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第2話 人生色々

カナ…本名笹桐神奈はSEXが好きだ、だから風俗嬢をしている。

彼女が処女を捨てたのは高校一年の頃で、相手は恋人で漫画研究会に所属している人とだ。


だがその初恋の人とは長くは続かずそれ以降、神奈は様々な男と付き合っては別れてを繰り返していた。


それと同時に小遣い稼ぎの為に夜の街に出掛け、援交等をしていた…神奈にしてみたら、簡単に小遣いや又はプレゼントが手に入るからバイトをするのが馬鹿らしかった。


そんな生活をしていて、神奈も大学生になった頃に何人目かの恋人が出来た……だが其は男ではなく女だった。


彼女の名前は日野優理、正義感が強くそして物凄く神奈の事を愛していた。


優理と過ごした日々は非常に楽しく、今まで付き合っていた人の中で一番楽しいと感じていた。


がそんな幸せも直ぐに消え去った、彼女共々初恋の相手に強姦されたのだ…彼と別れた後、彼は神奈に付き纏うストーカーになった……だが今までは明確には接触等はしてこなかった…然し今回は行幸とばかりに二人がいるマンションに押し掛け、そのまま二人を強姦した。


元彼はその場で警察に捕まったが、二人の中に決定的なヒビが入ってしまった…優理と神奈はその日以来顔を見せず、月日が立っていき、突如として宇宙から現れた異星人と戦争に突入した。


その異星人との戦争に神奈は参戦した、地球を侵略する異星人を追い出したいと言う意思の元、軍に入った。


神奈の初陣は訓練中に起こった、訓練中に突如として空中に現れた異星人の軍艦に奇襲を受けたのだ。


目の前で同僚や教官が死ぬ中、神奈はレーザーや砲弾が降り注ぐ基地内を掛け戦機を格納しているガレージを目指した。


戦機とは戦闘歩行機の略称であり、戦車より頑丈で火力も凄まじい50mの巨人だ。


神奈は既に旧型となった第一世代 打刀に乗り込み、授業で呼んだマニュアルを思い出しながら、鋼鉄の巨人を立ち上げた。


それと同時にガレージに異星人の歩兵と四脚型戦車が雪崩れ込んだ、だが神奈は怯まずにその一団に向け120mmチェーンガンを放ち、即座に赤黒の霧とスクラップに変えた。


神奈は叫び声をあげながら打刀をガレージから出し、異星人の軍に向け搭載されているあらゆる兵器を使いがむしゃらに戦った。


気が付けば、神奈は軍の病院に居て目の前には泣きそうな顔をしていた優理がいた。


優理曰く、救援に基地に到着したら半壊した打刀に搭乗していたと言っていた。


此が優理との久しぶりの再開だった、優理は戦争が起きる前に軍に入っていて、今では軍の特殊部隊に所属していると言っていた……その後、何故か謝罪の言葉を言いながら又付き合って欲しいと言った。


彼女曰く、あの日以来神奈に会う勇気そしてどう声を掛けるか分からず其のまま月日と会う機会を失ったと言う。


神奈はそんな理由を笑いながら、優理の頭に手を置きながら「戦争が終わったら言うよ」っと答えた。


本当は直ぐにでも寄りを戻したいと思ったが、生きる理由を今より更に強く付けたからだ。


神奈は此れから死ぬ訳には行かなくなった。


其から神奈は直ぐに優理とは別の特殊部隊に配属になり、其処で様々な戦場を這いずり回った。


例え絶望的な状況でも決して諦めずにどんなに損害が出ても異星人部隊を撃退しつづけて行った。


いつしか神奈達がいる部隊は『死神』と呼ばれる様になり、部隊名も必然的に『リーパー隊』となった。


そして、地球の軌道上にある異星人の母艦に対し…リーパー隊と優理が率いる『ハーヴェスター隊』と軍のほぼ全兵力による総攻撃により母艦は破壊され、多大なる犠牲を払いながら人類は異星人との戦争に打ち勝った。


人類が急ピッチで造った宇宙船の中で優理は神奈に対し答えを聞いて来た、神奈は無言で優理を抱き締めた。




この戦争が終わり、神奈は復興が終わった後直ぐに軍を止め……故郷 北海道に戻り、すすきのの風俗店で働き始めた。


理由はただ単に疲れただけで、神奈にしてみれば危機が去った今軍にいる理由がなかった。


優理はそんな理由に呆れながらも納得はしていて、風俗で働く事も容認した。



「HEY!カナ?大丈夫ですかー?」


唐突に掛けられたメリーの声に神奈はハッとする。


「あぁ…ごめんメリー、ちょっとボーとしてた」


「それなら良いのですが……それじゃあ早速ランチしにいきましょー!」


そうメリーははしゃぎながら言いながら駆け出す、そんな彼女を見ながら神奈は苦笑しながら彼女の後を追いかける……そして階段を降りている最中に、神奈はうっかり足を滑らせ其のまま…

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