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うたはの変化?

「はっ。」とばっと布団を蹴って起きる。


ちょっとだけ記憶にある。

「私はどうしていたでござる?」自分がしたことに頭を抱える。


「ほっほっほっ、起きたか。」

「お爺ちゃん。」反射的に逃げようとするうたは。窓に手を掛けて出ようとしている。


「待て待て、今は状況を教えておくからのう。」と慌てて止める。


「状況でござるか?」

私の上では布団を蹴った衝撃で浮いていたテトがとスント落ちてきているのを見ている。

私の頭の上が気に入ったようだ。


「何でここにいるでござる?」


「なんでもわからないそうだぞ?」

「そうなのでござるか?というか私も何でここに?おじいちゃん連れ戻したでござるか?」と頬を膨らませて戦闘の準備をはじめるように妖刀ござるを持つ。


「お主を連れ戻すことができるとしたら、わしか・・・アヤノだけじゃ。」

「アヤノ・・・姉か。確かにそうだったような?」

「そうじゃ、さっきまで催眠に掛けられ取ったようだが記憶はあるのか?だから隙を見て逃げようとしないで!」


「うーん。朧げにクロエと戦っていたような記憶が・・・あるでござる。」

「どうじゃった強かったか?」と興味もあったのだろう。

「うーん、いつものクロエじゃなかったから、そんな事はないかな?私もいつもの私じゃないから、今ならお爺ちゃんやれるでござる。」ジャキンと刀の刃を見せてくる


「恐いこと言うなやー。」と汗を流してふすまの向こう側に隠れている。


それだけこの国では刀は強く、力を持つということだ。


「しかし、私も傷ついていたはずだけど治ってるのは?」

「さぁの?」とそっちの竜の子を見る。


ビクッとして、再び寝だす。

「感謝すればよいのか、それとも恨めばよいのか?」


「なんのこと?」と首を傾ける。

「お主の身体に起こっていることじゃ。」

「私の身体に起こっていることでござるか?」


「ちょっと大きくなってるでござるか?」

「それはないぞよ!絶対にな!だから抜くな!」と隠れる。


爺の位置も大体掴めている。


「ふふふ、あれ?どうしてでござる?」

「身体が変化しておるのじゃろう。わしも昔玄武と契約しての。それはもう長い時を生きてきたのよ。ほほほ。」


「身体が変化。」と刀を部屋の中で振ってみる。

「おおうとっと。」と力が有り余っているのかバランスが難しい。


「身体が変化・・・。」もう一度身体を見る。

「それはない。だから殺気を向けるな!わしはこれでもお爺ちゃんじゃぞ!」

「おじちゃんは娘の成長を喜ぶべきものでござる。」

「よいのかそれでは。」

「触ろうとするな!気色悪いでござる!」


「ガーンでもご褒美じゃ!」と言って倒れている。

「何をやっているでござる。」ちょっと引き気味だった。


「それでクロエは?」

「連れ去られた。」

「はぁーなんでどうしてでござる。」詰め寄る。


「アヤノが地獄丸を手にしとった。」

「あー。扱いきれているでござるね。うん、なんだかアヤノ姉にピッタリな気がする。」


「そうじゃ、わしには勝てん、精々ユニメを守るくらいじゃ。」

「なんでそこでユニメ姉が出てくるでござるか?」


「隣におるじゃろう。」

「確かにでござるが?」


「アヤノに偶然出会ってしまったのじゃ。」

「なるほどでござる。ユニメ姉は大丈夫でござるか?」うんうんと頷く。


「大丈夫じゃ、あれもお主同様じゃ。」


「?」


「まぁ説明が面倒じゃ。気配が敏感にわかるじゃろう?」

「確かにでござる。不思議な感覚でござる。まるで別人になったような。さらに進化したような。」


「それをユニメも味わっておる。本来この契約には代償が伴うはずなんじゃが・・・。」

「?」とまったくわからん顔をするうたは。


「まぁよい。それよりもクロエは大丈夫かのう。」と天真爛漫な少女を心配する。

「大丈夫でござるよ。クロエ強いから・・・」

「そうじゃったのう。」


あの時の天啓空之を手にしたクロエを思い出す。

いつかもしかしたら・・・王にでもなるのかもしれないと思ってしまった。

この国を収めることをあの刀が認めた。

それほどの人物。滅びた侍の国を生き返らせる可能性が出てきたか。


今度会ったら拝み倒そう。異国人にはきついかもしれんが、ついでにうたはもつければ、いやユニメもつければ残ってくれるかもしれん。


「わしもつけてもいいが、歳じゃからのう。」

「お爺ちゃんキモイでござる。」


雷に打たれて震えているようだ。



「うーん、ここは?」とユニメが起きたようだ。

「おおうユニメ姉元気でござったか?」

「うたは?戻って来てたの。」と抱きつこうとして躱されている。


「まだまだでござる。」

「何そのござる言葉?」

「侍でござるからな。」と刀を見せる。


「妖刀ござる?」

「そう伝説の・・・。」

「この侍の国を終わらせた刀だね。」

「そうでござる。私が忍びの国を終わらせるでござる。」

「えー。」と抗議する。


「むむ、嫌でござるか?」

「わからないの伝説の刀が・・・。」


「ふむ、起きとるのじゃろう。話してくれんかのう?」

「私も聞きたいでござる。」


「へぇえっ?」


「金のしゃちほこのことを・・・。」

「あのクロエの身体の変化はどうしてでござるずるいでござる。」


俺は知らん振りをして三度寝くらいを決め込もうとすると。


二人に持ち上げられてぐるぐる回される。


なんだかちょっと酔ってきたような・・・


「やめい。」と思わず行ってしまうほどだった。


「喋った!」とうたはとユニメが驚くのだった。

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