クロエの変貌
意気揚々と帰って行くクロエ。
試験勉強から解放されて、ウキウキるんるんだった。
「これで終わり。」
「おうクロエの嬢ちゃん食べてかない。」
「食べるー。」と誰もお目付け役がいないのがいけなかったのか・・・
食べ歩きを続けるクロエ。
「うまー味マックス!」と訳の分からないことを言う。
差し出されるものは取り敢えず食べる。
途中裏店によって変な薬を飲んだが・・・まぁいいよねと思いながらバクバクと食べ続け気付いたら夜中になっている。
「げぷー。もう食べられないかな。」と言ってのしのしと歩いて帰るのだった。
「ただいまー。」と玄関を開けて屋敷に帰りつく。
「もうクロエ様何処に?迎えに行ったんですよ・・・。」と声を掛けて固まった。
「どうしたのー?」と聞くが返事が返ってこない。
「クロエ様その姿・・・なにやらかしたんですか?」
そう言えばお腹周りがきついような?と下に視線を向ければぽよんと弾むお腹。
「おろろ?」と弾むお腹が面白いのかポンポンと触ったりしている。
「摩訶不思議現象ーw」
「そのことは・・・あとで問い詰めましょう。体調も心配ですが、テストはテストはどうでした。」と言うスミン。
思わず目を逸らすクロエ。
「クロエ様まさか0点なんて事はないですよね。」とダラダラ汗がひどい。
「そ・ん・な・こ・と・な・い・で・ー・す。」わざわざ伸ばすのも片言だった。
「わかりやすいですね。せめて名前は書いてきましたよね?」とスミンがクロエに迫って聞く。
「あー忘れてた。」と汗が止まらない。
「あーあ。落ちましたね。」と頭を抱えるスミン。
「でも実技は満点だと思うなー。」と話しをすり替えようとしてくる。
「はぁー実技の点数なんて高が知れてますよ。特に貴族は学が必要なんです。このままじゃ入っても長続きしないですね。馬鹿にされますよ!」
「えーそんなのぎったんぎったんに!」と言うクロエ。
「そんなことしてみなさい辺境伯家は全員反逆罪で処刑されまーす。」
「がびーん。」と答える。本当にわかっているのだろうかとスミンは疑いながら。
「今日は一応美味しい料理も用意いたしましたが、そのお腹と試験がダメだったこともあって断っておきますね。」
「食べられるまだクロエは食べられるー。」
「そのお腹で言うと説得力ないのでやめて下さい。」
「ガーン。」と崩れ落ちた。
「しかしどうしてこんなことになっているのでしょう。少しルイネ様に聞いてみましょう。」とあとで手紙を書こうと決めた。
たまに来る手紙をクロエの代筆で書かせてもらっていた。
「だから偽造くらいどうということもない。」と目を光らせる。
「そう言えばテトはー。」と薄情にも試験からおいて行かれた恨みを悪戯で晴らそうと決めているクロエ。
「何か考え事をしているような。」
「考え事ー?邪魔しに行ってくるー。」とそのままの状態で駆けていくのだった。
「全然クロエ様の動きが変わってないですね?」といぶかる。
太ったら多少なりとも動きに違和感があるが・・・それがあまりにも自然だった。
取り敢えずルイネに手紙で報告する事にしたのだった。
俺は部屋で王城で捕まったミコミのことを考えていた。
「うーむ、大丈夫だろうか?助けに行くべきか?」
下手したら命まで危うい、なんせレジスタンスの本当のリーダーだからだ。
「うむ。」と考える。どう動くべきか、動かざるべきか。この情報絶対に面白いミコミの情報だからレジスタンスの手に入っているはずだ。
今はその対応に追われているだろう。
「一体どうすればいいのか?」と真剣に悩む。
一人当てはあるがと騎士団総長のシロン、事情を説明して解放させられるか難しいだろう。
「うーんどうしたものか。」と竜の子が腕組みをしていた。
そんな所にバンとドアを開けて入って来る女がいるきっとクロエだろうとそちらを見れば。
「ぶっほー。」と思わず噴き出してしまう。
クロエが太った姿で現れたのだ。
「ど・・・ぎゃお。」思わず喋りそうになりながらもぎゃおと言ったのは仕方ないだろう。
「テトも驚くんだー。ドッキリ成功だー!ふはははhー。」と勝利のVサインを入れてにこーと笑う。
「勝ったー!」と言っているがクロエの基準が未だわからない。
クロエにもきっとわかっていないだろう。
今俺はクロエのお腹でトランポリンをしている。
「ちゃんと遊ぶのだー。」と命令している。
まぁ断るほどのものでもないが・・・となってトランポリン状態だ。
しかし、このはらおかしいな。と思っている肉というよりかゴム?見たいな気がする。
ぽよんぽよんと飛び跳ねられるのはクロエが若干なにかしているからだろうか。
「ぽよんぽよん。」とこの状況さえ楽しそうにしている。
ランドルとライズが心配してやってくるとシスコンのライズは気を失って倒れ込んだ。
「しばらくダイエットを頑張るんだぞ。」とランドルは優しく声を掛けていた。
「うん!」と元気よく返事をしている。
後日、ルイネが見慣れぬ少女を連れてやってくる。
なんでもその道の権威で王子からある薬を作るように命令されていた。
「なんで私まで・・・。」と動くことを嫌う女の子。
「元はと言えばお前が開発した。太ったの薬のせいだろう。なんで横流しした。」
「そんなの・・・そんなの・・・研究費用が欲しいからに決まってるでしょう!」と当たり前の様に答える。
「はぁーお前はそう言う奴だったな。」
「クロエ入るぞー。」
「はーい。」とスクワットをしているお腹がでっぷりのクロエがいる。
スクワットがめちゃくちゃ早い。
「おおう紹介する。こちら・・・」と言おうとして。
「クロエちゃんね。どう?私の実験体モルモットにならない?」
「やー、この人恐ー。」と本音をぶちまける。
その言葉に振られたように足から崩れ落ちる女の子。
「私の告白を拒むなんて・・・なんてなんて落としがいのある女の子!」とクロエの事を見てハートマークを浮かべるやばい奴ががいた。
若干クロエも引き気味だった。
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