世界に来てからになるともうすぐ2週間になる。

この一週間、少しずつだが奴隷狩りの一件の情報を理解できるようになってきた。


事の始まりは俺が全裸で転生した1日前。

エルクの村が奴隷狩りによって襲撃された。犠牲者は確認できているだけでも、20人を超えている。死んだエルフ達のほとんどは若いエルフ達だったらしい。


奴隷狩りたちは腕の立つ傭兵や魔術師を使っていたということだ。まあ、肝心の傭兵や魔術師のほとんどはエルフの戦士と魔術師達によって返り討ちされ奴隷狩りたちにも多大な損害が出た。


がエルフの優勢を挫く問題が起きた。戦いの裏でコソコソしていた奴隷狩りが子供たちを捕らえてしまった。状況は一変、子供たちを人質にされたエルフ達は劣勢に追いやられ、最終的にエルクの村は奴隷狩りの手によって墜ちた。逃げられる住人達は散り散りに逃げ、そしてシルフィーやカレル等の子供達は捕らえられ、運ばれる途中、転生した俺と出会ったのだ。


だが、村の襲撃の際、エルフの戦士達が腕の立つ奴隷狩りと、雇われた傭兵を倒してくれたお陰で、子供達の運ぶ奴隷狩り達は弱体化、カレルそして子供達だけの力であの場面を乗り越えることができたのだ。


他にもカレルや子供達の強さ、魔法を無力化する手錠が安物ですぐに解除できたと言うことも乗り越えることができた理由だが。


ちなみにあの奴隷狩りはグローズと呼ばれる集団らしい。小さな村ばかりを襲う、小さな集団だが、今回傭兵を雇ったことで、魔法と共に剣術に長けたエルフの村を襲える戦力があると踏んで今回の襲撃を実行した・・・と言う見解だ。

他の国とは違い唯一奴隷制度を廃止し奴隷解放を進めている王国アストレアではこのグローズの集団は奴隷狩り、強盗や殺人、沢山の罪で指名手配されている。

おそらく他国、もしくは奴隷趣味の貴族達へ闇市場で売る予定だったのだろうとエイフィアは言っていた。

今もアルファナの森の外や、その周辺をアストレアの憲兵達がグローズの集団を追っているそうだ。だがグローズの集団は、エルクの住人、そしてカレル達が追い討ちをかけるように返り討ちにしている訳で、俺の知る限り、生き残った奴隷狩り達はほんの数人、グローズのリーダーもエルクの戦士達が討っていたらしく、おそらくグローズは壊滅したと言う話だ。


森の奥にはこの森に認められたものしか入れない。特にエルフでもない種族は認められる事がないらしい。エルフ族でも認められない者も中にはいるそうだ。

無理に森に入ろうとしても永遠に迷うか、いつの間にか森の外に出るらしい。

そう行った理由で奴隷狩り共に憲兵達も入る事が出来きない。

今回は森の浅い所にあったエルクの村は今回の標的になったと言うことだ。


事件の爪痕は大きく、

事件の後、バークウルフの時、俺達を助けてくれたエルフの狩人達が、生き延び散り散りになったエルクの住人達を保護、ある者はこの隠れ里アルファナへ自力で避難し、エルクの村のエルフ達は犠牲者を除き、集まりつつあった。


避難し、子供や家族、友人達と再会し涙を流し喜ぶ者、共に悔しさや悲しさを分け合う者


そして、その人達に出会うことができず悲しむ者、憎む者、それらから生まれた怒りや恨みの目は少なからず人間の俺にも向いたことはひしひしと感じていた。


ーーーーーー


「いやー、この部屋もなかなか片付いたね」


「片付たの俺とシルフィーだけどな」


エルフの美女エイフィアの言葉に俺は不服そうな顔でそう返した。

この一週間エイフィアに言葉を教えてもらいながら度々訪れるシルフィーと共に部屋の整理を行っていた。左手は十分に使えなかったが、日に一度訪れるラテアさんの治療と魔法のおかげで腕の痛みの方は負荷をかけない限り感じなくなっていた。


「大分、話せるようになったね、もう何も問題ないんじゃないかな」


「おかげさまで、同調のおかげだな」


エイフィアの記憶の同調、相手の記憶と自分の記憶を交換するこれを、この一週間の間に最初の同調と合わせて3度、俺の同意の元、行った。

あの激痛を味わって尚、行おうと決断した理由としては言葉を早く知りたかった焦りと、同調の情報量を少なくし負担を減らしたから痛みはそこまでないと自身満々にエイフィアが勧めてきたからだ。


