734列車 金沢城下
2062年6月1日・木曜日(第86日目)天候:雨のち曇り 西日本旅客鉄道七尾線羽咋駅。
羽咋12時12分→金沢13時08分
羽咋→金沢間の乗車券使用開始および終了
羽咋から金沢まで七尾線の普通列車に乗って戻る。金沢に着いてから僕たちはお昼ご飯を済ませ、その後バスに乗って金沢の街へと繰り出す。
金沢に来たらまず行く場所は日本三名園の一つ兼六園だろう。平日と言うこともありそれほど人は多くはないが・・・。
「兼六園って言うとあの雪釣りだっけ。あれよね。」
「ハハハ。今はシーズンじゃないけどね。」
「持論だけどさ、兼六園に行くには冬が一番だと思うに。縄で木の枝をつってるのが見れるのが兼六園のいいところだと思うんだよ。」
「・・・そういうもの。」
「そういうものだって。」
話をしながら、歩いて石灯籠と池がある場所へと行く。
「天気予報で写るところだな。」
「よく見るわよねぇ・・・。うん、確かに天気予報の通りだわ。」
「ここ見ると満足だな。」
「えっ、もう。」
「良いでしょ。」
「いや、良いけど。もうちょっと見てこうよ。」
その後兼六園の中をゆっくりと歩き回り、21世紀美術館へと赴く。21世紀美術館で真っ先に探したのは銀色で丸い物体がいくつもくっついた造形物だった。そして、それは外にあることを知っていたので、すぐに見つけることが出来た。
「うーん・・・。これが「ポン・デ・リング失敗しちゃいました」か。」
「ポン・デ・リング・・・フフフ。ドーナツなのに真ん中に穴すら開いてないじゃない。」
「穴開けるの忘れたらこうなりそうな感じしない。」
「うーん・・・。ク・・・ハハハ。」
「あっ、つもった。」
「だって、ポン・デ・リングって・・・。」
「ポン・デ・リング言ったのは播州さんだよ。」
「そうだった・・・。そうだったわね・・・。ク・・・ハハハ。」
笑いまくってるなぁ・・・。
「建物の中にプールの中に人がいるような錯覚する展示があるらしいんだけど、それ見に行ってみる。」
「それはそれで面白そう。行ってみたいかも。」
僕たちはその後金沢城を見てから近江市場に行って晩ご飯を済ませることにする。金沢のお寿司は美味しい。1人前じゃ足りないかな・・・。




