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銀行から借り入れ

「ここの神戸牛ステーキは絶品よ」

尚子は目を輝かせていた。

「尚子、素敵な方ね。團さん」

母親の静子が亮を一目見て気に入った。

亮は尚子に話した通りに説明した。

「なるほど、建て替えるか・・・

だいたい幾ら位ですかね」


「建ぺい率と容積率を調べてからじゃない

 何階建てを建てられるか分かりませんが」

亮は簡単な計算をして見せた。

「これなら返済できるな」

「はい、すぐに動いて解体から

出来上がりまで2年間ですから

お父さんはその間、家具作り徹しください」


「はい」

「販売の方は美宝堂の家具売り場

や他の家具屋さんにシラオ家具コーナー

を作ってもらいましょう」

「わかりました。よろしくお願いします」

丈太郎はテーブルに手を付いて頭を下げた。


「尚子さんとの婚約は建築が進んで落ち着いたら

解消しますから安心してください」

「それは・・・」

尚子たちは婚約解消などしなくても良かった。


「亮、今日は神戸泊まり?」

「いいえ、すぐに東京に戻って建設会社と

打ち合わせをして、銀行と交渉します」

「じゃあ、私亮と一緒に東京に行って

そのままアメリカに帰るわ、支度するから

待っていて」


「そうですか・・・」

亮は尚子の両親に対して気まずい気がした。

「すみません、尚子さんを連れ戻しに

来てしまったようで」

「良いんですよ。尚子はあなたの側が一番なのよ」

静子が嬉しそうに笑った。


亮は尚子が支度をしている間

秀樹に電話を掛け状況を説明した。

「婚約するのか?」

「表上です」

「まあ、婿との仕事なら周りも

乗っ取りとは思わんだろう

昔から姻戚関係で世界中が

歴史を作って来たんだからな」


「はい」

「ただ、彼女がかわいそうじゃないか?」

「えっ?」

「本当に鈍い男だな」

「そうですか?」

「まあ、いい。で、どうすれいい?」

亮はビルが出来上がったら

三宮にビルを作る事によって

芦屋の富裕層をターゲットにできる為に

美宝堂進出のメリットを話した。


「うん、それは賛成だ。後は金の問題だな」

「はい、白尾さんに負担を負わせるか

こちらが負うかです」

「お前が持て、婿さんだろう」

「わかりました」


「お前の預金高ならどこの銀行でも金を

 貸すさ」

亮は銀行選択に悩み絵里子に電話を掛け

尚子の父親のビル進捗状況を話した。

「そうね、亮がやった方が早いわね。

大阪に行って甲山六助さんと会ってください

お金の相談は彼が善処してくれるわ」


「わかりました。福田さんはビルが出来てからが

いいわね」

亮と尚子は両親に挨拶をしてJRで

大坂の梅田に向かった。

「尚子さん、ちょっと梅田で会う人がいます」

「はい」

梅田駅の近くの喫茶店で甲山六助と

待ち合わせすると蝶ネクタイをした

紳士が待っていた。


「團さんですね。甲山です」

「團亮です。こちらが白尾尚子さんです」

挨拶が終わると亮は具体的な話をした。

「わかりました、おそらくここは15階建て

が出来ると思いますので上階を分譲マンション

にするのが良いと思います。分譲マンションに

銀行ローンを付ければ銀行は儲かりますから

建築の融資がしやすく成ります」


「わかりました」

「この物件ですと20億円あれば足りますね」

「そうですか・・・」

「すぐに融資の手続きをいたします。

これに記入をしてください、金利は

固定年利0.5%で10年でいいですか?」

「はい、結構です」

亮が書類を書き終える甲山は微笑んだ。


「やっぱり伺っていた通りの人だ。團さん」

「何をですか?」

「会う人を虜にする」

「はい?」

「私は先代黒崎憲治氏の番頭みたいな立場で

関西ステート銀行を任されていました。


今は閑職ですけどね。でも20億円くらいの

融資は今でも一日で通せます」

「ありがとうございます」

「さて、ちょっと早いですけど、食事しませんか?」

亮と尚子が頭を下げた。

「ではお好み焼きお願いします」

亮はニコニコ笑った。


「はい、わかりました」

甲山はお好み焼き屋に案内した。

「團さん、お好み焼きは焼いてもらう派ですか?」