そして俺の記憶、元の世界の知識を興味深々に、そして延々と聞いてくるエイフィアへの説明が面倒臭くなってきたのが大きい。こちらが教えれていれば、この世界の言葉を覚える時間が確実に減る。早く言葉を覚えたい俺と、俺の世界のことを早く知りたい彼女としては記憶の同調は俺の痛みやリスクを考慮すればとても都合がよかったのが大きな理由だ


リスクはいくつかある。一度に膨大すぎる記憶や情報の同調は危険だということ。過度に同調をしてしまうと古い記憶は消える、またはすべて消えてしまう場合が可能性としてあるということ。最悪、人格も壊れてしまうかもしれないらしい。

他にも、同調する記憶を確実にこの記憶だけと正確に選べないということだ。今回もエイフィアは言葉の知識だけを同調するつもりだったが、それとは他に、俺の世界の見たもの感じたもの、そしてとても残念なことに俺の羞恥・・・誰にも知られたくない記憶までが入ってきたらしい。


3度目の同調でそのことを教えてもらい。


『まあ、男の子だからね、他の人に知られたらドン引きされるだろうけど、気にしないよ・・・・・うん、実をいうと引いた』


と言われ、1日中エイフィアとは顔を合わせられずにいたのは、つい先日のことになる。


同調に関しては、情報の量を最初の時よりも更に落としてもらい、おかげで同調の後、軽い頭痛と吐き気が来る程度だが、3回目にはほとんど負担がないようになっていた。エイフィアが言うには同調に俺が慣れてきているからと言いうことらしい。


同調で、知識は確実に自分の頭の中に入っているようで、2回目の同調の後には簡単な会話ならできるようになっていた。


「そうだね、言葉の知識はもう多分、君の中に入っているはずだからね、今まで教えていたのも勉強じゃなくて思い出していく作業って言ったほうが正解かもしれないね」


「だよな、こんな短期間に話せるようになるとか異常だもんな・・・てかさ、最初のやつってさ、どのくらいの記憶を同調したんだ?」


未だ、お恥ずかしいことを知られてしまい、羞恥が残りながらも、同調とエイフィアの勉強のおかげで問題なく話せる程まで言葉を理解することができていた。


「父からもらっていた量の10分の1位かな?かなりセーブしてたと思うよ。」


「セーブしてあれですか・・・ハイエルフてすげぇな・・・あ、これなんて読むの?」


お互い本を読みながら話を続ける。

同調の際、彼女と彼女の父はハイエルフだということを知る事ができた。がこのことはエルフの皆には隠しているらしい。

記憶の同調はエイフィアではなく、彼女の父親が作りそれを彼女に記憶の同調で伝承した魔法だということも知る事ができた。

そして彼女にはもう両親がいない事も、その理由も、その時の悲しみも、知ってしまった。


「それはガルーダだね。鳥の魔物だよ。」


「あーガルーダね。なかなかカッコいいな」


「はは、魔物をカッコいいって言う人って珍しいね。まあ、君たちの世界からしたら当然なのかもしれないね」


「まあな、こっちじゃ敵だったりするけど味方や仲間になったりするからな、こっちの魔物は被害ばかり与えるんだろ。見方も変わるだろそりゃ」


「魔物は忌むべき対象だからね。増えれば動物や魔獣達を減らして、人を襲う、土地を荒らすし、第一、見境いがない」


「でも、動物と魔物が分かれてるって意外だったな。こっちの話じゃ、出てくる動物はみんな魔物で統一してたし」


「一応魔物でも、一部は魔獣とかで分類されてるけどね。大体、見境なく襲ってくるのが魔物、魔獣と動物はひとくくりにされている事が多いね

全部が全部悪い魔物って訳でもないんだけどね。種類によっては無害な魔物もいるけど。

あ、でもドラゴンとかはカッコイイとか言う人は多いかもしれないね。特に子供や戦士達には」


「ドラゴンはどこでもそうなのな・・・あ、じゃあ、俺たち襲ったバークウルフってあれも魔物か?」


「あれは、魔獣だよ。攻撃的だけど、見境なく襲う訳じゃない。君たちを襲ったのも縄張りに入ってきたからだと思うよ。」


お互い本から目を離さずに会話をする。部屋の中には話し声と本をめくる音だけが聞こえていた。


「・・・・・なんか悪い事したな。」


「お互い生きる為だから、仕方ないさ」


あれから一週間以上たったにも関わらず、奴隷狩りと狼を刺したナイフ越しの感触を、ふとした瞬間に思い出す。

その度に嫌悪感、罪悪感が吹き出し気分が悪くなる。そして今も。右手を見てみると微かに震えている。しばらくは忘れそうにないだろう。

手が震えている事に気付いたエイフィアは本から俺に視線を移し方を開けた。


「君があそこで刺さなかったら、今頃、君も子供達も奴隷市場で売られていたかもしれない、もしくはシルフィーや他の子も死んでいたっておかしくはないんだ。悔やむことはないよ。君はあの子供達を助けたんだから」


