『テイカー』って、19%もいるらしいですね ~テイカーから身を守るために~
人間関係で迷っている方へ。
『テイカー』ってなんでしょうか?
テイカーとは、『奪う人』のことで、最小の労力とリスクで、最大の成果を得ようとします。そのために、人から奪うわけです。
物やお金を奪うと犯罪なので、そうとわからない形で奪います。もちろん、できればお金などの資産も取りますが、ほかには、時間、労力、知識、感情なども含まれます。
感情を奪うとは? たとえばグチや自慢のような、不愉快な話を聞かせて満足する、というようなことです。
あるいは、知識やノウハウというのは形のないものですから、奪うにはもってこいです。あなたが時間をかけて苦労して得たコツを、ちゃっかりいただこうとします。
人間は与える人、『ギバー』と、損得を合わせる人、『マッチャー』、そして奪う人の『テイカー』の3種類に分けられるわけですが、25%がギバー、56%がマッチャー、そしてテイカーが19%になります。
世の中の5人に1人が、あなたをカモにしようとしている……考えたら怖いですよね。
たぶん、読者のみなさんも、リアルな人間関係で『あいつ絶対テイカーだわ』と思ったことがあるんじゃないでしょうか。
では、テイカーから身を守るためには、どうすればいいでしょう?
そのためには、まず相手をよく知らないといけません。
以下の特徴は、早い段階でテイカーを見分ける方法です。
なぜなら、長年付き合ってから判明しても、もうすでに吸い尽くされています。
その時になってから「こいつ、テイカーじゃね?」と縁を切っても、手遅れだからです。
◆ ◆ ◆ ( ´・ω・)_且且且~
◆テイカーの特徴
1:相手によって態度が変わる。
自分より上の立場の人にはこびへつらい、下の者には横柄にする。よくいるタイプですね。
これは、自己顕示欲の強いテイカーにとって、他人をよいしょするのはかなりの労力を必要とするからです。
また、立場が上かどうかにこだわるのは、彼らの価値観は「取るか取られるか」だからです。対等、平等な関係はないのです。
※ポイント:その人が、何の利益ももたらさない人にどう接するかを見てみましょう。また、この特性を利用すれば、逆にテイカーはあなたにかしずくかもしれません。
※もっとも弱い立場の相手(動物やAIも含まれます)に対する態度が、その人の本来の姿です。
2:会話に1人称が多い。
人と話をしていても、すぐに「私は……」と自分の話に変えるタイプ。もしくは、他人の話にとても無関心。もちろん、人間、多かれ少なかれ自分の話をしますが……。
とくに仲間、チームで行動しているときに、うまくいったときは「私」、失敗したときは「私たち」と主語をすりかえます。
3:お願い事のときだけフレンドリー。
普段は無関心なのに、頼み事のあるときだけ愛想がいい。こちらが頼みごとをすると、露骨に不機嫌になります。
※こちらからテイカーに小さな頼みごとをして、相手の反応を見てみましょう。
4:自己愛が強いので、自己顕示欲も強く、目立ちたがり屋です。また、それは劣等感の裏返しでもあります(後述)
※テイカーは、ときどきギバーやマッチャーに見えることがあります。その目的は、親切にしておいて、何倍もの見返りを求めるためです。
なので、テイカーは、絶対に見返りのない行動をとらない、というわけでもありません。たとえば、相手に施すことで精神的な優越を覚える、といったこともあります。
これを、利他の精神の表れと勘違いしないように気を付けましょう。
※すぐには見分けられないこともよくあります。ときには、「お互いに得をしよう」というマッチャーも、1場面だけ切り取れば、テイカーに見えてしまうこともありえます。
◆他の見分け方。
・テイカーの要求を断ってみる。ふつうなら『しょうがないね』ですむところ、テイカーはとたんに不機嫌になります。
・まわりの評判を見る。もしくは、長い付き合いの人がいるかどうかを見る。いっけん魅力的なのに、長年の友人がいない人は、搾取をつづけて愛想をつかされているのかもしれません。
・テイカーにも、やり方の上手い人と下手な人がいるので、下手なテイカーはすぐに尻尾を出しますが、賢い場合はなかなか本性を見せず、気づいたときには手遅れになっているケースもあります。
・ターゲットを反撃しない人にしぼる。押しに弱く、真面目なギバーに目を付けて、1対1になった時を狙います。
テイカーがどれだけうまく偽装していても、狙いが失敗したときにどう猛な本性を見せます。
あるいは、手に入るはずのものが入らなかったり、うそを暴かれたりすると逆ギレして本性をあらわにします
◆ ◆ ( ´・ω・)_且且~
◆見分け方その2
・他人が失敗したり、不運に見舞われた時、彼らは一瞬うれしそうな顔をします。たいていのテイカーは露骨に「ニヤリ」とよろこびます。
