悪魔達が出たんだー!
「悪魔だ!悪魔達が出たんだー!」と指揮官がやられたことで逃げ始める敵。
「失礼な敵だ。追撃する!」言って馬に乗るノエノス。
「あっそれ俺の馬!」抗議するライズだが走り出してしまった馬に追いつけるはずもない。
「うさー。」と言って同情するフルフ。
狼が兎?と思った者達がいた。
「行くよフルフ。」とノエノスに負けまいと追いかけようとするクロエを引っ張るように止めるスミン。
「おろろ、スミーン、放して獲物が全部お姉ちゃんにとられるー。」と言って目をキラキラさせながら腕を振って抗議する。
「あのですね。まだクロエ様は10歳なんですよ。そんな危ないことダメに決まっているじゃないですか!めっ!」と叱っている。
「むぅー。」とはぶてるように口を尖らせる。
「まぁいっか。」と切り替えるようにルイネに向かって行く。
「大丈夫?」と聞く。
「うん大丈夫。クロエ凄かったね。」
「えへへそうかな。」とほめ慣れていないのか照れている。
「で、どうして君たちがここに?」と宰相が聞いてくる。
「わかりません。気付いたら空から落ちていたとしか。」と答えるフレイザ。
その時ミコミが崩れ落ちるように地面に顔面を埋めるように倒れた。
眠るように息をしているような?してないような?
何か神秘的なものを感じた。
普段と違うミコミ。
何かヤバそうだ。
そのミコミをフルフに預けるように乗せるスミン。
「閣下これからどうされますか?」と聞いたのはタルタロス。
「ふむ帰らないといけないのは変わらない。」と答え考える。
「だがこのままでは次の街で休むこともできまい。今日は砦でお世話になっていいか?」
「はっ。」と答えて引き返すことに決まった。
クロエは何度か抜け出そうとしたがスミンとフレイザに捕まるのだった。
「むねーん。」とか言っている姿にルイネは笑うのだった。
ノエノスは敵を追いかけながら仕留めていた。
馬の上でも上手に大剣を振り回していた。
その姿はどこかの猛将のようで鬼気迫っていたのかもしれない。
普通こんな大軍を一人で追撃なんてしないのだが、ノエノスは強すぎた。
天下無双と言っていいかもしれない。
敵は逃げの一手を打つのだった。
俺もまた無双するように敵をなぎ倒す。
「ストーンバレット。」
逃げる相手には魔法の礫をぶつけている。
当たりどころはたぶん大丈夫だろう。
最後の一人を大剣の腹で叩いて気絶させた。
未だ人を殺すことになれていないのか、気絶させるようにセーブをしているようだ。
追い剥ぎをしようと一人一人に手をかざしていくのだ。
触れることなくちょっと浮かせていいと気づいた時にはちょっとラッキーと思ったほどだ。
「ふむ。」と素っ裸にした気絶した男達。
俺だってこんなことをしたくはない。
だけど、きっとたぶんこの鎧は売れるから老後のため、いや違ったゴロゴロしたスローライフのためにも今頑張っておこうと拳を握って気合を入れて追い剥ぎを継続するのだった。
そして死にもの狂いで逃げてくる敵たちがこちらに向かってきた。
そいつ等も逃がすことなく狩っていたら、馬に乗った鬼気迫るノエノスが来た。
これで終わったな。
どうやらもう増援はないようだ。
「ふぅー。」とため息を付いて気が抜ける。
どうしてこんなにも働いているのかわからないな。
予定ではもっとスローライフを送るはずじゃなかったのかと問いただす。
まぁそれはこれから、これからと自分に言い訳をしておく。
しばらくゆっくりしようと寝て過ごすことを決意した。
「少年!」とこちらに気づいたのか目を輝かせて涎を垂らしている危ないノエノス。
馬から降りてもじもじして顔の横で両手を組んで左右に振っていて、瞬間移動しながら近づいてくる。
まるで獲物を目の前にして我慢ができない猛獣のようだ。
なんか超恐いな。
「この日のために死に物狂いでダンジョンに潜ったからー。でへへ、でへへ。」
「お前強くなるのそう言うの!もっと純粋に強さ求めろよ!」とツッコミを入れてしまう。
「少年!少年!」
目がヤバイし、全身が悪寒に包まれる。
「あっ。」しまったコイツ、ガチショタコンだったー!
