表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
竜の子に転生したらテイムされました!?  作者: 矢斗刃
3部 第1王子
76/237

懸賞金を掛けられて

俺は逃げながらスミンに連絡を取り、彼女と一緒に転移のリングでユカリのいるダンジョン部屋に飛んだ。


「あっ主様ー。」と近寄ってきたのは豪華な着物を着たユカリだった。


すっかり妖刀ござるの影響で和服の着物がマイブームになっている。

おかげでダンジョン内で蚕が増えていたり、蜘蛛が増えたりもしている。

最下層等辺が着物作りに特化したようなモンスターだらけになっているのは御愛嬌なのかも知れない。


ダンジョン内で少しずつ衣服関係がドロップしているのは彼女のこうした努力の賜物かもしれなかった。


「ああ、すまない、しばらくコイツを預かっていて欲しい。」とその辺に置く。

「うぎゃ。」とか叫び声を上げてまた気絶した。

雑に扱いすぎたか?いや、クロエ達を嵌めようとしたみたいだし敵だろう。

敵に容赦はしない。例え神が相手でもな。


「それは構いませんが。」となぜか抱きついてくる。

「むむ。」とスミンが反応してもう片方の腕にしがみついて来る。

仲がいいのだろうユカリにはそんなに嫉妬心はないのかもしれない。

ほっぺたくらいは膨らませているようだがな。


「コイツは一応重要人物らしい。丁重にとは言わないがそれなりの扱いで扱き使ってやれ。」

「なるほど、それは教育しろということですか?」見た感じわがままさが出ている第一王子。

「好きにやれ。」

「はい。」一体どのようなに教育するのか気になるが任せたのだから気にしても仕方ないだろう。


「では任せた。」

「ああっ。」と腕を解かれてしまい残念がるユカリ。

「バイバイ。」とスミンが勝ち誇ったような顔になると二人で転移して王都の辺境屋敷に戻って来た。


「テト様のいけず。」とユカリは拗ねて見送った。

しばらく愚図っていたが運んで来られたこの子をどうしようか?と悩んであることに気づくユカリ。

「へぇそう言うこと。」とニヤニヤしながらこれからの生活が二人になると言う楽しみを覚えるのだった。


屋敷のスミンの部屋。

「俺はしばらく身バレしたことにより冒険者として活躍できない。」

「そうでしょう。」と頷いている。

「下手したらお尋ね者になるだろう。」


「デッドオアアライブですね。」

「まぁ間違ってはないが・・・と言うことはしばらくデートはできないからな。」

その言葉を聞いてスミンが固まる。

「えっなんで!これからのラブラブ都会生活はー!」と迫ってくる。

「諦めてくれ。」

「ガーン。」としょぼくれていた。


クロエが学園に入学するにあたりメイドのスミンに時間ができる。

空き時間にデートでもと考えていたのかもしれないが・・・計画が水泡に帰してしまった。



城では辺境伯家の人間に構っていられないのか、彼等はお咎めなしとなり城から追い出された。

「むっ消化不良でござる。」とまだやり足りないのかもしれない。

「あとで模擬戦しよう。」とクロエがうたはを誘っている。

「いいでござる。いいでござる。」と二人で意気投合しながら、馬車に乗り込む。


「はぁー疲れたー。」とクタクタになりながら馬車に乗るランドル。

「俺もまだまだ強くならなければ!」と決意を固まめるライズもまた最後に馬車に乗った。


その馬車でゆっくりと王都の辺境伯邸に向かうのだった。


戻って来たクロエとうたはが模擬線をしていた。

もはや次元が違う。二人は達人の域に入っておりそこに何者も入れないでいた。

剣戟の音から打突音何かも聞こえる。

吹っ飛ばされて、吹っ飛ばしを交互に繰り広げていた。

クロエどうしてこんなにも強くなったのだろうか?と思うほど、まぁレベルもカンストしているしな。強さにも頷けるものがある。

だけれども一応言うが、ステータス上はクロエは聖女なのであって決してバトルマニアというわけではない。

もしかしたらステータスにも誤差があるのかもしれない。

あまりあてにしてはいけないだろう二人の模擬線を見ながら思った。


「クロエ、中々やるでござるな!」

「うたはもやるー!」と剣戟の応酬で応える。


「あのー。」と門の周りが騒がしい。

「うるさいのだが・・・。」とクレームが入り始める。

「両者そこまで。」と言って勇敢にもタルタロスが間に入って模擬線を中断させている。


「お騒がせいたしました。後日礼品を持ってお詫びいたしますのでお許しください。」とタルタロスが皆様に詫びていた。



そしてその日のうちに第一王子の拉致の報は王都を駆けまわった。

賞金首に掛けられた額は10億という相当なものだった。


この日のうちに賞金に目がくらんだものたちが動き出し、ここまでたどり着いた猛者たちは夜中のうちにすべてスミンに返り討ちにされる。


まぁ賞金は本人じゃないと意味ないんだけどな。

そんなことを思いながら、転移のリングで襲ってきた奴等をダンジョンに送っていたりする。


ここから辺境領まではそこそこあるので何処に転移させられたかかわからないまま困惑するだろうな。まぁこれも襲われたものの駄賃だ。


懸賞金が掛けられて動くはずの冒険者ギルドが動かない。

前日にあれだけ痛めつけたからだろうか?

理由はともあれ、スミンがあまりにも巻き込まれそうなら考えるしかないだろう。

辺境に逃がすとかな。


そんなことを思いながらゆっくりと寝るのだった。

あれ?久々に夜ぐっすり休むんじゃないだろうか?

まぁ辺境では色々とやることあったしなと思いながらぐっすりとクロエの横で寝た。



「やってくれた!やってくれたぞぉー!」とレジスタンスのアジトで浮かれているあおのり。

「やりましたね。」とスズオトも応える。

「ああ、これでまた一歩。この国を変えるために行動できる。」と二人して喜ぶのだった。



「ミコミ、ミコミ、ミ・コ・ミー。」と機嫌がいいような声で歌いだす辺境の地にいるミコミ。

いやこれは名残りなのかもしれない。降霊したことによる障害みたいなものだろうか、それに少し罪悪感があるゼア。まぁ憑りついて5年にもなるから多少の情が湧いていたりした。


「?」とミコミが機嫌のいいことにわけのわからない顔をしている。憑りついている堕天使ゼア。


部屋に帰って旅支度をしてリュックを背負う。

「家族に会いに行くよー。さらば辺境の地。」と敬礼する。

そうなのだノエノスに休暇をお願いして今、王都にいると言う兄弟に会いに行くのだ。


歩き出すミコミの背に心配顔のゼアがいた。

案の定、様々なトラブルに会いながら王都を目指すことになった。

降霊した本人は時に身体を乗っ取ってそのトラブルを解決して王都へと続く道を進むのだった。

ブックマーク、評価お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