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俺の『全自動支援(フルオートバフ)』で仲間たちが世界最強 ~そこにいるだけ無自覚無双~  作者: epina
第一章 再出発

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19.あたしがついていくのは構わないのよね?

「おいしい~っ! 人間の街の食事ってこんなにおいしいの!?」


 朝帰りで宿に戻ると、エチカがロビーの食堂で朝食を食べていた。

 ちょっと心配だったけど、宿の人も把握してくれてるから問題なかったみたい。


「あっ、おはようスラッド! どこに行ってたの?」


 どうやら俺が先に起きて出かけていたと思ってるようだ。


「おはようエチカ。ちょっと朝の散歩にね」

「へ~。ねえねえ、そんなことよりご飯がものすごくおいしいのよ! それに、ちゃんとエルフ用に野菜主体のメニューなの。人間の街ってすごいのね。なんでもあるわ!」

「そうなんだ。よかったねぇ」


 あまりにも幸せそうなエチカにほっこりしちゃう。

 だけど、これが普通だと思われちゃうと、それはそれでまずい気がするんだよね。

 ちゃんと言っておかないと。


「でも、この宿はものすごくいい宿だから、本当だったらすごく高いと思うよ。普通に泊まるのは無理だから、当たり前だと思わない方がいいんじゃないかな」

「ん? でもスラッドがいれば特典で無料になるんでしょう? だったら何も問題はないのだわ!」

「でも、ほら。冒険者でいるのも俺が家に帰るまでの予定だから」

「えっ、そうなの?」


 あれ、言ってなかったっけ。


「実はいろいろあって無一文も同然なんだ。だから路銀を稼ぐために冒険者を再開したんだよ。だから家に着いたらまた引退するつもりなんだ」

「ふ~ん……」


 エチカと会話していると、なんと頼んでないのに俺の分の朝食まで運ばれてきた。

 俺のは人間用だからか肉が多めだ。

 席について両手を合わせてから「いただきます」と感謝を捧げる。


 メインディッシュは鴨肉のソテーかな。

 うわっ、このソースからはすごくいい匂いがする……いったい何を使ってるんだろう?

 うん、ものすごくおいしい! やわらかくて、舌の上でとろけてく。

 これは癖になりそうだ……。


「ねえ、スラッド」


 顔を上げると、エチカが真剣な顔で俺を見つめていた。

 食が進んでない。どうやら何か考え事をしていたようだ。


「その旅って、あたしがついていくのは構わないのよね?」

「え? うん、そうだね。エチカがいいっていうなら」

「じゃあ、やっぱり問題ないのだわ!」


 にぱーっと笑って食事を再開するエチカ。

 この子は本当に幸せそうに食べるなぁ。


「まあ、本当は街を出るときは同じ方向に行く冒険者のパーティに加えてもらうつもりだったんだけど……」

「そんな必要はないのだわ! あたしがついていくもの!」


 そっかぁ。

 ついてきてくれるっていうなら、ちょっといい保存食を買っておこうかな。


 ……いや、ちょっと待って。

 ミティエさんの言ってた「結婚」というキーワードが頭をよぎったぞ。

 ひょっとして、エチカは俺の旅に同行して……家に到着したら一緒に住もうとか言い出すんじゃなかろうか。


 まさか、さすがにそれはない……よね?


「ん? スラッド、あたしの顔に何かついてる?」

「ううん、なんでもないよ」


 さすがに本人には聞けないし。

 俺の考えすぎだったら恥ずかしい。

 まだ会って一日なんだし、きっとミティエさんの考えすぎだよね。

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【悲報】生殺与奪の権を竜に握られた人類、竜国の使者を「田舎者」呼ばわりしてしまう ~俺は学院生活を楽しみたいだけだから気にしないけど、俺を溺愛する竜王族の姉は黙ってないかもしれません〜
― 新着の感想 ―
[気になる点] >「ん? でもスラッドがいれば特典で無料になるんでしょう? だったら何も問題はないのだわ!」 疑いすぎかもしれないけど、 主人公に依存・たかる気満々にも思える台詞で苦笑 この人とずっ…
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