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竜の子に転生したらテイムされました!?  作者: 矢斗刃
花嫁の道
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宰相の決断

ダンジョンに行っていたクロエは戦わせてもらえず。

「ぶーぶー。」と言いながら帰ってきた。

それをなだめるスミン。


俺はクロエに確保されて愚痴等を聞いていた。

「お姉ちゃん過保護すぎ!まったく!ぷんぷん。」と怒っている子供。

これは怒っているのか?

可愛く見えてしまうのは俺だけだろうか。


その様子をどこからか見ていたポルルにほっぺを突かれ遊ばれていた。


ルイネとノエノスはダンジョンでトキの遺品を見つけることができずに残念がっていた。


「くっ。」と悔し涙を流していたルイネの肩を組んで慰めるノエノスがいた。

もう少し反省がいるかもしれないと思いながらトキをいつ解放するか悩むのだった。



夕食時ラミーナを観察していたが、こちらを見ることなく食事を終わらせていた。

本当に気付いているのかわからない。


そう思ったと同時にぞくっとする視線を向けられた気がした。


これは冒険者ヘイロンの正体に気付かれているかもしれないと汗が流れている気がする。

きっとどこかタイミングがいい時にでも手札として使うつもりなのだろう。

それまでは知らぬ存ぜぬで通すか、まったく恐い女だ。


今日は俺も疲れている事だし寝た。


夜にラミーナの部屋の窓から可愛い鳥が入ってくる。

シマエナガに似ている。白くて可愛い鳥だ。

「やっぱり。」と手紙の内容を確認する。

返書をしたためて口に加えさせる。


パタパタと飛び立ったと思ったら、飛びながら巨大化するシマエナガ。

その様子も可愛いが、実は結構強かったりするのだ。


「いつも思うけどあの重さで飛べるものなの?」


そんな疑問を口にしながら、今日はベットに付いた。

この城のベットは寝やすくて本当に困る。

今まで使ったことのあるベットよりも上等すぎるものだった。

そのベットを気に入っているラミーナは至福の時に落ちるのだった。



次の日には宰相クオンが起き出してきた。

クロエの聖魔法の効果で実際は怪我は酷くない。

どちらかと言えば周りの人間が心配して休ませている。


そんな宰相の横でメイドとして控えるマリーナ。

笑いかけたノエノスだったが、宰相の前と言うこともありなんとか堪えていた。


会食時に宰相クオンにルイネ、ラドルガ辺境伯家の皆、それにアリアがこの食卓についていた。その後ろにメイドがいる。


静かに朝食が始まる。本来なら夕食会を開くべきだったのだろうが、色々ありすぎて朝食に皆が集まると言う異例の事態だ。しかも3日目、明日にはもう帰ることになっている。


ランドルが沙汰がどうなるか気が気ではなく、食事の味なんてしていないのかもしれない。

ラミーナはいつも通り食事を取っていた。

クロエは作法になれないようで、今日はノエノスがお姉さんとして教えていた。

意外にそう言う作法もできるようで感心する。


ライズもしっかり作法通り食べているようだ。

ルイネもいつも通り食べている。


アリアは宰相をちらっと見たりしていた。


俺はスミンに抱き抱えられ待機していた。

フルフの人型なんて、ノエノスの後ろで涎を出していたりする。

スミンに小突くように言って、小突いて姿勢を正していた。


ミコミより優秀なんじゃないだろうか。


その肝心なミコミは未だ疲れて寝込んでいるらしい。

一度起きたが・・・


「うーん、うーん。」と両手の人差し指を空に立てた。

「こっち、あっち。」と何かを調整するように人差し指を上のあちこちに当てている。

それを見た人たちはまた変なことやってると言う感覚だったらしい。


「何か来たぁー。」と言って再び気を失ったらしい。


一体ミコミの身に何が起こっているのか個人的に気になるが・・・巻き込まれそうな気がするから近づかないようにしよう。


「さて、これからの話しをしよう。」と口をナプキンで拭いながら、そんなことを言うクオン。


「今回の件、辺境伯家に罪を問うことはしない。」

その言葉を聞いてランドルはほっと胸を撫でおろした。


「そもそも、今回の件は私を狙った賊の仕業、それに対処しようとした辺境伯家を称える事はしても罰することはしない。」


「クルーガ。」

「はっ。」と出てくる影の男。

「今回の件、誰が関わっていた。」

「今回捉えたものは表で護衛に付いたものすべてです。」目を閉じるクオン。


「そうか、私はそれほど恨みを買っているのか。それとも・・・。」

「前者と後者でしょう。」

「前者の者が、後者に利用されたか。」

「はっ、その可能性が高いでしょう。」

「そうか、他の大貴族が関わっていると厄介だな。」

「敵対派閥であるのは間違いないと思いますが・・・。」


「いや、他国の線も捨てることはできん。」

「聖教と連合ですか?」

「一応帝国も入れておけ。」


「はっ、そのことを念頭に護衛いたします。」

「ああ、頼む。」それを聞いた後クルーガは消えていた。


「連合や他国が辺境伯家を嵌めに来た可能性もあるのですね。」と何かに合点が言っているラミーナ。

「私と辺境伯両者を失脚、もしくはどちらか一方でも仕留めておきたかったか。」

「連合に恨みをかってますからね。」エスリーヘネワトの戦いで負けたこと、未だ連合は恨みを忘れていないのだろう。

まぁ足並みは揃っていないようだが・・・


ここにミコミがいなくて良かったなと思う。絶対おろおろしてバレるだろう。


「さてそんなことより大事なことがある。」


皆が皆宰相を見ている。

「ここにいるマリーナをもらっていくがいいか?」


「うん?」と疑問に持つランドル。そして理解すると。


「はぁぁぁー。」と大きな絵を出して思わず立ち上がる。

「お待ちください、正気ですか。その、こう言うのは悪いですがかなり粗暴な所がありますよ。」と聞き返す。

「至って正気だ。私もどうかと思った所もあったが、こうするしか道がない。」

「・・・わかりました。不肖の姉ですがよろしくお願いします。」と言って頭を下げる。


「うむ、頼む。それと簡易な結婚式をやろうと思う。」


「うん?」


「今日ここで、昼から。」


「えっ!」

「はっ?」

「今日?」


様々な反応が返ってくる。


「ランドル殿、奥方準備をお願いしてもよいか。」

「簡易なものでよろしいのですね。」ラミーナが聞く。ランドルなんて置いて行かれている。

「ああ、かまわない。」

「畏まりました。」


「では、各々方取り掛かってくれ。」

「お待ちください。」と立ち上がったのはルイネだった。


「なんだ反対か?」

「いえ、そうではありません。あまりにも急すぎませんか?」


「そうかもしれんが、帰ってからそんなことができると思うか?」

「・・・。」

「できないだろう、それにマリーナは昔馴染みだ。他のものより信頼できる。それでも反対か。」


顎に手を当て考えるルイネ。

色々なことを考えて答えが出る。

「はい、わかりました。ここで辺境伯家と縁を結べるのは価値があると思います。」

「そうだろう。あまりにもありすぎて逆に罠ではないかと疑いたくなるくらいだ。」

そんな言葉を聞いてビクッとするランドル。


「ランドル殿、すまない遊びが過ぎたようだ。これから私のことを兄と呼んでくれてもいいのだぞ。」

「いえ、さすがにそれは・・・。」と遠慮をしていた。


「では、今度こそ皆取り掛かってくれ。」と宰相が命令した。

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