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疑惑の恋心  作者: バルサミ・N・ぽん
二年生編
6/13

第六話

無事に単位をすべて取得し、軽音部も学祭以降は特にやることもなかった。


春休みは家でのんびりしたり、バイトをしたりと充実していた。


オリエンテーションあるから家からでた。


「理久、おはよ!」


「直人、おはよー」


「伊藤、その人だれ?」


と隣から女の子が顔を出してきた。見たことのある人だった。


「あぁ、こいつか。佐藤直人っていうんだ。よく講義中に寝るけどいいやつだよ。」


「そうなんだ。佐藤君ね。よろしくね」


「よろしく。名前は?」


「私は、中村あやねっていうの。」


「そうか。中村さんね。よろしく。せっかくだし連絡先交換しようよ。

ていうか理久、いつの間に女子と仲良くなってたんだよ。」


「そりゃあ、直人が軽音部で楽しくしてる間にだよ!」


「え?佐藤君、あれから軽音部に入ったんだ?」


「うん、そうなんだ。」


「へー。カッコイイね」


「あ!直人の顔赤くなってる」


「なってねーよ!おちょくるなよ!!」


と他にもいろいろな会話を楽しんだ。


家に帰って落ち着くと、びっくりした。


まさか、一年の時に軽音部の見学のときに会っていたあの女の子が中村さんだったなんて。


相手も俺のことを覚えているとは、思わなかった。


軽音部で話せる人増えている。


でも、足りなかった。上手く歌えた時のような充足感ほどではなかった。


中村さん、理久と講義を一緒に受ける友達も増えた。


これからの大学生活が楽しみになってきた。


次の日の講義のある部屋に着いた。


講義が始まり、15分ほどしてから中村さんが後ろから入ってきた。


「おはよ。佐藤君」


「中村さん、おはよ。遅刻だね」


と言いつつ中村さんを見た。


見た目はすごい派手な髪の毛の色をしていた。


「仕方ないじゃん、メイクとか女の子には準備があるんだから。

そんなこと言ってると女の子にモテないよー」


とニヤニヤしながら言ってきた。


「やめてくれよ。モテないの事実なんだから」


とだいぶ凹んで見せた。


「嘘だよ」とニコニコ笑っていた。


「全く。ちゃんと講義うけようぜ」


と言ってそれからはちゃんと講義を受けた。

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