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それでも地球はまわってる  作者: 浅野エミイ


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ニート招集-Luck前夜-

 朝10:30。


 今日もアニメを見てゲームをしまくるというニートのつまらない日常が始まる……はずだった。


「夢か……」


 今日見た夢。ちょっとリアルだったのだが、なんとも言えん。その夢は、『Rabbit』と呼ばれている人間の指揮のもと、宇宙防衛軍に入るというけったいな内容だった。


『今日、変な夢見た』


 いつものSNSに、何気ない一言を書き込む。特に面白みもないこの投稿だが、何故か今日に限って違った。


『俺も今日は夢見が悪かった』


『自分もです。なんか妙にリアルで……ご自愛』


 なんか、便乗して自分語りが多いな。あ、いやそうじゃなくて、みんな夢見が悪かったっていうね。もしかしたら気候の変動で寝苦しい夜だったんだろうか? ただ、みんなの自分語りは相手を求めない投稿として続いた。


『なんか【うさぎ】を名乗る上官にこき使われる夢だった』


『うさぎっていうかRabbitとか言ってたね』


『なんで同じ夢見てるんだよ。俺はお前だったのか……知らなかったそんなの』


 しかし上官ってなんだ。っていうか、宇宙防衛軍ってなんだ。そもそも俺たちここのSNSにいる人間は、ほぼほぼ自称ニートだぞ? いや、ニートじゃない人もいるかもしれないけどさ。便乗して面白がっているだけか? と最初は思ったけど、みんな似たような夢の内容を綴っている。


 最近は兵器だか最新テクノロジーだか知らんが、人の思考に介入できる電波があると都市伝説で聞いたことがあるけども……もしかしてそれか?


『たださ、もう少しで目が覚めそう! ってところで、映画のタイトルみたいに伏線回収したんだよな』


『あー……あの絵面かぁ』


『なんかここにいるみんなが同じ夢見るのって、運命かな?』


『すごく怖いラストじゃねぇか』


『まあ、うん』


 そう。夢の中のラストシーンはタイトル回収……というありきたりな映像で締めていた。ただなぁ、その画面が実質ニート終了を意味しているものでな。


 俺たちの夢の最後は、『令・宇宙防衛軍に招集する。』で終わったのだった。


 いやぁ、嫌な夢を見たな。二度寝しよう。

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