漫才師 鈴佐 「さ」から始まるバタコさんの得意なこと
漫才師 鈴佐 「さ」から始まるバタコさんの得意なこと
「はいどうも。千葉県出身の鈴木と佐藤で鈴佐です。よろしくお願いします」
「お願いします」
「突然だけど鈴木、君にクイズ出してもいいですか」
「どうぞ」
「アンパンマンクイズなんだけど、鈴木さ、アンパンマンは知ってるよね」
「人並みにはね」
「バタコさん知ってるよね」
「知ってますよ。ジャムおじと暮らしている人ね」
「そう。言い方気になるけど。で、そのバタコさんには「さ」から始まる得意なことがあるんだけどそれは何でしょう」
「「さ」から始まる得意なもの?そうですね、サッカーとか」
「違いますね」
「魚釣りか」
「違いますね」
「三線」
「当てる気ある?」
「え?」
「鈴木答え当てる気ある?適当に言ってない」
「言ってないですよ。ちゃんと考えた上でいってますよ」
「ならサッカーは?」
「サッカーはカバオ君とかと遊んでいるうちに得意になったのかなって。まぁバタコさんのサッカーシーンは見たことないですけどね」
「魚釣りは?」
「アンパンマンの世界ってお金が存在しないのですね。生活は全て物々交換で行われているから」
「詳しいな」
「おそらくジャムおじはパンを交換の対象にしていると思うんですけど、それだけで生活できるのかって考えたバタコさんが魚釣りを極めて副業的に行っていてもおかしくはないのかなって」
「パンの他に魚も交換していると」
「そう、ただ、バタコさんが魚と何か交換するっていうシーンはみたことはないですけどね」
「なら三線は」
「あー。それは勘です」
「勘かい。当てずっぽうかい」
「ちょっと分からないのでヒントくださいよ」
「ヒントね、ヒントはアンパンマンと言えばかな。アンパンマンのシーンというか、そのものというか」
「分かった。サーフィン、もしくはサーカスだ」
「二つ出すなよ。どちらも間違いだし」
「僕はねアンパンマンを助けるシーンがバタコさんの一番目立つ場面だと思うんですよ」
「否定はしないです」
「動いてるアンパンマン号に立ちながら新しい顔を正確に投げる。サーカスやサーフィンで鍛えたバランス力でしか成立しない技でしょ」
「そこはコントロールを褒めろよ」
「でもコントロールは「こ」から始まるんで答えにならないでしょ」
「冷静か。じゃあ大ヒントいくよ。アンパンマンは背中にマントを付けています。そのマントは壊れたら直さないといけません。そのマントを直すのはバタコさんの「さ」から始まる得意なことです。これなら分かるだろ」
「あー分かった。なんだ。簡単じゃん」
「答えをどうぞ」
「採寸」
「裁縫です」
「・・・」
「どうもありがとうございました」