「・・・仮にそうだとしてもな・・・俺そんなにわかりやすい?」


「同調の時、その記憶が結構強かったからね。思い出す度に苦しいのは前からわかってたよ」


「・・・悪いもん、見せたな」


「大丈夫、父の記憶にもそういったものもあったから、今はもう、いい気分がしないだけで苦しくはないさ、君の知識をもらう対価と思ったら安いものさ」


エイフィアはその穏やかな表情を変えずに淡々と話し出す。


「・・・そうだね、ここでは君の世界とは違って珍しい事じゃないから。たぶん慣れているんだと思う・・・君の世界と比べてここは殺しや殺される事が身近なことだからね」


彼女の言ったことにはすぐに納得ができた。こちらに来てすぐに起きた奴隷狩り達との一戦、そして自分の手で直にそれを行ったからだろう。未だ手に残る生々しい感覚が理解を深くさせた。そして命のやり取りが身近にあるということを再認識し、恐怖が湧いてくるような感覚に身が強張り、いつの間にか本のページをめくる手はとまっていた。


「エイフィア―来たよー」


扉の向こうから玄関の戸が開く音と同時に女性の声が聞こえた。そのまま足音はこちらの部屋の扉まで近づいて来る。扉の前で足音は止まると扉が開いた。


「おはようラテア」


「おはようって、もう昼近いし」


エイフィアが女性を迎え、女性もそれを返す。


「お、前より片付いてるじゃん。ユキト君やるねー」


「ど、どーもです」


扉を開けて入ってきたエルフ。女性にしては短い長さの橙色の髪、元気ハツラツとした雰囲気を持っている。腕のけがで何度もお世話になっているラテアさんだ。

もちろんのように美人なその容姿だが、明るい印象がある分、エイフィアより綺麗よりも可愛いが強いかもしれない。


何より特徴的なのは、その豊満な胸だ。おそらく世の男共の目線はその魔力に釘付けになるであろう。現にこの一週間、治療を受けていた俺もその魔力には逆らえず。その胸に引き付けられる目線を必死に首ごと離すことがせめてのもの抵抗だった。


「じゃあ、ユキト君、勉強中悪いけど、腕診せてもらっていいかな」


「はい、よろしくお願いします」


またあの胸の魔力との悶々とした葛藤の時間がやってきた。さらに幸せなことに・・・いや、最悪なことに今日は谷間が見えるゆったりとした服装なのだ。これは心してかからないと俺の眼球は簡単にその魔力に負け釘付けにされてしまうかもしれない。

覚悟を決めながら包帯の巻かれた左腕を差し出す。慣れた手つきで包帯をスルスルと解いていくラテアさん。包帯を解き終わった腕には生々しい傷跡が残っているものの傷自体はこの短期間にほぼ治っていた。


「うん、あとちょっとだね、痛みとかある?」


「いえ、もう感じません。力入れるとほんの少し、痛いってくらいで」


「その痛みはすぐになくなると思うよ。多分肉が早く治りすぎて強張ってるだけだと思うから。すごいよ、もっとかかるかと思ってたのに。あ、指はどう?」


「はい、問題なく動きます」


と握ったり開いたり、胸の魔力と闘いながら指を動かしてみる。


「よかった、もう大丈夫そうだね。・・・でも傷跡のほうはは少し薄くなるか小さくなると思うけど、それでも完全には消えないと思う・・・」


普段笑顔の彼女、傷のことを話す彼女の表情からは、その明るい笑顔が少し暗くなったように思えた。


「わかりました。大丈夫です。長袖来ていれば見えませんし。それ以外が完全に治るだけでも、とても有難いです。ほんとにありがとうございます」


本心だ。彼女を励まそうとしたわけでもない。あの怪我、おそらく俺自身、後遺症が残るかもしれないと自分でもそう思っていた。それが後遺症もなく、さらに短期間の間に治っている。俺としては感謝の気持ちだけしかないのだ。もし傷跡が残ることで彼女が無力感を抱いているのなら、それはお門違いというものだ。それなら自信満々に治療費を請求してきてもらったほうが、こちらとしても気分がいい。・・・金ないけど。


