第七話
サークルの人達と遊んだり、バイトをしたり、理久と中村さんとで一緒に講義を受けてる。
大学生らしい生活を送られている。
とても大満足だ。
そんなこんなで前期の終わりが近づいていた。
残り少なってきた課題を終わらせに大学に来た。
三時間ほど集中力が切れてきた頃にドアが開いた。
「あ、佐藤くんだ!どうしたの?」
「ん?中村さん。俺は課題をやってたんだよ。」
「手伝って!!」
「いいけど、唐突だね」
携帯で時間を確認すると16時なっていた。
帰ろうと思っていたが、明日の予定はないから一回帰ってからお風呂はいってからにするかと決めた。
「そうだな、一回帰ってから、戻ってからでもいいなら一緒にやろーよ。」
「ありがと!!助かるよ!!!」
「なるべく早く戻れるようにするけど、課題をちゃんと進めるんだよ」
そう言い残して一旦家に帰った。
家でお風呂や食べるものの準備に一時間半ほどかけて大学に戻ってきた。
「中村さん、どこまで進んだ?」
とドアを開けてから聞いてみた。
「ほとんど進んでない」
と笑いながら言われた。
それから三時間ほどしゃべりながら中村さんの前期分の最終課題を終わらせていった。
零時くらいで俺に睡魔がやってきた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
背格好が中学生くらいに戻っていた。
隣にいるのは女の子だ。
「本当にあの子のこと嫌い。喋りたくない。」
「え?本当にいつも仲良く話してた気がしたけど?」
と自分の言葉で思い出した。
そうだ、この時はいつも男女4人で過ごしていた。
自分の現状を認識していると次の言葉が来た。
「何言ってるの?そんなのフリに決まってるじゃん。周りの人に嫌われたくないからだよ。」
「そうなんだ」と呟きながら、頭では別のことを考えていた。
その日のことが鮮明に蘇ってきた。
隣にいる女の子に告白する予定だったんだ。
でも、その言葉を聞いて俺のことを別の場所で悪く言われていることを想像していた。
その光景にビビって告白を日和ったんだった。