「いただきまーす。」と言って襲い掛かろうとしてくる。
「じゃあ!」といいながら手で合図を言って一目散に逃げ出す俺。
結末が締まらねぇーな。
「ああー待って少ねーん。」と言う言葉から遠ざかって行った。
「くっ逃げられた次こそは!」と再びダンジョンに潜って地獄の訓練をしようと燃えるノエノスだった。
「恐ー。」と身体が震える俺だった。
「あれ、何してたんだろう?」
何か大事なことを無意識にしていたような気がしたが・・・冷静になるノエノスは戦場の様子を観察する。
何人もの人間が息があるが、鎧を剥ぎ取られている。
追い剥ぎにでもあったのだろう可哀そうにと手を合わせて拝んだ。
うんなんか違うと思う。
取り敢えず偉そうなパンツをはいている男を馬に乗せて帰ることにしたのだった。
「少年はいない。」と戦場には大人の男ばかりが転がっており残念がり肩を落とすノエノス。
もはやノエノスのショタコンは治らないほど重症かもしれない。
それは無意識で仕方ないことと言い訳をしながら、この場を後にした。
「少年ー。」とショタ成分が足りないように急に叫んだのだ。
パタパタと飛びながら帰ろうとする俺。
今度街の子供たちにも注意を促すことにしよう。
「うん絶対しよう。」と忘れずに心に刻んだ。
遠目で見ていたら奴隷狩りにあっているのだろうか、裸で逃げている者達を確保するように動く人間がいた。
ああ、まぁ自業自得だな。
おかま達に追いかけられている男たちに同情するのだった。
「まぁ己の運命を恨んでくれ。」とパタパタと世話が焼けるクロエの元へと戻って行こうとするのだった。
「ダンジョン。」と目をキラキラさせながら手を万歳して喜びを表現しているクロエ。
この砦にもダンジョンへと通じる地下の階段があることを知る。
それはまるでダンジョンに憧れている一人の冒険者のようだ。
「ここにもあったんだぁー。」と別に城の中にあるダンジョンにこだわる必要もないことを知るクロエ。ここならバレずに入ることができるとスミンの方を見る。
「ダメですよ。」とスミンが止めに入る。
「うう、スミン。」と目をうるうるさせる。
「そんな目で見てもダメなものはダメです。」きっぱり言うことができるのはスミンだからだろう。
「がーん。」と膝を突き崩れ落ちた。
「そもそもさっきの戦いで疲労しているでしょう。」
「ううん、大丈夫だよ!」と元気に起き上がってマッスルポーズをして可愛さをアピール。違うな疲れてないをアピールしているのだろう。
私もクロエの思考に染まりつつあるのかもしれない。気を付けないとと思っているスミン。
「そんなことより、今はルイネ様と一緒におられた方がよろしいのではないのですか?」
「はっ!ダンジョンにワクワクし過ぎてしまった。」と反省してルイネの所に向かおうとして戻ってくる。
「でもぉー。」と言って向かって行って、戻ってくる。それを何度繰り返しただろうか。
「ルイネ様も誘って少しだけ見学してみたらどうですか?」と言って来るスミン。
「スミン天才!」と言って手を握ってブンブンしてくる。
「よし、そうと決まったらルイネの所に行こう。」と走り去ってしまった。
たぶんルイネ様、疲れて来ないだろうなと思いながら、一緒に向かって行くのだった。
「タルタロスさんに、ダンジョン前の警備をお願いしとかないと。」とクロエがいる間は警戒してもらおうと決めた。
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