心からの礼を言いながら頭を下げる。少しの沈黙の後、キョトンとしたラテアさんは顔を上げようとした俺の頭を鷲掴みにする。そして乱暴に撫で回した。


「スゴ!もうほとんど話せるようになってんじゃん!やるねぇ!もしかして頭いい??」


「あー、いや・・・エイフィアに教えてもらったので・・・」


「あーらあら、謙遜しちゃってー、って、そうだ。」


突然何か思い出したように、ラテアさんはエイフィアに視線を向けた。


「ごっめーんエイフィア、手伝って!」


説明足らずの言葉、だがエイフィアはそれだけの言葉で理解したように本を閉じ椅子から立ち上がった。


「うん、調度、体を動かそうと思ってたところだしね。付き合うよ」


「恩に切りますぜエイフィア様」


エイフィアの答えにラテアさんは、おどけたように礼を言うと、先に準備してくるから、と一足先に部屋を出て行った。

その間に、エイフィアは壁にかけてある上着を羽織り、外出の支度を整え、俺に視線を移す。


「君はどうする??一緒に来ないかい?」


「・・・いやいいよ、みんなの気分悪くするだけだろ多分」


「まあそうだろうけど、このままじゃ引きこもりルート直行だよ」


「あーそれは嫌だぁー」


「どちらにしろ君は私と一緒にいなくちゃいけないんだから」


引きこもりにはなりたくはないが、あの視線を浴びるのもいい気分はしない。

悩んでいる間にエイフィアは身支度をほとんど終え。髪を無造作に束ねているところだった。


「・・・・もうちょい綺麗に結べねーのかよ」


エイフィアの髪はほかのエルフに比べても、綺麗だが、残念なことに当の本人は自分の髪形についてはとても無頓着、邪魔にならなければいいと後ろで軽く結んでいるだけである。

・・・・まあ、それでもだらしなさを感じさせないくらい綺麗なのだが・・・本人は切ろうともしたらしいのだが、ラテアさんが綺麗な髪なのにもったいないと許さなかったらしい。


「邪魔にならなければいいし・・・ちゃんとした時はラテアが結んでくれるから大丈夫だよ、それに自分でしても変になるし・・・そうだ、よかったら結んでくれるかい?」


「・・・貸してみ」


椅子移動させにそれを足場にエイフィアの後ろに立つ、俺の前に座っているエイフィアの髪をほどく。棚に置いてある櫛を取る。たまには使えとラテアさんがおいていったものらしい。

いくら梳いても引っかかりもしない髪は、トリートメント仕立てのような滑らかさで、すぐに整った。


前髪を少し残し、ゆっくりと引っ張らないように後ろでまとめる。残った前髪は少し垂らしたり、邪魔になりそうなのは、余裕を持ちながら、引っ張らず、少し垂れるくらいに横から後ろに持っていく。そしてまとまった髪を根元ではなく、少し髪の先端に進んだ場所で結ぶ。結んだ場所から根元の髪の中央を裂き、その間に毛先を内側に一回転さえる。


元の世界で、小さい頃よく妹達の髪を結んでやっていたおかげで多少の髪形は覚えていた。この髪型も上の妹がオシャレ過ぎずラフ過ぎないと気に入っていた髪型だ。


「へぇ、やっぱり上手いんだね、美幸ちゃんが良くしてた髪型かな?」


「その記憶も行ってんのな・・・まあそうだよ・・・でも、すげえな、お前ん髪、すぐに纏ったし全然引っかかんねえ。美幸達の髪結ぶときはこうもすぐにできなかったわ。エルフの髪って皆こんなんなの?」


「・・・さあ、それに関してはわからないなぁ、他のエルフの髪とか触ったことないし。ヒュムのとも違うのか・・・調べてみようか・・・・」


「今はやめろよ、遅れるぞ」


「そうだね、髪ありがとう。また頼むよ。」


「ラテアさんいるだろ。てか自分で覚えろよ」


「君の方が上手いし、ラテアはクビかな?時々結び方キツイし、自分でするのは論外かな、めんどくさい」


ラテアさんが知らないうちに、エイフィアの髪結いの仕事を奪ってしまった。


「ひっで」


「ははは、じゃあ行こうか」


お互いに一笑して、少しの沈黙の後、彼女は手をこちらに伸ばす。


「・・・他のエルフの気分悪くしても、俺のせいじゃないからな」


「うん、わかってる」


「・・・一応25歳だからな」


「うん、知ってるよ」



そう言いながら。優しく微笑み、彼女は手を伸ばし続ける。そんな彼女の目の前に、その手を拒むことをできなかった。吸い込まれるように俺の右手は彼女の左手の上に置かれたのだった。


俺の手を受けとった彼女はクスリと微笑し


「どう見ても子供なんだけどなあ」


「言っとくけど、お前と3歳しか違わねーぞ」


「ああ・・・そういえばそうだったね」


エイフィアはアラサーである。





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