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MAIN TRAFFIC  作者: 浜北の「ひかり」
Summer Vacation Episode
518/779

9518列車 可愛いもの

 黒色の特急列車「リレーかもめ」に乗って、武雄温泉(たけおおんせん)へ向かう。武雄温泉(たけおおんせん)では特急列車の反対側に新幹線が止まっており、私達はそれに乗り込んだ。

 駅を出発すると壮大そうなチャイムが流れる。

「今日も新幹線をご利用いただきまして、ありがとうございます。この列車は「かもめ号」長崎(ながさき)行きです。」

「「かもめ」って言う新幹線があるんだ。」

「「かもめ」って言うのは長崎(ながさき)行きの特急の名前だったんだよ。新幹線の開業で新幹線に昇格したんだな。」

そう(かがやき)は言った。

 私もこの旅で数多くの新幹線を目にした。「つるぎ」、「はくたか」、「はつかり」、「つばさ」そして今日の「かもめ」。どれも一度も聞いたことがなかったり、少しぐらいしかなじみが無かったりするものばかりだった。(かがやき)からすればどれもなじみのある名前の新幹線達なのだろう。

「次の諫早(いさはや)って言うところで降りるからね。」

諫早(いさはや)かぁ・・・。」

感じをみると練習の「練」に似ている。いや、よく見ると違う。部首は言偏になっているし、つくりも「東」ではない。読めないなぁ・・・。

乗車時間も短く、すぐに諫早(いさはや)に到着。諫早(いさはや)からは大村線(おおむらせん)って言うディーゼルカーに乗って、早岐(はいき)経由で武雄温泉(たけおおんせん)に戻る。これで坂田(さかた)以来使っていた切符は無効となった。

 1時間30分の間に温泉いつかって、武雄温泉(たけおおんせん)駅に戻る。武雄温泉(たけおおんせん)からも普通電車を乗り継ぎ、昼ぐらいに通過した鳥栖(とす)駅まで戻る。鳥栖(とす)駅からは久留米(くるめ)駅の方へ電車に乗り、そこからはさすがに新幹線で移動することとなった。

「ああ。今日は疲れた。」

「お疲れ様。」

「移動したわねぇ・・・。だって今日の朝は岡山(おかやま)にいたのよね。」

「そうだな。」

「シンクンからしてみれば、こういう移動は可愛いもの。」

「うん。可愛いもんだよ。だって、特急使ってるし。」

「あっ、そういうかわいさね・・・。」


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