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疑惑の恋心  作者: バルサミ・N・ぽん
二年生編
8/13

第八話

「ん~~」


と思いきり伸びをした。


時間を確認すると余り経っておらず、見たところ10分ほどしか経っていなかった。


「おはよ、佐藤くん」


「おはよう~。手伝うって言ったのにいつの間にか寝ちゃった、ごめんよ」


「いいよ、私もちょうど休みたかったし」


と言いながらすぐにパソコンの画面に向き直った。


後ろから眺めていると、動画投稿サイトを見ているようだった。


『キャー、このキャラカッコいい!!』だったり、『このメイク上手~』とかをまるで俺のことをいないものとしているようだった。


突然、


「そういえば、さっき寝てる時に『女子ってこえー』みたいなことを言ってけど、

どんな夢をみたの?」


と聞かれた。


正直、話すか悩んだが、いい機会だと思い来てみることにした。


「過去にあった話なんだけどさ…」


と話し始めた。


前後の関係なんかも簡潔に纏めて5分ほどで話した。


話した内容は理久には話せると思うが、なんで中村さんに話そうと思ったかはよくわからない。


「話を聞いてさ、女子目線からはどう思った?」


「そうだな~。みんな多かれ少なかれそんな感じだと思うよ」


「そっかぁ~。ありがと」


と少し悲しそうに返事をした。


「全然いいけど、佐藤くんはピュアなんだね」


と揶揄われた。


"ピュア"そう聞いて思考が止まった。


すると、横から笑い声が聞こえてきた。


「どうしたの?中村さん?」


「い、いやそんなに面白い反応をするとは思わなくて、、。あとそんなに捻くれたことを思ってるとも思わなかった。」


と5分くらいずっとツボに入ったように笑っていた。


「あー、面白いものが見れた。動画の続きをみよう」


といって今まで見ていたものとは違う種類の動画を見始めた。


休憩もそこそこに課題の続きを終わらせて、動画を見たりと朝が来るまで楽しんだ。

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