「はい、お願いした方が良いですね」

「私も焼いてもらった方が」

尚子が笑った。


「関東は自分で焼く所が多いんです。

だから集客が弱いんですよ」

「なるほど・・・」

「逆に広島焼はほとんど焼いてもらうので

一人当たりの店舗数は日本一なんです」

「あはは、團さんは凄いです。

若者が減っている今、事業形態の変化は

必要でしょうね」


甲山は亮と一緒に仕事をしてみたくなった。

亮は出来上がったお好み焼きを嬉しそうに

食べていた。

「うふふ、亮さんて楽しい」

尚子が亮を見ると甲山は尚子に聞いた。

「白尾さん、團さんとは?」


「はい?」

「お付き合いは?」

「あはは、どうなんでしょうね。

亮には彼女が多すぎてなんだかわからないです」

「多すぎ・・・?」

「銀座のママさん、元看護師さん、美脚の同僚、

モデルさん、社長秘書さん、おまけに

お姉さま二人が超美人なんです」


「ああ・・・」

甲山は銀座のママの絵里子だけはわかった。

「白尾さんは何のお仕事を?」

「私はAKKの元アイドルで今はアメリカで

活動しています」

「えっ、あの白尾尚子さんですか?私の

娘が夢中でした。今はもうジャニーズ系に

なってしまいましたが」


「うふふ、みんなそうですよ」

「ちょっと待ってください」

甲山は電話をして戻って来た。

「すみません、白尾さん

サインいただけますか?」

甲山は顔を赤くして言った。

「えっ」

「娘、今でもあなたのファンで

YouTube見ているそうです」

「本当ですか?」

亮はお好み焼きと甲山が映っている映像を撮った。

「では、YouTubeお楽しみに」


~~~~~~

亮と尚子と東京に戻り上原と会って

土地の謄本を渡し解体と建設を発注した。

「相変わらず早いですね」

「関西には付き合いのある

建設会社ありますか?」

「はい、細川建設さんとか」

「ああ・・・」

亮は大坂で会った細川を思い出した。


「では、学校の校舎ではありませんが

よろしくお願いします」

「もうそれは勘弁してください」

「奥さんと娘さんとは?」

「おかげでうまくいっています。

娘は私と離れなくて・・・」

「それは良かった」

亮は立ちあがって上原と握手をした。


~~~~~~~

「尚子さん、今日のお仕事は終わりです」

「ああ、緊張した~」

尚子は胸をなでおろした。

「いつもこんな仕事しているの、

プレゼンとか契約とか」

「そうですね。普通に・・・」

亮は尚子を渋谷の自分の

マンションに連れて行った。

「凄い部屋ね。高いでしょう」

「ええまあ、尚子さん今だから正直に話します。

尚子さんがアメリカでお金に困った時

金銭面で援助しようと思ったのですが

僕も学生だったので・・・今は十分できます」


「わかっていたわ、ありがとう」

「さて、渋谷で遊ぶかここで飲みますか?」

「渋谷で遊ぼう、私の婚約者をみんなに見せたい!」

「OK」

尚子は仮初とは言え亮との婚約を自慢に

思って人に見せたかった。

翌朝、尚子はアメリカに旅たった。


~~~~~~~

「殿、今日からまた私がお傍に付きます」

美喜が微笑んだ。

「ありがとう、そろそろ危なそうです」

「ちょうど良かった。帷子と防刃パーカーを

着てください、パーカーの内ポケットには

特殊警棒と防刃手袋が入っています」


「ありがとう、1つ聞きたい事があります?」

「なんでしょう?」

「なぜこんなにお金があるんですか?

アルバイトは辞めるように言ったはずです」

亮は怒ったように言った。

「えっ、先日お給料もらったじゃないですか

私無駄使いしない性格なので、それに

スタジオDの買い物代払ってもらったし・・・」


「あっそうか、この防刃セットと

この前の閃光弾と特殊警棒のお金も払います」

亮はそう言ってクレジットカードを美喜に渡した。

「ありがとうございます、これで武器作れます」

美喜はニコニコ笑った。


マテリアの美容師の出身者派遣方式と

大坂のセレブの口コミ、名古屋のセレブの

リストによってマテリアの売り上げが上がって

軌道に乗り高級シャンプーとリンスの

販売も伸びて行った。


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