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MAIN TRAFFIC  作者: 浜北の「ひかり」
Longest Journey Episode:16
761/779

761列車 始まりの地、日向国

 2062年6月16日・金曜日(第101日目)天候:晴れ 九州旅客鉄道(ジェイアールきゅうしゅう)日豊本線(にっぽうほんせん)延岡(のべおか)駅。

 ホテルで朝食を済ませ、再び延岡(のべおか)駅に向かう。今度は最長往復切符と特急券を見せて、改札内へと入る。いま改札が行われているのは大分(おおいた)からの特急「にちりん1号」宮崎(みやざき)空港行きである。

延岡(のべおか)9時11分→「にちりん1号」→高鍋(たかなべ)9時55分

最長往復切符復路延岡(のべおか)駅から使用再開

 途中で使われていない高架橋を併走するようになると、ここまで戻ってきたという感覚がわく。リニア実験線が走る都農駅を「にちりん1号」は通過し、高鍋(たかなべ)駅に停車する。

最長往復切符復路高鍋(たかなべ)駅で途中下車

 1時間ほどの時間を使って、近くを流れる川と神社へと行く。徒歩でも10分もかからない位置にある為、手頃に訪れることが出来る場所だった。高鍋(たかなべ)駅に戻って普通列車へと乗りこむ。

高鍋(たかなべ)10時51分→宮崎神宮(みやざきじんぐう)11時16分

最長往復切符復路宮崎神宮(みやざきじんぐう)駅で途中下車

 宮崎神宮(みやざきじんぐう)駅で途中下車し、向かうのは近くにある宮崎神宮(みやざきじんぐう)である。駅前からは参道が延びており、迷うことはない。

 宮崎神宮(みやざきじんぐう)って言うのは日本の始まりになるところとなるのか。現在の天皇に続く神武天皇がいたところとされるのだ。神武天皇はここから那智大社のある紀伊半島まで行き、そこから橿原神宮へと向かったという。今からしても、初代天皇は壮大な旅をしたらしい。その間に悪い人たちを懲らしめてきたと言うから、神武天皇の旅って言うのは相当疲れるだろうなぁ・・・。

「頼朝はじめ、昔はバイオレンスでないと生きてけないのかな。」

「さぁ・・・。別にバイオレンスじゃなくても生きてる行けると思うけど。」

「・・・歴史に名を残したかった・・・。」

「承認欲求は満たされたと思うけどね・・・。」

「承認欲求の為に弟を殺すのはどうかと思うけどねぇ・・・。」

「・・・おいおい。頼朝が承認欲求不満だったかは分かんないでしょ。」

「フフフ・・・。」

「・・・。」

「ていうか、頼朝関係ないし。」

「何で頼朝の話になったんだっけ。」

「バイオレンスでないと生きていけないって所から。」

「ああ、そうだったね。」

「フフフ。」

「ハハハ。」

神聖な神社でなんて話してるんだろうなぁ・・・。

宮崎神宮(みやざきじんぐう)12時43分→宮崎(みやざき)12時46分

最長往復切符復路宮崎(みやざき)駅で途中下車

宮崎(みやざき)駅って結構凄い形してると思うんだよなぁ・・・。」

僕は改札口を通るなり言った。

「えっ。」

「ほら、ホーム毎に改札口があるってなかなか見ないでしょ。コスト削減って言うなら、一カ所に集約した方が良いと思うんだけどねぇ・・・。」

「それだけの幅がないって事なんじゃないの。」

「そうなのかな・・・。」

「まっ、そんなことよりお昼ご飯どうする。」

「うーん、どうしようかな。」

「駅前だしなんかあるでしょ。行こう。」

少し遅いお昼ご飯を食べて、再び列車に乗り込む。今日は都城(みやこのじょう)で旅程を終了することにした。

宮崎(みやざき)14時40分→都城(みやこのじょう)15時57分

最長往復切符復路都城(みやこのじょう)駅で途中下車


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