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新たなる王国の主

処刑台の広場ではレジスタンスと王国の騎士達が戦っている。


「日頃の恨み!」と攻撃を加えて倒れる騎士。


「くっそ!」と呟くのは第二王子の側近のマユカだった。

どうもうまく事が運んでいると思ったらこれだ。


「首謀者を捕まえろ!」

「くっ!」と劣勢に立たされるマユカ。

「もらった!」と男の棍棒が迫る。


私の野望もここまでか・・・思わず目を閉じるマユカ。


「カーン。」という音がしてそれを弾き飛ばす音がする。


現れたのはメタリックなボディーに包まれた古代遺物で変身したもの。


「味方なのか?」と思わず聞いてしまう。


「味方ではない!だがこのまま何もしないのはダメだと気付いた。だから行って!時間だけは稼いじゃる。」と戦闘体勢に入る。


「恩に着る。妹。」


「違う妹ではない。私は!伝説のマッケンジー!」とポーズを取る。


「いや、意味わかってんのか?」


「それはそう、伝説のマッケンジー。」と浸っているコネタンを置き去りに王城へと向かって進み始めるマユカだった。


「ではしばらく正義のヒーローショーに付き合ってもらうよ!」と構えをとる。

それに群がるレジスタンス。



「あおのり様、ここは迂回しましょう。」

「そうだな。」


「まだ気骨があるものが王国にいるか・・・」と拳を握る。


「だが、止まるわけには行かないんだ。」と気合を入れて第二王子のいる王城を目指す。


この間誰もミコミを助けに向かわなかったわけでもない。

しかし、ミコミが気絶したことでもう一人のゼアーの人格が面に出てきた。


「ふん!」と拘束されたていた板をぶっ壊す力を示す。

流石にこんな目に遭って許すわけにはいかない。


「宿主が情けないと大変だ。」と言いながら歩き出す。


「僕が君たちを導いてあげるよ。」と髪が白く変色したけれど翼は取り敢えず出さない。


「この世界に降りて力がまだ思うように使えない、やはり下界の制約か。まぁいい、取り敢えず僕を処刑にしようとした奴をぶん殴る。」と王城を目指そうとして、メタリックな奴に出くわす。


