表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
疑惑の恋心  作者: バルサミ・N・ぽん
二年生編
10/13

第十話

遂に本番の日がやってきた。とても楽しみだ。

前回と違って今回は屋内でのライブだ。

お題が決まっているため、披露する曲が被ったり、似たような曲が多いと思う。

聞いている限り、とても似ている曲がすでに多い。

クリスマスということもあり、どうしても"恋人"という存在を意識してしまう。

恋人→好きな人→中村さんと連想ゲームみたいな発想で頭の中に浮かんできた。

多分、この4月から休み以外は大学で顔を合わせていたからだろう。

その思考に驚いていると、いつの間にか順番が回ってきた。



二回目のライブだから、緊張はしていない。



あっという間に5分が経ち歌い終わっていた。

片づけをしていると


「めっっっっっっっっちゃよかったぞ!!!」


「何となくだけど、直人の感情っていうか想いが伝わってきてすげー感動できた!!」


とみんなが口々に褒めてくれてた。とても恥ずかしかった。

照れながらも


「ありがとうございます」


と何とか返事が出来た。

その後のライブは申し訳なかったが、全くと言っていいほど、

集中できなかった。何となく中村さんが好きになっているとは思う。

が、まだ好きになったと認めたくない。


そんなことに頭を使っていると、ライブ終わっていた。

そして、片付けの後にある今回のライブのナンバー1の発表がある。


「みんな、片づけありがと!事前に連絡してた通りに今回のナンバー1を発表する!」


「「おぉぉぉぉ」」


「「待ってました!!!」」


と各々が反応をした。

そんな中、俺はまだ思考が好きであろう人囚われていた。


「皆も予想と当たっていることを願おう。」


ドゥルドゥルドゥルドゥルと再びBGMを使っていた。

皆は、誰にしたんだろうと他人事ように考えていると、


「直人だ!!」


と部長が答えて、拍手をしてくれた。

俺が驚いていると、皆が


「今回は直人に譲ってやるよ。」


「あんなの聞かされたら、直人が一番だって思っちゃったな」


部長が近づいてきて


「どうだ?ナンバーワンの感想は?」


「すげー嬉しいです」


と素直に答えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