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MAIN TRAFFIC  作者: 浜北の「ひかり」
Longest Journey Episode:16
773/779

773列車 お出迎え

 2062年6月24日・土曜日(第109日目)天候:雨時々曇り 九州旅客鉄道(ジェイアールきゅうしゅう)九州新幹線(きゅうしゅうしんかんせん)長崎(ながさき)ルート長崎(ながさき)駅。

(もえ)。」

「あっ、ありがとう。」

僕は(もえ)に入場券を渡し、改札内へと入る。ふと電光掲示板に目をやる。新大阪(しんおおさか)行きと博多(はかた)行きの「かもめ号」が表示されているが、新大阪(しんおおさか)からやって来る「あかつき623号」の表示はない。当り前か・・・。

「すいません。「あかつき623号」って何番線に着きますか。」

「「あかつき623号」ですか。14番線に到着します。」

駅員さんに聞くとそう答えてくれた。僕たちはエスカレーターをあがって、「あかつき623号」が来るという14番線に行った。えーっと、光達が乗ってるのは7号車だったな。

 ホームにあがって5分。博多(はかた)方から白いライトが見え「あかつき623号」が入線する。7号車が止まる乗降口の近くにいると停車直前の列車内から、孫達の顔が見える。

「ジイジ。バアバ。」

「よく来たな。北斗(ほくと)。」

海来(みらい)ちゃんも瑞穂(みずほ)ちゃんも久しぶり。」

「父さん、母さん。」

「光。久しぶり。」

「だいぶ疲れてるなぁ・・・。」

「いや、ちょっと昨日ヤバいのに対応したんで・・・。」

そうなのか・・・。色んなお客さんがいるからな。そう言うのが大変なのはよく分かる。

「お久しぶりです。」

亜美(あみ)ちゃんは履いているズボンの裾を少し上げて挨拶する。もう癖だな。

希望(のぞみ)に、隼人(はやと)に、ひばりは。」

「大学や高校生にもなると皆との遊びがあるとか。」

「そう言うもんか・・・そう言うもんだな。」

僕も納得する。

「ねぇ、ジイジ。バアバ。早く行こうよ。」

北斗(ほくと)君。ちょっと待ってて。皆まだ。」

(もえ)北斗(ほくと)君を抑えて、どこかに行かないように見張っててくれる。さて、これから長崎(ながさき)観光でもしようかと思っているけど、どこをどうまわろうか。長崎(ながさき)の街は京都(きょうと)と同じで街全体が観光地だからなぁ・・・。グラバー園、浦上天主堂、出島・・・あげたらきりが無いな。

「そういえば、常陸(ひたち)は。」

常陸(ひたち)はさっきから8号車に。」

「ああ、なるほど。」

常陸(ひたち)君が来たら、グラバー園にでも行こうかと思ってます。まぁ、先にお昼ご飯でしょうかねぇ。」

「お昼ご飯にはまだ速いと思うけど。」

「この人数ですし早いほうがいいでしょ。父さん。」

「・・・それもそうか。」

僕は光の意見に賛成した。しばらくすると常陸(ひたち)も戻ってきたので、皆で長崎(ながさき)の街へと繰り出す。まず最初はグラバー園を目指そう。

守山(もりやま)長崎(ながさき)間の乗車券ゆき使用終了

長崎(ながさき)駅の入場券使用終了


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