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それでも地球はまわってる  作者: 浅野エミイ


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時間管制官

 電車の電光掲示板。


 駅のホームに設置されているそれは、私の腕時計の示す時刻からいささかズレていた。この時計は電波時計と言われているのだが、もうひとつの懐中時計と時間が違う。どうやらすべての時刻がバラバラになっているようだ。


 とりあえず私は時報サービスに連絡する。


「プップップップ……ポーン……八時十五分です」


 その感情のこもっていない音声とともに腕時計を直し、懐中時計も同じように合わせる。スマホのほうの時刻は合っているが、これが『デジタル化』というやつか。だが、多分アナログとはまた違うだろう。


 ともかく私は鉄道会社に時刻のズレを連絡する。時間がおかしくなって一番困るのは日本の交通網だ。鉄道の正確な時間はダイヤグラムと時刻表を読めばわかるだろう。ただ、電光掲示板の時間がおかしくなっていることは人為的な可能性もある。そもそも駅の電光掲示板というのは手打ちのときもあるのだ。


 世の中は悪辣な輩が増えていると言うが、ここまでの劇場型犯罪は類を見ないな……。私はそう思いながら、粛々と自分の仕事をこなす。


 さて、あとは天文台の時刻の確認だ。


 私が助言した通り、グリニッジのほうも調整ができたようだ。

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