「私はマッケンジー!ここは通さない。」

「ふふふ、ちょうどいい肩慣ら、イジメてやんよ!」お互いの拳がぶつかる。


その衝撃に周りが震え、そしてマッケンジーが膝を着いたと同時にメタリックがはがれ変身が溶けた。


「くはっ!」と言いながら倒れる。

「いい拳だったぜ!僕には及ばなかったがな。」と置いて去ろうとする。


「はぁーはぁー。」と血を流しながらも立ち上がる。


「まだ立ち上がるか。」

「私は伝説のマッケンジー、負けるわけにはいかないの・・・。」とそこで限界が来たのだろう倒れ伏す。


そこにトドメを刺そうと近づいてくるレジスタンス。

攻撃を加えようとして振り降ろす。


「バリア。」と魔法を唱えるゼアー。


その攻撃が弾かれた。


「その者は置いていけ。」

「しかし!」


「僕を誰だと思っている!レジスタンスの影のリーダーミコミだ!私が命じるその者は置いていけ。」


「わかりました。」と頭を下げる。


「行くぞ!」とレジスタンスを率いて王城へ向かうその姿はまさしくリーダーその者だった。



「よくやった。コネタンはよくやったさ。」ととそこに寄ってくるマリーナがいた。

「私はまだラビッダを国王にしてない、まだこれからなんだ。」

「よくやったよ。だから・・・しばらく休んでな。」

「あとは、お願いね。」と言って満足そうに気を失ったコネタン。


「ちゃんと姉らしいことできる子なんだね。」と一部始終を見ていたりするマリーナ。

しかしまだ自分の番ではないと浮かぶサメを召喚してコネタンを運ばせた。



「なんか起こるとは思ってたけど、まさか革命まで行くとは・・・。」

ここからでも王城に向かっているレジスタンスの叫び声が聞こえる。



「生きてるか?」

「これは宰相閣下!」と封じられた魔法の向こう側でどうしようか悩んでいるシロン。

「元だけどな、そろそろ配置についてもらえないだろうか?」


「はいはい、そうですね。もう少し遊んでたかったのだけど?」


「もう色々とめちゃくちゃだからな。宰相として命じる軍を率いて南に陣取れ!」

「その権限があるとでも?」


その剣を掲げる。


「王剣か。次の王に託される剣か・・・断れねえな。」

「悪いが民の避難を頼む。」と言って外側で囲われている鉄を切っていく。


「出してくれてありがとうよ。王様。」


「ああ、総長も気をつけてな。」

「死ぬなよ。」

「・・・」

「そこは嘘でも返事をするもんだ。」

「ああ。」


「生きてたら、酒でも奢ってくれよ。バカヤロー。」

「ああ。」と言って進む道が別たれた二人だった。



「遅かったわね。」と聞いてくるマリーナ。

もはや広場には人はいない。

そこにどこからかクオンの軍勢が集まってくる。


その数は少ないが精兵ぞろいだった。


「一応結果を見に王城に行くか・・・。」と軍を王城に向けるクオンだった。


クロエは一応、城に来ていた。

そこで金のしゃちほこの上で状況を見ていたりする。


「どこか面白いところないかなー。」と見ていたりするが・・・ちょうどレジスタンスの軍勢が城の中に入ってきた所だった。


「そうかー良し行こーう!」とその金のしゃちほこを何個も指輪の収納に収めながら友達の所へと向かうのだった。


「ここか!第二王子がいるのは!」と部屋に踏み込むと。

暗い部屋の中で震えている人がいる。


「おしお前だな。」とその顔が恐怖に歪んでいる。

「それは恐いだろう、これからお前は俺たちの勝利の証として処刑されるのだからな。」


「違う。そうじゃない。後ろ、後ろ。」

「後ろ?」とそちらを向こうとして、この部屋がさらに暗いものに包まれる。

「待て、何も見えない。なんだこれは?」と戸惑う。


明かりがついている。

そこにフードを被った少女がいた。


「ねぇ、どうして遊んでくれないの?」

「ひぃぃぃぃー。」と第二王子の叫び声が部屋に木霊する。


「ねぇ、ねぇ。」ともう一人増えている。


「許してぇー、許してぇー!」と狂おしいくらいに懇願するルオン。


「一体、何が起こっているんだ?」


「うぁーー。」とレジスタンスのメンバーの悲鳴だろうか。


「くっそ!」と戦闘体勢に入るあおのり、その少女を攻撃して真っ二つにした。


「これで。」とよく見ればその少女がどろっと溶けている。


「ねぇ、どうしてこんなひどいことするの?ねぇどうしてぇー。」


「なんだここは!なんだここは!」と思わず叫んでしまうあおのり。

気付けば何人ものフード付きの少女に取り囲まれて身動きがとれない。


これはヤバイ。これはヤバイ。


ガチャ。と誰かがドアを開く。


「こっちだ早く逃げろ!」とそこに駆けこんでドアを締めるレジスタンス。


「はぁーはぁー、なんて恐ろしいバケモノを護衛につけているんだ。」

「こうなったら仕方ありません。」

「そうだな。」

「燃やしましょう。」と周りの壁に火をつけていくレジスタンス。


「どうか成仏してくれ。」と願って止まないあおのりだった。



王城の逆座の間、そこに辿り着いたミコミに憑依しているゼアー。


「これで王国は僕のものか。」と玉座にその腰を降ろした。


「案外座り心地も悪くな・・・へっ?ここはどこ?断頭台は?」と意識が戻って入れ替わるミコミ。


「新たな王国の主ミコミ様万歳!」

「万歳!」

「うぉぉぉぉぉぉぉ。」


「へっ?ええええええええ。」と驚いて止まないミコミだった。

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