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MAIN TRAFFIC  作者: 浜北の「ひかり」
Longest Journey Episode:15
741/779

741列車 ルート逸脱詐欺

 2062年6月6日・火曜日(第91日目)天候:雨 西日本旅客鉄道(ジェイアールにしにほん)山陽本線(さんようほんせん)舞子(まいこ)駅。

 明石海峡大橋を見てから、僕たちは快速列車に乗って大阪(おおさか)駅を目指す。

舞子(まいこ)11時03分→「快速」→大阪(おおさか)11時52分

 最長往復切符は山陽本線(さんようほんせん)東海道本線(とうかいどうほんせん)尼崎(あまがさき)駅まで進み、そこから福知山線(ふくちやません)に入って福知山(ふくちやま)城崎温泉(きのさきおんせん)方面を目指すことになっている。しかし、僕たちは快速列車を大阪(おおさか)駅まで乗り通した。尼崎(あまがさき)大阪(おおさか)間にも尼崎(あまがさき)駅を通過する列車に乗車する際大阪(おおさか)駅まで運賃を払わずに乗ることの出来る特例がある為、次に乗る列車の出発時間まで大阪(おおさか)駅の改札内で過ごす。

最長往復切符復路尼崎(あまがさき)駅まで使用

尼崎(あまがさき)大阪(おおさか)間特例適用の上便宜乗車

 大阪(おおさか)駅でしばらく待っていると大きい音を響かせて1つのディーゼルカーが入線する。ステンレスの車体に濃い赤色のラインが入った列車は香住(かすみ)行き特急「はまかぜ3号」だ。

「こうしてみると昔の「はまかぜ」より無骨な感じはなくなったよね。」

「無骨って、それは昔すぎるだろ。」

僕には(もえ)がどの「はまかぜ」を言っているのか分かったからだ。

大阪(おおさか)12時22分→「はまかぜ3号」→城崎温泉(きのさきおんせん)15時09分

尼崎(あまがさき)大阪(おおさか)間特例適用の上便宜乗車

最長往復切符復路尼崎(あまがさき)駅より使用再開

尼崎(あまがさき)東海道本線(とうかいどうほんせん)山陽本線(さんようほんせん)播但線(ばんたんせん)和田山(わだやま)間「はまかぜ」乗車時特例適用の上便宜乗車

 「はまかぜ」はすぐに尼崎(あまがさき)駅を通過。しかし、「はまかぜ」はスピードを落とすことがない。なぜなら、「はまかぜ」はこのまま東海道本線(とうかいどうほんせん)山陽本線(さんようほんせん)姫路(ひめじ)駅まで走って行くからだ。僕らからしてみれば、さっき来た道をそのまま駆け戻っていくことになる。もちろん、尼崎(あまがさき)駅から福知山線(ふくちやません)に入らなければならない最長往復切符のルートを逸脱することになる。「普通であれば」、不正乗車になってしまう自体である。

 先程「普通であれば」を強調したのはこれが「最長往復切符のルート逸脱」でも、「不正乗車」でもないからだ。平たい話はそう言うことである。なお、時刻表には「「はまかぜ」を尼崎(あまがさき)以遠(大阪(おおさか))~和田山(わだやま)以遠(城崎温泉(きのさきおんせん)香住(かすみ)浜坂(はまさか)鳥取(とっとり)など)を途中下車しないで直通乗車する時、運賃は福地山線経由で計算すると書かれている。橋は「はまかぜ」に乗り、姫路(ひめじ)駅などで下車しない為、福知山線(ふくちやません)を通ることになるのだ。言葉で言うと何言ってるか分かんないなぁ・・・。

 進行方向左側にさっき見た明石海峡大橋が見えてくる。明石(あかし)駅に停車してから、西明石(にしあかし)駅を通過し、姫路(ひめじ)駅に停車。姫路(ひめじ)駅からは「はまかぜ3号」の進行方向が逆転し、播但線(ばんたんせん)へと入線する。播但線(ばんたんせん)を1時間ほどで通り抜け、和田山(わだやま)駅に到着。和田山(わだやま)駅からは山陰本線(さんいんほんせん)に入り、城崎温泉(きのさきおんせん)駅で僕たちは下車した。いや、車内にいるほとんどの人間が城崎温泉(きのさきおんせん)駅で下車したな・・・。「はまかぜ3号」は短い停車時間の後にエンジンを吹かして駅を出発していった。

城崎温泉(きのさきおんせん)って言ったら外湯巡りでしょ。」

「そうなの・・・。」

「ナガシィって、そういうことは本当に知らないわねぇ。」

「良いだろ、別に・・・。」

「フフフ。」

そう言ってから、(もえ)は僕の手を掴み、

「今日はゆっくりお風呂入ろう。入ったら混浴とか考えてあげなくもないわよ。」

「どうせ考えてないでしょ。」

城崎温泉(きのさきおんせん)の外湯巡り。楽しそうだな・・・。


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