表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
113/237

VS邪神

「ちっ。」と攻撃を加えるゼアー。


その手が腐食したと思ったら再生していく。


「まったく手ごたえがない。くっそ!」


「ふふふ、案外天使さんも、竜さんもたいしたことないのね。」と笑う。


「おい、竜のお前さっきから攻撃してないな!しろよ!」

「女を攻撃するのは乗り気がしないんだが・・・。」

「はぁーここまで来て死にてぇーのか!」と抗議する。


「そうだよ。もっと熱く、燃え上がらせてよ!腐食のエネルギア!」


でかい塊が飛んできたと思ったら、それが粒状になって俺達を襲う。


俺は防御をするように取り出した盾を構える。


「ばか捨てろ!」と言われて盾を捨てる。


腐食によってなくなっている。


「これでもやる気が出ない?冒険者ヘイロンさん?」


「でないな。だがやらなければやられると言うのはわかったよ!」と両の手に剣を構える。

「そうね最後の時間まで一緒に踊ってください!」と腐食をジャンジャン飛ばしてくる。


「くっそ!キリがないな。」

「ファイヤーボール!」と唱えた魔法すら腐食している。


「無駄よ!どんな魔法もなくしてあげる。」腐食が魔法を食べている。


「ファイヤーボール。」

「あら?囲まれちゃった?」とすべてが着弾する。


「やったか?」

「それはやってない奴だ。」


「あら酷いじゃない。せっかくのパーティードレスを汚しちゃって。」


「どうやら外側には攻撃が入るようだな。」

「あらあら、冷静に分析されちゃった。」


「っておい、あれどうやって倒すんだよ!」

「ない頭で考えろ!」

「僕がバーカだって言うのか!」と抗議してくる。

「ああ。」

そのゼアーを引き離して腐食弾を躱す。


どうやら多くて二個のようだ。

もしかしたら何らかの制約があるのか?


「ご名答よ!」

「勝手に心を読まないでもらいたいね!」


「あら、大好きな男の子の心なら女の子として知りたいでしょう。」

「知らん!」と剣を投げる。

「破れかぶれの攻撃なんて!」


「僕もいるからね!」とその剣を持って切ろうとしてくる天使。


「ふふふ、無意味よ!貴方たちの攻撃なんて!私には効かないもの!」


「スモーク。」


「なにこれ遊びかしら?」と煙幕で見えなくさせる。


「どこから来るのかわかっているのよ。」


「なっ!」とぶっ飛ばされるゼアー。


「あらホームランと言ったところかしら・・・あれ?」ザク。


「これなら刺さるだろう?」


「ええ、流石に聖剣なら刺さるわよ!」とお腹からは血なんか出てきていない。


「それなのにまだピンピンだぞ!」

お腹に空いた穴は治さないのかと見る。


「あら、まだまだこれからでしょう。」と今度は触手が迫って来る。


「嬉しい!嬉しいわ!最後にこうやって戦えて!だけど策の結果を見届けられないのはちょっと残念ね。」

「・・・。」と捌く。


「私語りをしてあげましょうね。」

「それになんの得がある。」


「まぁ聞きなさい。私は何も知らずにここに放り投げられた。そうね私は最初から邪神だったから、たぶん隔離されていたと思うのよね。」


「そうかい。」と聖剣で触手を捌き続ける。


「ひゅー凄い剣捌き!レベルの恩得かしら、碌に剣なんて学んでないでしょうに・・・。」

「親切な奴が色々とアドバイスをくれたんだ。」


「そう、私を倒すためにでしょう?」

「なに!?」


「ふふふ、何も知らないのね。ならそれでもいい・・・私はそうね。邪神だからまぁそういう風に人間たちをそそのかさないといけないわけよ。戦争をしろだとか、魔物さんあっちの都市滅ぼしてとか、そして何より転生者を魔物にして、強い、強い魔物を作らないといけない。そう例えば竜王とかフェンリルとか魔王とかね。」


「なるほど俺を転生させたのも・・・お前か。」

「そう、貴方とあの銀白い狼の子は竜王とフェンリルの失敗作になってしまったわ。残念。おかげで神に目をつけられることになった。まぁ私はこの結果に満足しているのだけどね。焦っている神の顔も見れたしね。ふふふ。はははは。だけど救いだったの見つけたたった一人私だけのものを・・・それは一つだけ神の禁忌を犯した。」と喜ばしいのだろう。


「まぁ転生させてもらったことには感謝しておこう。ありがとう。」

「どういたまして!」と今度は棍棒を取り出してくる。


大振りで躱しやすい。

一体何を考えている?


「そうして神によって私は力を押さえつけられてしまった。」

「?」


「そうねこの世界をおもちゃのように考えていたのよね。沢山の転生者の魂に当てられたのもあるかもしれない。その中には犯罪者もいてね。その人生を体感しないといけなかった。心が狂わない方がおかしいでしょう?」と涙を流している。


「一人でそんな思いをしてきたのよ。誰かを求めたくて、誰もいない部屋でそんなことをずーっと。なに私が何か悪いことをしたの!したの!」とぶちきれると空気が震える。


「・・・。」かける言葉が見つからない。


「同情してくれてるのね。」

「ああ。」

「その同情も!意味のない物になる。」と彼女を見ると力を使い果たしたのか消えて行っている。


「余命まで宣告されて下界送りにされたのよ!私の人生もここまでのようね。」


「そうか。」こんな時なんて声かければいいのかわからん。


「ねぇ、私を殺して神殺しになってくれないかしら・・・。」

「無理だ。」

「あら残念。でも最後にわがまま。」とキスをしてくる。


「ふふふ、本当はこのまま地獄に連れて行きたいのに・・・そうはいかない。貴方にはまだやるべきことが残っている。」

「やるべきこと?」


「そうそれは・・・制約で話すわけにはいかない。だけど、そうね。愛していたわ!ずーっと昔から愛していたわ・・・。」

なんだか重い言葉を言う、そして俺の転生前の名前を口にする女。


彼女は天に昇るように消えて行った。


もしかしたら転生前の知り合いだったのかもしれない。

俺は人知れず神の野郎を一発殴ろうと決めたのだった。



俺は気付かなかったが、この時俺のステータスの欄に邪神の加護がついていたりしていた。

ブックマーク、評価お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