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それでも地球はまわってる  作者: 浅野エミイ


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Luck-9th Blues-

 今日は晴れたな。


 台場の公園では、アメリカ海軍がジャズを演奏している。子どもやジャズ好きな大人たちが各々楽しんでいるが、『この意味』をわかっているのは私だけだ。


 ――『キャンディ』はトランペットの音がまずかった。砲撃は『シング・シング・シング』だな。


 ――わかった。


 私の横を子どもが走っていく。この子たちは知らない。今、地球に何が起こっているのか。


 ところで、音楽の原始はアフリカからだと言われている。そこで使われていた太鼓の音が、地球を揺らしていたのだろう。大学時代の講義で知ったことを再び思い出す。


 今、必要なものは「宇宙そらまで響くドラム」だ。


 3月14日。


 今日はホワイトデーじゃない、『円周率の日』だ。


 台場に設置された『楽器』を発動させるにはちょうどいい。


 「あっれー? 18:00に更新されるはずなんだけどなぁ?」


 好きなミュージシャンのSNSサイトを見るが、変化がない。いつもなら、毎週火曜日の18:00に過去のミュージックビデオを流すはずなんだけども。


 そして今日流す曲もわかっている。22年前に発売された、あの曲。


 ――Rabbitからのテレパシーはまだか?


 ――応答なし。他のことに集中しているようです。


 ……もしかして、今日は時間が違うとか? でもなんでだろう。ファンに向けての暗号っていうか、挑戦状とか? うーん。ちょっと考えてみるか。『例の数式』に当てはめてみると……。


 私はSNSに予想した時間と曲名を投稿した。


『23:04 ARIGATO』


「来たぞ! Rabbitからの連絡だ! 2304、Project-LUCK開始!」


「ラジャー! ラジオ局に連絡しろ!」


 その晩、夜中の一瞬だけある種の防御音波が地球を覆ったことを、Rabbitは知らずに眠りについた。


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