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俺の『全自動支援(フルオートバフ)』で仲間たちが世界最強 ~そこにいるだけ無自覚無双~  作者: epina
第四章 勇者裁判

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56.魔王にしてみれば勇者か聖剣をどうにかしちゃえばいい

 俺たちは目覚めて休憩室に戻り、レメリとエチカに事情を打ち明けていた。

 幸い裁判はまだ再開されておらず、俺たちが廊下で寝ていたことも騒ぎにならずに済んだようだ。


「シーチャ、ひどいのです。このままいなくなられてたら、です。私は二度と立ち直れなかったのです」

「うっ……ごめんよ」

「許すのです。私も無神経なことを言ったのです。ごめんなさい、です」


 シーチャの脱走を阻止できたことで、どうにかパーティクラッシュは免れたようだ。

 果たしてあのとき三人で探していたら、ナイちゃんの導きがあったかどうか……。


「そういえば、あの夢はなんだったのかな~?」

「夢なのです?」

「あー、それはとりあえず後にしない? アレスのことを話そうよ」


 我ながら下手な話題そらしだけど、もっと重要な問題が残っているのも本当だ。


「う~ん、でも王様は何考えてるのだわ? シーチャのスキルが使えないのがわかってて、どうして?」


 エチカがむずかしそうな顔をしながら、う~んう~んと唸ってる。


「普通に考えればアレスへの脅し。裁判って場を整えたことを考えると旧大陸側の国々や、神殿関係への根回しをするためだね」

「ねえ、今スラッドの話を聞いてて、すごく嫌な予感がしたのだわ。このまま、勇者アレスを完全に抹殺するのが王様の目的だったらどうかしら? 例えば実はすでに魔王側に寝返ってて、勇者を殺そうとしてるとか!」


 エチカの陰謀論は面白いけど……。


「それはないと思う」

「スラッドがそう言い切れるのはどうしてなの?」

「王が魔王側ならアレスを暗殺するだけでいいからだよ」

「なんにせよ、魔王にしてみれば勇者か聖剣をどうにかしちゃえばいいわけだしね~」


 俺とシーチャの言うことにレメリも同調する。


「実際にこれまでにも刺客が送られてきているのです。というか、エチカも戦ったのです」

「え、あたしも?」

「ほら、我こそは魔王なんちゃら~って名乗ってた魔族がいたでしょ。弱かったけど」


 シーチャに言われて思い出したのか、エチカが手を打ち鳴らした。


「あー、そうね。シルフの友達に強化してもらった矢を一度に五本射ったら、あっさり倒れたのだわ」


 俺が寝てるときの話か。

 というか、エチカがいつの間にか初心者脱出して、すごく強くなってない……?


「こうなったら、本人に事の次第を訊いてみるしかないかな」


 俺が大きく伸びをすると、エチカが顔を覗き込んでくる。


「本人? アレス……じゃないわよね。いったい誰の話をしているのだわ?」

「もちろん国王……カシウ=セイウッド=ベルクラフトその人にだよ」

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【悲報】生殺与奪の権を竜に握られた人類、竜国の使者を「田舎者」呼ばわりしてしまう ~俺は学院生活を楽しみたいだけだから気にしないけど、俺を溺愛する竜王族の姉は黙ってないかもしれません〜
― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公と国王…いやカシウとの対話ですか…読者は初めてカシウとはどんな人なのか知ることができますねぇ!…主人公なら国王としてではなく、カシウとして対話できるのはガン細胞以下のお守りを任されて…
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