ぼくは こころで いのってる
母よ ぼくは あなたの笑顔を
幼い時から すきだった
けれども あなたも 一人の女
それが ぼくには かなしかった
あなたは ぼくに 教えてくれた
男は おしゃれを するものでないと
ぼくは それを まにうけて
身ぎれいにする どりょくを すてた
ぼろを きてたら 心も ぼろだ
それが ぼくには わからなかった
母よ あなたは それでもぼくを
だいじに だいじに 愛してくれた
いつでも ぼくを ほめてくれた
ぼくは それを まにうけて
ぼくは 人から 愛される
値打ちが あると 信じてた
とっても ばかな ぼくだけど
おかげで なんとか 生きて来た
母よ あなたは 墓のなか
そして ときどき 夢のなか
いまでも ぼくの 中にいる
この世の すべての 女の子
どうか あなたも いつの日か
母に なる日が 来ることを
ぼくは こころで いのってる
ぼくは こころで いのってる
ぼくは こころで いのってる
ぼくは こころで いのってる