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竜の子に転生したらテイムされました!?  作者: 矢斗刃
2部 成長するものたち
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レベリング

「闇魔法は特に暗殺なんかに使われる魔法です。」

「暗殺何それ美味しいの?」

「美味しくないですよ。」と何とも言えない表情で答える。


スミンを見て見ればポーカーフェイスだ。

まぁ前職までの話しだからな。


「まぁ忌避はされているけど、身を守るために使われないわけではないので・・・闇魔法中心に教えて行きましょうね。」と何個もの呪文を教えてもらう。


〝スミンも習っとけよ!〟

〝?〟と言う感じだ。


〝たぶん適性があるだろうからな。〟

ちょっと驚いていた。

それだけ言って俺も聞き入りながら、ちょっとずつ寝ていくのだった。



起きて見れば、いい時間のようだ。


「影分身。」と唱えればクロエに似た姿の影が召喚される。

黒かった見た目が段々とそれが色を帯びて来る。


こうなると中々見分けがつかない。


「そっくり!」と驚いているクロエ。

まぁアリアの教え方がうまかったのもあるかもしれない。


「普通、相対属性は相性が悪くて使えないのが普通なんだけど・・・。」

考え込むアリア。

「いい研究素体になる?」なんて物騒なことを言う。


「先生、恐い!」と若干クロエに退かれている。

「はいはい、ごめんなさいね。」そう言ってつくろっていた。


近くではスミンが闇魔法の影人間を作っている。

「私が魔法を使えるなんて・・・」と驚いていた。


アリアはスミンにも驚いていた。

「魔法を使えるなんて意外にいい所の出なのかしら?」


「それはどういうことですか?」興味本位で聞いてみた。

「基本的には遺伝の関係で貴族しか魔法を使えないのよ。まぁ冒険者も使えるけど、貴族崩れだったりするからね。先祖はいい所の出なんじゃないの?」そう言うアリア。


「私が貴族?」と首を傾けていた。


「何代前とかそのくらいの感じだと思うけどね。」

「・・・。」自分の家族の事とか興味があるのだろうか?と俺はスミンを見ていた。



今日俺はしれっと魔法を見て教えてもらった属性を使えるようになっていたりする。

まぁ今日にでも試してみるか。


その夜、今日はどうするかと思いクロエの所を抜け出してくる。


「おおん。」と狐、違った白狼のフルフに会っていた。

コイツもなんだかんだと成長を遂げていた。

あった時よりも2倍くらい成長しているのだ。

そんな身体でよく部屋とか入れるな。と思っていたら割とサイズの変更が出来ていたりする。器用な奴だなと感心していた。


今日はフルフとレベル上げをしようかと思っていると、スミンが向こうからやってくる。


そう言えば昼のことを説明しておかないといけないなと思った。

ついでにスミンも誘って、ダンジョンにでも潜ろうかと思う。


「スミン話しがあるんだろう。ふむ、今日は一緒にダンジョンに潜ろうか?」

「はっ?」と呆けた顔をする。


俺は立ち上がる。それから・・・

スミンを引き寄せるように。

「あっ何を?」となんだか喜んでいるが。


そのリングに触れると城の地下の中級ダンジョン、獣魔の迷宮に転移していた。

魔獣の迷宮とは辺境伯が名付けた名前だったりする。


「これは一体?」と困惑する。

「お前にやったリングは転移のリング、ダンジョンとこの城の中くらいなら転移ができるだろう。」

「えっこれってそんな高価なものだったのですか?」

「ああ、だから多少あげるのに渋っていただろう。」

「そうでしたね・・・」と納得すると同時に少し喜んでいた。


「?」その表情の意味がわからなかったが・・・

「取り敢えず俺達はレベル上げをしよう。」

「おん。」と叫ぶフルフ。


「レベル上げですか。」

「嫌か?」

「あまり業務に支障がない範囲なら・・・」と渋々納得する。


「これはクロエを護衛するために必要なことだ。特に俺の秘密を知っているのはスミンとフルフくらいのものだからな。しっかりクロエのレベルが上がるくらいまでレベルをあげよう。」

「・・・はい。」何かを考えそう答えた。

「おん。」とフルフは納得している。

まぁ肉もドロップするしな、最近はフルフの肉を消費する量も増えているし、無駄飯ぐらいにならない程度に確保するか。とフルフの頭を撫でてやる。


「あまり乗り気ではないかもしれんが、スミンのレベルは1だ。ドラゴニュートの種族が変わってレベルがリセットされたみたいだな。すぐに上がると思うから、取り敢えずそこまでやって今日は帰るぞ。」


「前衛はフルフ、中衛はスミン、後衛は俺で行く。スミンはそのままではダメだな。ふむとフード付きのローブを被せている。」この間最上級ダンジョンでカメレオンドンと言う大きなカメレオンを倒した時のレアドロップだ。


姿を隠せる能力がある。防御力も優れているしな。

俺は二振りの双剣かな、これも上級ダンジョンをクリアした時に手に入れた対の一品。


双炎の剣だったりする。一方は蒼く、一方は黒い炎を宿している。何とも言い難い剣なのだ。


「むっ、しまった後衛だったな。」と今の剣を泣く泣くアイテムボックスに直す。

せっかく人前で使う機会だったのだが・・・今日はレベリングだとあきらめて、素の状態で望むことにした。


「魔法で、後衛はできるのですか?」と聞いてくる。


「ああ、まぁ見ていろとファイヤーボール。」と唱えると二つの炎が浮かび上がり俺の周りをまわりだす。


「これで敵が来たときは自在に攻撃を加えることができる。俺の雑魚敵殲滅用、オーバーレイだ。」

「なるほど?」とわからない顔をしているな。


「まぁ敵が来ればおのずとわかるさ。」と答える。


〝PT設定をしますか?〟と問いかけてくる。俺にたいしてイージーだなと思った。

はいを選択して経験値を等分にしておく。


「おん。」と言って戦闘態勢に入るフルフ。

向かって行ってシカのようなモンスターの首を噛み千切った。


ドロップが鹿肉と鹿の角だったりする。

「えっ。お前いつの間にそんなに強くなってんの?」とフルフの強さに驚愕した。


「知らなったんですか?フルフはノエノス様と共にダンジョンに潜ったりしているそうですよ。それにノエノス様とも模擬線をしてそこそこ戦えているらしいのです。まぁ力を抑えて50%くらいとか言ってましたが・・・。」


「おん。」と鳴く。


コイツのレベル上げ必要ないな。と頭を抱えた。


「これはなんでしょう?」と力が溢れてくる感覚に戸惑っているみたいだ。

「レベルが上がったんだろう。」

身体動かしている。

「大丈夫だと思うが、力に振り回されないように気をつけろよ。」


「はい。」と力強く答える。


「順番をかえよう。前衛がスミンで、中衛が俺で、後衛がフルフだ。それでいいな。」と最初に行ったことを取り消すのはかっこ悪かったが仕方ない。


「わかりました。」と言っていつの間にか自分の愛、武器のスティレットを取り出していた。


「突きの武器か、相性が悪かったりするからな。」と肉厚のあるモンスター達のことを思う。

「まぁ今日はそれで行こう。次回までに何かいい武器を見つけておくさ。」


「いいのですか?」


「ああ。鍛えると行ったのは俺だからな。それに眷属にしてしまった手前、面倒を見るさ。」

そう言って俺達はダンジョンの奥へと向かって行くのだった。


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