・そしてその不幸を言いふらします。他人の不幸と、それが広がることは、相対的に自分の得だからです。
・誰かが失敗した場合に、アドバイスするふりをして説教してマウントを取る場合もあります。
※ようは、他人が苦境におちいっているときの態度を見ましょう。どんなに知能が高い人でも、『本能は知性を上回る』ので、テイカーの本性は隠し切れません。
◆損得の関係ない見分け方。
先述のとおり、マッチャーも一時的にテイカーに見える場合もあります。それに、要りもしないものをくれて恩を着せるテイカーもいますので、損得とは別の見分け方を見てみましょう。
・テイカーは、特別扱いを非常に好みます。逆に、みんなと平等、対等に扱われるのを嫌います。たとえそれがルールであっても関係ありません。
・対等な人間関係は望まず、常に自分を上げてくれるイエスマンを非常に好みます。
・自分より目立つ人を非常に嫌います。その人が発言したり注目されていると、無視したり、あらを探したりします。
・何かを教わったり、アドバイスを受けたり、ミスを指摘されるのを嫌います。これらは、たとえ親切心からでも、テイカーにとってはマウント行為になるからです。マッチャーやギバーなら素直に感謝します。
※とにかく、人間関係は「上か下か」「自分が中心かどうか」であり、「相手から何を得られるか」にしか興味がありません。
……うわー、思いあたる人、めっちゃいるわ。
※会話に不自然なほど一人称が多いと、まずイエローカードです。こっちの話には生返事で、すぐに自分の話をします。
めっちゃいるわ……。
◆無防備でいると、搾取される。
あなたがもし、テイカーに奪われたくない場合は、対抗策は必須です。
しかし、相手と同じ土俵で戦ってはいけません。それは、テイカーのほうがはるかに優れているからです。
・テイカーに必要以上に与えず、対等な取引だけをします。こうすれば、テイカーは効率の悪い者からは勝手に去って行くでしょう。
・マッチャーとギバーで力を合わせる。81%のマッチャーとギバーで、健全な取引を行い、テイカーの居場所をなくします。
どのみち彼らがいなくても困らないし、むしろ、そのほうが得です。
※要注意:テイカーが情に訴えても、応じてはいけません。それは彼らの常とう手段です。
◆ ( ´・ω・)_且~
◆自分がテイカーだと気づいていない人も実はけっこういる。
いわゆる認知バイアスというやつで、テイカーなのに、本気で自分は人に尽くしていると思っている場合もあります。
そういう場合、人が離れていっても、「周りは冷たい」「自分は被害者」と思い込み、悲劇のヒロインだと本気で思い込みます。
※こういうタイプは、話し合いの余地がありません。
実は、こういうタイプのテイカーは、人生を苦しんでいる可能性もあります。
なぜなら、露骨に他人の労力を奪おうとして、ゆく先々であっさりと嫌われ者になってしまうからです。自分で原因に気づけません。
おまけに、彼らにとって周りはみんな敵で、猜疑心でいっぱいです。いじめられてる被害者だと信じています。
そのうえ承認欲求が強いという、地獄の上乗せです。
※つまり、彼らも苦労しているのです。だからといって寄りそう必要はないと思いますが。
◆その他
テイカーの天敵はマッチャーです。なぜなら、マッチャーはいわば警察のようなもので、テイカーの搾取をあばき、コミュニティから追い出すからです。
しかし、宿敵は同じテイカーです。互いに奪い合おうとし、掲示板では不毛なレスバを繰り返す。
互いに得をしないのは、テイカーにとっては地獄だからです。
テイカーにとっては、世の中は奪い合いのディストピアです。いつも疑心暗鬼で、人を信じられず、幸せにはなれません。なぜなら、常に足りないからです。
そもそも、満足している人は、人から奪う必要もありません。
※「幸せとは満足すること」なら、テイカーは決して幸せになれないということです。
テイカーの生きる道として、ふりだけでもいいから、マッチャーになるというのがあります。そうすればコミュニティで生きていけます。
◆声高に叫ぶテイカー。
正論、つまり、良いことを言うのはコストゼロ。それでいい人と思われれば、コスパは最高です。
だから、いっけん正義感が強く、慈愛に満ちているようにも見えます。その反面、倫理観で相手を縛り、コントロールしようとすることもあります。
※なので、人を判断する場合、「何を言うか」ではなく、「何をするか」を見ましょう。
ということは、立派なことを言う人は、それだけ中身が伴わない可能性があります。
以上、長くなりましたが、テイカーの特徴、見分け方、および対応のしかたです。
参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
数ある作品の中から、本作を最後までお読みいただいた読者のみなさんは、間違いなくギバー(与える人)です。




