表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
MAIN TRAFFIC  作者: 浜北の「ひかり」
Longest Journey Episode:1
554/779

554列車 初の途中下車

 2062年3月8日・水曜日(第1日目)天候:晴れ 九州旅客鉄道(ジェイアールきゅうしゅう)九州新幹線(きゅうしゅうしんかんせん)長崎(ながさき)ルート諫早(いさはや)駅。

「まもなく諫早(いさはや)です。大村線(おおむらせん)長崎鉄道線(ながさきてつどうせん)はお乗り換えです。」

いい日旅立ちのチャイムが流れ、まもなく諫早(いさはや)に到着するというアナウンスが流れ始める。「あかつき」は諫早(いさはや)で到着後すぐに発車するとのアナウンスも入る。僕たちは荷物をまとめて、そそくさと降りられる準備をした。

 諫早(いさはや)駅に到着。ドアが開き、僕たちはホームへと降り立つ。

「11番線から、「あかつき621号」長崎(ながさき)行きが発車いたします。次は終点長崎(ながさき)です。」

発車メロディが流れてから、ホームドアと車両のドアが閉まり、N700Zはさっさと諫早(いさはや)をあとにしていった。

(もえ)、どうする。大村線(おおむらせん)の乗り換えまであと1時間あるけど。」

「1時間かぁ・・・。とりあえず、途中下車する。」

(もえ)にも考えはないんだな。

 僕たちは改札口に行って、嬉野温泉(うれしのおんせん)から有効になった最長往復切符を持っていった。「途中下車をお願いします。」というと駅員からは「どこに押しましょうか。」と返ってくる。播州(ばんしゅう)さんは「鉄道ファンには途中下車印の押す場所で文句を言う人がいる」と言っていたが、こう聞き返してくるのはその現れなのだろう。

最長往復切符往路諫早(いさはや)駅で途中下車

(もえ)、コンビニでお昼ご飯でも買う。」

「「シーサイドライナー」とかじゃお昼にはならないでしょ。それともなに、あんまり時間無い。」

「うーん、どこかに食べに行く時間は無いかな。」

「じゃあ、ちゃんと買っとこうか。」

諫早(いさはや)駅からは大村線(おおむらせん)に乗り換える。諫早(いさはや)から佐世保(させぼ)の方へ抜けていくことが出来る列車が走っている。

諫早(いさはや)10時34分→「快速シーサイドライナー」→早岐(はいき)11時29分

大村線(おおむらせん)を走る「シーサイドライナー」にはYC1系が投入されている。九州旅客鉄道(ジェイアールきゅうしゅう)が保有するYC1系は多くが817系と同じ全面が黒で車体は薄いグレーっぽい色で塗られているのだが、これは青色だ。海の脇を通り抜けていく、大村線(おおむらせん)にふさわしい色だろう。

 ハウステンボス駅はハウステンボスの最寄り駅である。別に降りるわけじゃないが、オランダの街をもして作られたテーマパークを車両から見る。ハウステンボスの次の駅で僕たちは「シーサイドライナー」から降りる。

 早岐(はいき)駅では30分くらい列車を待つ。佐賀(さが)方面に向かっていく特急列車は12時00分までなく、普通列車は12時37分の列車までない。先を急ぐ旅でもないが、12時00分の特急に乗ろう。

 11時51分。「みどり14号」と連結する「ハウステンボス14号」が先に早岐(はいき)駅に入ってくる。僕たちの知っている787系は黒一色だったのだが、「ハウステンボス」の787系はオレンジ色だ。僕たちは先に入ってきた「ハウステンボス」に乗り込んだ。利用は武雄温泉(たけおおんせん)までの短い区間だが、指定「席」暴力団の僕たちは指定席を取っている。

 11時55分。「ハウステンボス」の前に黒色の787系が現れる。やはり、僕たちの想像する787系はあっちだ。

早岐(はいき)12時00分→「ハウステンボス14号」→武雄温泉(たけおおんせん)12時29分

 「みどり」・「ハウステンボス14号」は武雄温泉(たけおおんせん)駅が近づくと高架線へと入る。元々「リレーかもめ」が使っていたホームにゆっくりと入っていく。博多(はかた)方面へ向かう場合は対面乗り換えとはならないところがいたい・・・。だが、乗り換えが便利なのは間違いないだろう。

武雄温泉(たけおおんせん)12時45分→「かもめ458号」→肥前山口(ひぜんやまぐち)12時52分

武雄温泉(たけおおんせん)駅からは新幹線に乗り換え、隣の肥前山口(ひぜんやまぐち)駅へ向かった。


一口メモ

九州旅客鉄道(ジェイアールきゅうしゅう)787系

かつての九州旅客鉄道(ジェイアールきゅうしゅう)のフラッグシップは現在黒い「みどり」、オレンジの「ハウステンボス」で活躍。大規模な改修が施されているとはいえ座席のフレームなど細かいところにかつての栄光「TSUBAME」・「ARIAKE」のロゴが残る。そろそろ置き換えられる予定。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