3発殴ると決めた!
俺はその後も絡まれ続け、なんとかやり過ごしていたら、閉店時間になっていて流石にカウンターで寝ている女を置いて帰るわけにもいかず。
「家はどこだ?」と肩に手を乗せて運んでいく。
身長は俺の倍以上はあって多少大きいがまぁなんとかなるだろう。
「えーっと、あっち!」本当だろうか?
「お前はいい奴だぁー、私の娘を嫁にもらてくれぇー。」とか言っている。
「そんなに飲んでいないはずなのに酔いすぎだ!」
「むにゃむにゃ。」と寝てしまっている。
取り敢えず指を指していたそこに向かうが、軍船しかないのだが?
「おい、お前手をあげろ!」と銃を向けられる。
この世界にも銃があるのかと驚いていた。
鑑定を使えば魔法銃と出ている。
製作者がアリアとなっていたのはなんと言えばいいのか。
今日見たメイドのことを思い出していた。
「アリアーアリアーママだょー。」と言ってチューしてこようとしてうまくあしらっておいた。
「おおう、あの攻撃を避けているとは?」と出てきたのはおっさんだった。
「誰だ?」
「私はこの艦の副官を務めさせていただいている。イルグと申します。」と答えてくれる。
「コイツがあっちに家があると連れてきたんだが・・・。」未だちゅーをしようと迫ってくる女を片手で止めている。
「艦長しっかりしてください。海軍のトップが醜態を曝したら、部下に示しがつかないでしょう。」といったが回収に来ない。
「いや、受け取れよ。」
「いやぁ、そんな状態の艦長に近づくのはちょっと。」
「僕もです。」とか皆遠慮している。
「あん?」と思わず聞いてしまう。
「そのまま船室まで運んでくれないかな?」申し訳ない顔でお願いしている。
「はぁー情けな。」と言って俺は飛んで軍艦に乗り込んだ。
「何処だ。」と近くにいる奴に聞けばあっちと指されたので連れて行ってベットに寝かせた。
俺は誤解をされないようにそのまま部屋を後にした。
そんな俺は現在沢山の海軍の兵士たちに囲まれている。
「これはどういうことだ?」
「例え恩義がある人でも、艦長を手籠めにしようとした奴をただで返すわけにはいかない。」
「ほう?」
「海軍式の挨拶を食らいな。」と一斉に襲い掛かってきた。
別に怪我をさせるつもりはなかった。
ただ、俺達全員の嫉妬みたいなものだろうか。
それを晴らすために向かって行ったのだ。
そのバトル、執念によって立つ奴等が多く。
その意思の強さに驚かされた。
「くっ、はぁはぁーつえぇ。」と言って最後に立っていたのはイルグだった。
「すまねぇな、はぁはぁー俺達の八つ当たりに付き合ってもらって。」
よく見れば皆が皆、納得した顔で倒れている。
「お前が艦長の思い人だってリークがあってな。俺達は我慢が出来なかったんだ。俺達のアイドル、マリーナ。」と言い切って気絶した。
「はっ?」ちょっと思い出す。そう言えばそんな視線を酒場で感じていたな。
「だが、俺は飲んだくれが嫌いなんだ。」そう言ってこの場を後にした。
「男たちの思いは受け取った。その父親と言う屑野郎は俺が代わりに殴っておいてやろう。」そう決意して俺はパタパタと城へと戻って行った。
起き上がったら頭が痛い。いつの間にか寝てしまっていたようだ。
昨夜の記憶がない。私は何をやっていたのだろうか。だが何かすっきりしている。
そう思いながら外に出たら・・・船員全員がやられていた。
「何が、何があったんだ!」と駆け寄り、船員を揺する。
「あいつが・・・呪い野郎が・・・俺達・・・。」バタっと再び気を失う。
「なんだ、何があったんだ!」と叫び出した。
「何かあったのですか?」と聞いてきたのは海にいる人魚。
「私に喧嘩を売った奴がいる。その喧嘩買ってやる!」とマリーナ艦長は復讐に燃え上がっていた。後ろの海では巨大なモンスターが声を上げていた。
パタパタと戻ってきた俺はスミンに見つけられ、抱えられながらクロエの元に向かっていた。
「ふんふんふーん。」とスミンは鼻歌を歌いながら、俺をクロエの所まで連れて行く。
「クロエお嬢様、おはようございます。」とカーテンを開けて挨拶をする。
光が射して眩しいのだろう。
「おはよう。」と目を擦りながら起き出した。
姿を見せながら髪を整え、服を着せていくスミン。
その姿見の姿に満足して頷く。そしてマジックリングを指にした。
「浮気はだめだよぉぉー。」と言ってスミンから俺を受け取っていた。
一体誰に吹き込まれたのか許さん。
「ありがとう。」とスミンに言って朝食を取りに向かう。
「おはよう。」その途中で挨拶してくるノエノス。
二人は話し込んでいる。戦闘のことだろうか?
「ほぉーほぉー。」と今日のフルフはフクロウみたいな鳴き声だった。
こいつ、いつか喋り出しそうだな。今は声の練習中か?と
「ぎゃおお。」と一応挨拶をしておいた。
アリアも来ているみたいだ。そう言えば昨晩相手をしていた美人がアリア、アリアと言っていたが、まさかお前の母親かぁぁー。
なんか、こんな可愛い子をほったらかしとはかなり父親ぶん殴りたくなってきたぞ!
まぁ美人な母親の分も殴ってやろう。それと奴等の分で計3発分だな。
俺達はご飯を食べ始めたと同時に、王都から使者がやって来たことを伝えられる。
「私が対応をしてくるお前たちはゆっくり食べていろ。」と言ってこの部屋から出て行った。
「王都から使者ですか?」と言ってきたのは兄のライズだった。
「そうね。ちょっときな臭いわね。」と言いスープを飲むラミーナ。
「もし何かあったら私がぶん殴って解決します。」とニコニコ顔でノエノスが言う。
「王都!王都!行って見たーい。」と言っているのはクロエだった。
アリアは黙々と食べていた。
「アリア姉さまは王都に行ったことがあるの?」とクロエは聞く。
「私は、王都に試験を受けるために一カ月ほど・・・人混みが恐かった。」と青ざめている。
「クロエ、アリアはこう見えて飛び級で学園を卒業した天才なの。」
「そうなの?天才。凄い!」と褒め称えた。
「そんなことないよ。試験簡単だったし。クロエもやればできる。」
「クロエも天才になれる!」と目が星になって輝いていた。
玉座の間を見せるわけにはいかず。応接室に通し対応をしている。
「この度ラドルガ領を王弟、宰相クオン・フォン・アケロ二ア様が訪問される事になった。」
その言葉を聞いてランドルは眩暈を覚えるのだった。
倒れなかっただけましだろう。
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