、、、、フエクォ、隍ヲ、ォ
やあ、君ははじめましてだね?
タイトルが文字化けしているのが気になって覗きにきてしまったのだろう?そうだろう?
でもこのタイトルは特に深い意味はないから詮索しないでほしい。
意味の薄い文字列をあれやこれやつついたって君は面白いかもしれないが、僕はつまらない。
そうだなぁ、いま僕は語る気分じゃないから君が語ってよ。
僕は色んな世界を夢見るんだ。いま目の前に居る君も、僕の眺める世界の人物なのだろう?
次から次へと現れては消えていく、そんな忙しない記憶のひとつだ。出演料も出ないのにごくろうなことだね。
こんな纏まりのない場所で噂話をしてるんだ。又聞きだったり、直接見たり、伝承だったり。嘘も多い。
君はどんな話を持っているのかな。聞かせてくれないかい。
・・・
あー、あー、君の話は長くなりそうだからやっぱりいいや。
それより聞いてくれない?朝おきたら手の爪が全部縦に割れていたんだ。
親指は縦に一本、人差し指は縦に二本、なんて具合に。指先からじんじんと伝う痛みを感じながら割れ目を数えてしまった。8本目を数え終わる頃に洗面台の蛇口から水が勢いよく噴出して・・・
あれ?君の家の蛇口が開く音がしなかった?きのせい?そっかぁ。
でも今は後ろを振り向かないほうがいいよ。あまりまわりを見渡さないほうがいい。
・・・暇だよね?ずっと前を見ているだけじゃ暇だよね?その気持ちわかる~。
しょうがないから今回は僕が語ってあげるよ。
さっきも言ったように僕はいろいろな世界を覗けるんだ。でも何一つ干渉できない。僕の声は誰にも聞こえない。
君には聞こえているのかな。まさかね。
少し早いけど、もう目が覚めてしまうよ。これからって時にすまないね。毎回ここには長く居座れないから語るものも短めのものになってしまうだろうね。
また運よく出会えたら話の続きをしようよ。もちろん君が語ってくれてもいいんだよ。
・・・
あー、あー、君の話は長くなりそうだからやっぱりいいや。
とっつぁんぼうやが、架空のいろんな伝承や物語をまるで映画を見て来たかのように語ってくれる話です。
終始こんな感じで進むと思います。