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第一章 初詣に行く訳

はじめまして緑青と申します。

この作品は私が産まれて初めて完結させた話をリメイクしています。

当時は何も考えず、ただ、がむしゃらに完結させたのですが、思い入れのある実話を少し織り交ぜてある為、しっかりとした形で完結させるべく投稿させていただきました。

なお、この作品はゆるゆるのローファンタジーであり、なんとなくほっこりする刺激の少なめな内容となっております。

刺激的な内容に少し疲れたかなぁと感じたそこのあなた、宜しければ御拝読の程、よろしくお願いします。

冬も深まり外には雪がしんしんと降り積もっている。

その様子を見ながら黙々とパソコンを操作する俺。

ここは工場の煙突の様なオブジェがトレードマークの工科大学。

他の研究室は全て明かりが消えているのもいつもの事、お構いなしで自由に研究している。

…別に居残って課題をこなしてるとかそんな事も無い事も無い。


俺は矢熊憲太。(やぐま けんた)

工業大学に通う一大学生だ。

趣味は写真撮影と友達とつるむこと。

まぁ俺の自己紹介なんてどうでもいいか…


「ケンタラーセンパ~イ!」

「そのあだ名で呼ぶな新崎君!!」


此奴は新崎真也。(あらざき しんや)

俺の中学からの腐れ縁の大学の後輩だ。

ちなみにケンタラーとは俺にこいつが付けたあだ名、

由来は俺がケン○ッキー大好き人間だからとか…


「そんな事より聞いてくださいよ~」

「何だよ」


にやける新崎。

こういう表情してる時の此奴はろくな事を言わない。


「一緒に初詣行きませんか?」

「はぁ?

毎年一緒に行ってるだろ?」

「違うんですよ~

2つ隣の町に行って初詣するんですよ~」

「2つ隣?

なんでまた唐突にそんな遠くまで?

近場にあるじゃないか…

徒歩3分で行ける大きな神社が」

「まぁ聞いてください、

実はその2つ隣の神社には…」


そこまで言うからには何かある。

そんな予感がした…

息を飲む俺。


「巫女さんが居るんですよ!」

「な、な、なんだってぇぇええ!!!

あの赤と白の美しい

可憐で清楚なあの巫女さんだってぇ!」


いつも行ってる神社は確かに大きいのだが

居るのはオッサン巫女のみ。

テレビやアニメでしか見た事ない巫女さんを見ては、

密かに思いを寄せていた…


「まぁケンタラー先輩が行きたくないってのなら他の人誘いますね。

では!」


そっけない!

いつもならもっとグイグイくる此奴がそっけない!!


「まてぇぇい!

しょうがない、かわいい後輩の頼み!

このケンタラーが交通費まで負担しちゃうぞ!」

「やったぁ!

流石は先輩!話が分かりますねぇ〜

では、元旦の日はよろしくおねがいします!」

「任せとけ!」


こうして俺はその神社へと行くことになった。

新崎君にまんまとはめられた様な気もしたが、俺が行きたいから細かい事は気にしない!

明日は俺の趣味が光るぜ!!

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