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疑惑の恋心  作者: バルサミ・N・ぽん
一年生編
3/13

第三話

いつもの様に通話アプリを使ってグループの人達と話していた。


共通のゲームや自分たちで決めたルールで遊んでいた。


このグループでは完全にネットだけの関係だったので、


よくいる出会い厨だと勘違いされないようにだけ気を付けていた。


その中の一人から『一緒にゲームをしませんか?』と連絡がきていた。


通話によく参加していたが、


誘われることは珍しかったので『いいですよ!いつからにしますか?』


『今からとかどうですか?』


『おけです!!』


と言ってその日は通話はせずにゲーム内のチャットで終わらせた。


しばらく経ったある日同じ人から連絡が来ていた。


『ノリさんがよければ、わからないことが色々あるので通話しながら一緒にゲームしませんか?』


来ていたので、


『いいですよー』と返した。


その人と4~5時間くらいずっとゲームをしていた。


初めて通話したが相手は女性だった。


とても楽しかった。


三ヶ月くらいグループ通話をしたり一緒にゲームをしたりして楽しんでいた。


急にそのグループがなくなっていた。


事情はよく分からなかったのだが、


一緒にゲームしたり、通話したりと楽しかったのもあり喪失感が常に付き纏っていた。


グループがなんでなくなったのか時々考えていた。


そんな時によく一緒に遊んでいた人から連絡が来た。


『ノリさん、最近元気ですか?』


『元気ですよ!』


『いきなりなんですけど、グループで揉め事ってありました?』


その連絡でとても嫌な予感がした。


『僕にはなかったですよ。どんな事情か知っていますか?』


『そうなんですね…私は色々あったので通話しませんか?』


とのことだったのですぐに連絡した。久しぶりに通話して楽しかった。


解散した理由は思ったよりエゲつなかった。


付き合っていると思わせておいてその実は○フレだったというものらしい。


話が終わってから「はぁ、人のこと嫌いになりそう」と呟いていた。

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