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それでも地球はまわってる  作者: 浅野エミイ


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フロイライン

 私の周りがいささかおかしいと言うのは今に始まったことではない。今でこそただの無職だが、私の周囲の人間は昔からどこか天然……というかズレていた。

 私は無職だ。しかし一応大学は出ているのだが、その大学生活も少々変わっていたかもしれない。京都の一流大学は受験で落ちた。落ちたのだが、世の中にはいわゆる『変人』と言われる人もいる。……って、恩人に失礼かもしれないが、多分神輿は軽いほうがいいと思っている人もいるのだろう。そんな様々な理由や思惑が重なり、私はいつの間にか、というか自分でも知らない間に弁護士資格を取っていたのだ。

 ーー何故、弁護士資格が必要だったのか。それは多分私が成長して大人になったときに、衛星の不具合が出るとわかっていたのだろう。弁護士資格があると、弁理士資格なども一緒に取れるからな。


「とはいえ……もぐり弁護士に衛星帰還やらなんやらを任すとは思わないだろ」

「お嬢、レモンムースができあがりました」


 成り行きでお付きになった執事がおやつを持ってきてくれる。私には少々贅沢な気もするのだが……それだけの大仕事を任されているとなると身が引き締まる。


「だけど、今の日本の状況じゃ協力できないんだよな」


 レモンムースをフォークで口に運びながらつぶやくと、執事が言った。


「……では」

「ん?」

「お嬢は私に協力する、ということで」

「さすが得体のしれないRabbitがお付きにしたわけだ」

「お上ではなく、私になら協力してくださいますよね」

「圧がすごいわ」


 私がそう言うと、執事はにんまりと笑った。

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