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クロエの入試試験?!

「ここ?」と箱を開ければ・・・

「にゃー。」と猫が隠れていて飛び出す。

「うぉぉぉぉ、にゃんて可愛い。」と目を輝かせるうたは。


「にゃー。」と再び言ってその開けている箱の中から飛び出すのだ。

「どうやって中に入ったのだろうか?もしかして忍猫?」と首を傾ける。


「いやいやそんなことを考えている場合じゃない。必ず妖刀ござるをこの手に!」と気合を入れていた。


アヤノもまた探すように街の中を隠れながら探す。

「こんな中で見つけるのは難しい。」と嘆いた。



クロエの入試が始まっていた。

寝ていないのか隈が出来ており、時々コクコクなるさまを隣で見ているテト。

これはダメかもしれない。

貴族だから落ちることはないだろうが?ないよな、いやさすがに0点は落ちるだろうと心配する。

上の方の机では心配そうにこちらを見ているルイネがいる。

「クロエ頑張ってくれ。」なぜか自分の試験よりこちらが気になっているようだ。


特に痛いのがクロエの特異な実技が魔法か剣かどちらかしか選ぶことができずにクロエが剣技を選択している。まぁ腕はいいからな、満点をとってもこれでは・・・うんダメかもしれないと頭を抱える。


クロエを見ると答案用紙にまったく何も記載がない。

名前さえも・・・

いやさすがにと思って頭を叩く。

ダメだ涎を垂らしながら寝ている。

もう限界だったのだろう


「もう勉強やー。」とぐったりして寝始める。

クロエお前、と隣に座っている従魔のテトは仕方がないと答案用紙を取り上げる。

ついでにクロエが放った羽ペンを取って書き始める。


教師たちは何も言わない。

そうこの入試テスト、従魔同伴でしかも答えることが許されていたのだ。

クロエが寝ている間に適当に書いて行く。

まぁ及第点だろう。

俺の姿に不振がっているのはルイネくらいのもんだった。


そんなやり取りを昼くらいまでやって試験の合間のご飯を振舞ってくれるとあって食堂はごった返している。

俺もまぁ普通のお肉を食べて、いいジュースをマイストローで飲んでいる。

周りでは女の子がきゃあきゃあ言っているがなんでだろうか?


