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プロローグ

プロローグと1話は同時投稿です。

「リューディア・リンドロース。お前との結婚など出来ようはずもない。

 よって今ここで婚約を破棄する」


 小柄で童顔な、守ってあげたくなるような女子生徒を背後にかばいながら、アルベルト殿下が私に婚約破棄を宣言する。

 やっぱり逃げられなかったのかと落胆すると同時に、お父様とお母様は計画通り動いてくれただろうか。

 リンドロース家に入り込んだ()()をきちんと除籍させてくれただろうか。


 でもあの2人なら大丈夫。貴族としてどうするべきかちゃんとわかっているから。

 実の娘に乗り移った()()()のせいで没落するなんて選択肢は選ばない。

 だけれど今の私は()()()()・リンドロースなのだから、リンドロース家の恥にならない振る舞いをしなければ。


 それがきっと、ここまで育ててくれたお父様とお母様への恩返しになるだろう。






◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆







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