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MAIN TRAFFIC  作者: 浜北の「ひかり」
Longest Journey Episode:14
736/779

736列車 時間があれば・・・。

 2062年6月2日・金曜日(第87日目)天候:曇り 西日本旅客鉄道(ジェイアールにしにほん)北陸新幹線(ほくりくしんかんせん)芦原温泉(あわらおんせん)駅。

 芦原温泉(あわらおんせん)駅から車で約30分。切り立った断崖絶壁には多くの人々の影が見える。したには荒々しい日本海の波が打ち寄せる。ここは福井(ふくい)県東尋坊だ。

「おお、テレビで見たとおり・・・。」

「いや、そりゃそうだろ。」

「東尋坊も来てみたかったのよねぇ。」

「これてよかったじゃん。」

 僕たちは海岸の方へと近づく。岸壁は垂直に海面へと吸い込まれている。こんな所から落ちたら100%昇天出来るだろうなぁ・・・。だから、自殺したい人はここに来るのか・・・。それはそれで東尋坊にとっても不名誉なことだろう。

 しかし、東尋坊の由来からしてここは曰く付きと言える。昔いた僧侶の名であり、しかもその人はここで殺害されているというのだ。もうそこから何かあるとしか言えないなぁ・・・。まぁ、ここの由来は複数あるらしいからその中で有名(?)なのがそれと言うことに止めておこう。

「もうちょっと近くに寄ってみる。」

「良いよ。ここからで。」

 東尋坊を遠巻きから眺めて、僕たちは車で芦原温泉(あわらおんせん)駅まで戻る。

芦原温泉(あわらおんせん)15時01分→「つるぎ823号」→福井(ふくい)15時10分

最長往復切符復路福井(ふくい)駅で途中下車

 福井(ふくい)駅からはタクシーに乗り1時間ほどで恐竜博物館へと到着する。福井(ふくい)県と言えば日本で数多くの恐竜化石を発掘出来ることでも有名だ。福井(ふくい)県に来たら一度入ってみたいと思っていた場所でもある。

「こうしてみると恐竜って結構色んな形してるのがいるのね。首の長いのから、背中にとげがいっぱいあるのまで。」

「1億6000万年も生きればそれだけいろんなのが出てくるって。」

「恐竜ってそんなに長いこといたの。」

「あっ、知らなかった。そんなに長いこといたんだよ。人間の歴史がせいぜい700万年くらいしかないって考えたら、何倍だ・・・。計算出来ねぇな。」

「フフフ・・・。って、こうしてる場合じゃないでしょ。閉館まで時間無いんだから。」

「そうだったな。」

結局足早に中を見学することくらいしか出来なかった。

「・・・もうちょっと早く金沢(かなざわ)でてもよかったわね。」

「ハハハ・・・。ちょっと疲れたな。」

「うん・・・。こういう所はもうちょっとユックリ見ないとダメだって。」

「・・・今日は色々と失敗したかな。」

「まぁ、良いわよ。恐竜の化石とか見れたし。ここぐらいでしか見れないんでしょ。」

「ああ、まぁ・・・。」

 恐竜博物館からタクシーでえちぜん鉄道の勝山(かつやま)駅に向かい、そこから福井(ふくい)駅まで乗ることにした。

勝山(かつやま)17時49分→えちぜん鉄道(てつどう)勝山永平寺線(かつやまえいへいじせん)福井(ふくい)18時42分


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