クロエはどうやってかここに来たのかわからないほどで、魂が抜けている。


「クロエ大丈夫?」と声を掛けるルイネ。

何度も揺するが反応がない。

「クロエー!クロエー!」とそんなクロエはルイネによって保健室まで運ばれて行った。

クロエの筆記はここで終わったのだった。


しかしもう一教科、筆記がある。

俺は座りながらクロエが来ないことに天井を見上げて、筆記をどうにか多少は答えて試験は終わった。


そんな試験が終わったことで解放されたクロエはすぐに元気を取り戻す。

まったく現金なものだ。


「こうなったら実技でぎったんぎったんにしてやる。」と気合を入れている。

流石に実技は大丈夫だろうと遠くの方で見ようとして凄い奴とすれ違う。


頭にはちょんまげのかつらをして金ぴかの和服を来ている。

眩しすぎて直視出来ないほどだった。


「ふふふ、この私がすべてを切るでござる。」と妖刀ござるを抜いている。

「うんん?うんん?」と思わず二度見した。


そこで鑑定したらラネスラフタ・フォン・アケロ二ア第三王子だった。

「うん、俺は何も見ていない。」と思わず現実逃避をする。


良く遠くの王城を見れば洋風の城の上にしゃちほこが乗っかっている。

なるほどこれも妖刀ござるの仕業か・・・まぁしばらく様子を見よう。


「うん?」とさらによく見れば、その一番高いしゃちほこの上でロデオしあんがら泣いているミコミがいた。

「アイツなにやってんだ?」と思わず言葉にして、そこに向けて飛んでいくのだった。


「ラネス王子、対戦相手決まりましたよ。」とルイネがやってくる。

「おおうそうか、それで誰でござる?」

「それが・・・クロエ・ラドルガです。」と言いにくそうにする。

「お前が言っていた友人でござるか。」

「クロエは危険です。ここは棄権して次の対戦相手に・・・。」と説得する。

「武士に逃げる選択はない!」と刀を握り抜き放つ。

その刀のオーラがラネスを支配する。


その闘気が凄まじく。圧倒されるルイネ。

「これはもしかしたらいい戦いになるのでは。」と期待を込めた。


「ふっではな行くでござる。」まるで戦場に一人で向かう侍その雄姿を見る。

「立派になられましたね!」と色々あった。いや現在進行形で色々あっているラネスに対して涙ぐむのだった。


「さて、我の相手は貴様でござるか。」

「そうだよー。」と二振りの短剣を構える。クロエもやる気だった。

「例えルイネの有事でも手加減はできぬでござる。」

「おおう。カッコいい。」とその姿に目を輝かせるクロエ。


「それではこれよりラネスラフタ・フォン・アケロ二アVSクロエ・ラドルガの試合を始める。」


「よろしくお願いしやーす。」と軽いクロエ。

「ふむ、全力でまいるでござるよ!」と迫力があるはずなのにござる言葉で台無しになっている。


「始め!」

「でやぁーと。」下から切りかかろうとするラネス。

途中刀が地面に埋まって抜けなくなり器用に空中で一回転して地面に激突する。


「だっさー。」と思わずクロエが声をあげてしまう。

「私の涙を返してー!」とラネスに言っているルイネ。


「この武器どこかで見たような。まぁーいいか。」としゃがんでラネスが持っていた武器を眺めて去って行く。次の対戦に胸を躍らせるのだった。


結局あと二回戦って満足したクロエ。


最後はルイネに稽古をつけるように相手をした。


「はぁーはぁー。クロエ強すぎー。」と地面で伸びているルイネがいた。

「ルイネも頑張ったねー。」となぜかおでこを撫でていた。

「ちょっとそれはやめて!」と恥ずかしがる。

「えーいつも二人の時はおでこたーくさん撫でさせてくれるのにー。」

「ちょっとクロエ!」


「まさかルイネ様にそんな。」ざわざわと噂になっている。

「あちゃー。」とまた一つ変な噂話がたつのだった。


クロエはもう姿をくらませていた。


テトはパタパタと飛びながら王都で一番高い建物の高い所に来ていた。


「びぃえーん。えーん。」と泣きじゃくるミコミ。

「助けてー、だずげでー。」と叫ぶが誰も気付かない。


私が金銀財宝の場所で寝た後。

気付けばここにいた。金のしゃちほこの上で私はその街の絶景に・・・恐怖を感じた。

「高ーい。恐ーい。いやぁーーー。」と叫んで気絶した。

下に落ちていないのが不思議なくらいだった。


なんとか微弱だが憑りついている堕天使のゼアが全神経を使ってミコミが落ちないように、落ちないようにとバランスを取る。

「この私にこんなことをさせるなんて!屈辱だ!」といいながらもミコミのために頑張るゼア。なんだかんだとミコミの事が気に入っていた。



再び目を覚ますミコミにホッとしたのも束の間、また気絶するループに陥っている。


「どうにかしてくれー。」と叫び堕天使。しかしその言葉を聞くものがなく何に近すぎ。

ミコミのお腹は限界を迎えて大きくなる。


「ぐぅーぐぅーぐぅー。」そんなになっていたら気絶もできないミコミ。

「この金の長加奈さんは食べれるのかな。」とかじっている。


「全然食べれない。ミコミ腹減ったー。誰か助けてー、恐いし、いやーー。」としゃちほこをロデオしながら暴れるミコミ。


「俺コイツ助けないといけないんだろうか?」とそんな様子を見ている。


「おい助けろよ!ぜーはーぜーはーぐぅー。」と堕天使の零体でも腹が減るらしいお腹が鳴る。


「えー。」と思わず声をあげる。


「・・・テトお願いします。」と頭を下げるゼアその全身は屈辱で震えていた。

「ハァー仕方ないな。」と近づく。


「おおうテトー。助けに来てくれたのー。嬉しい、嬉しいよー。」とそんな涙を流し続ける。


ミコミの近くでパタパタと飛んでいる。

「えっなにどうしたらいいの?」と困惑する。


「まさかミコミにぶら下がってこのまま降りろというの?無理無理無理無理無理無理無理ー。」と最後の力をふり絞って首を振りまくる。


「はぁー。と俺はその手で無理やりミコミの肩を掴む。


「痛い、痛い、痛い。あれ痛くない?」と首を傾ける。


「重いな。」まるで二人分の重さがあるみたいだ。

「失礼!美少女メイドのミコミに向かって失礼むぅー。」と口を尖らせている。

そんなことより俺が喋っていることに驚けよ。


ミコミは下を見ないように目を瞑っている。

それでも風の影響を受けているのかブルブル震えていた。


「申し上げます。」

「どうした?」

「はっ例の犯人らしきものを王城で見かけたと報告がありました。」

「ここでか?いや潜入してきているのだ。あのバケモノの線も捨てるべきではないのかもしれないな。よし兵を全員集めろ。不審者を捕まえるぞ。念のため総長にもお願いしておけ。」

「はっ!」と言って部屋を出て行く兵士。


「まさか絵の竜が城に侵入しているとは・・・。」とそこにはおどろおどろしい見た目の竜が書かれていた。



俺はミコミを庭に降ろして感謝をされながら飛んでいく。

「うん、なんだか下が騒がしい。」


「なんで、なんでいつもこうなるのぉー。」と手錠を掛けられているミコミがいた。


そう言えばここ王城の庭だった。不審者は捕まる運命だった。

「うん、俺は悪くない。」と取り敢えず見ない振りをしながら飛んでいくのだった。


「ねぇー助けてよー。」ぐぅーとなぜかミコミの叫び声よりもお腹の音の方が大きく聞こえるのだった。

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