救出
「周りの男が美喜さんを見ているぞ」
「薬効きすぎ!」
美喜は自分の腕の匂いを嗅いだ
「そろそろ、本命が来る」
「わかった」
~~~~~
「C斑ただいまから突入します」
その声が亮の耳に入ってきて
その様子を亮は聞き入っていた。
「こちらは待ってください、もう一人来ます」
亮は理恵の合図が見えた。
そこに理恵たちのところへ下田がやってきた
「ご苦労様です」
三人の男たちは立ち上がり席を空けると
理恵とめぐみの間に下田が座った
「こんばんは、理恵です」
「めぐみです」
「おお、言った通りだな、可愛いな。胸もでかいし」
下田はめぐみの胸をつかみ理恵の太股を触った
そこに亮のイヤフォンから声が聞こえた。
「C斑武器発見、ピストル10丁、日本刀10振り、手榴弾2個
覚せい剤約1キロ」
「了解、よくやったわ」
美咲の声が聞こえた
亮は席を立ち美咲に電話をかけた
「美咲さんやりましたね」
「ありがとう、あなたの情報のお陰よ。
これで中野本部の捜査令状を請求できるわ」
「はい、でも今日の捜査は捜査令状要らないんですか?」
「はい、武器が出ればテロ対策班扱いで
処理できるから大丈夫よ」
「なるほど」
「そろそろ、いいかしら、あのこぼした飲み物から
覚せい剤の反応が出でいるから」
「ちょっと待ってください、彼女たちが違法物を
発見したら合図が来ますから」
「わかったわ」
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「今夜は楽しいぞ。レイプ事件の騒ぎで
ヤマトの学生はいなくなる
DUN製薬の真田もおとなしくなるし
邪魔者の松平は消えるし、あはは」
一文字の後ろにいた一恵は黙って頭を下げた
「一恵、誰でもいい、女を呼べ」
「はあ、この時間では」
一恵は気の無い返事をすると一文字は大声で言った
「わかった、お前でもいい」
「はい」
「服を脱げ」
一恵は白の下着姿になると
一文字は鞭を取り出し一恵の背中を
「ビッシ」と音を出して叩き
「うっ」
と耐えるような声を出して一恵は
一文字の責めに耐えていた
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下田は居酒屋にも関わらず
めぐみのブラの中に手を入れておっぱいを揉み始めた
「ああ嫌」
めぐみは下田に胸に体を寄せると
硬いものが手に当たった
「これ何?」
下田はめぐみの耳元で囁いた
「あはは、注射器だよ後で気持ちよくさせてやるからな」
その言葉を聞いてめぐみは理恵に合図を送り
理恵は立ち上がると後ろを振り返り
亮にウインクをした。それを見た亮は立ち上がり
袖の無線機で話をした。
「マルタイは覚せい剤を持っています。お願いします」
「了解」
すると調理場から五人の刑事が出てきて下田と
三人の男を囲み警察身分証を見せた
「ちょっとお聞きしたい事があります」
刑事たちは下田の胸から覚せい剤と注射器
セカンドバックからはピストルを見つけた
三人組の金髪のテツのポケットから覚せい剤
さとしのポケットからナイフが見つかった
亮は電話を持ち飯田に電話を掛けた。
「飯田さん、ありがとうございました。
お陰で逮捕できました」
「おお、よかったな。また魚浜使っていいぞ」
飯田は心のそこから喜んでいた
「あはは、今度はゆっくり飲み行きます」
「でも、早かったな」
「はい、ある女性から情報をもらって」
「美人か?」
「はい」
「名前はなんと言う?」
「久保田郁美さんです」
飯田の返事が少し遅れて来た
「そうか。そうか。お前さんはつくづく運がいい男だ」
「何がですか?」
「いずれ分かる」
亮は首をかしげながら電話を切った。
浜魚の前で警察と野次馬がごった返す中亮は
めぐみと理恵をタクシーに乗せた。
「今日はご苦労様、アルバイト料です」
亮は封筒を二人に渡した。
「ありがとう、またね」
理恵たちを送り美喜に連絡しようとして
スマートフォンを手に取ったとたん
亮の後ろからドスの利いた声が聞こえた。
「お嬢ちゃんを預かったよ。迎えに行こうか」
「後藤田組の人ですか?」
亮はドキッとして振り返ると
男はその質問に答えなかった。
「とにかくお嬢ちゃんを迎えに行かないと死ぬぞ!!」
「僕はお嬢ちゃんの知り合いはいない嘘つくな!」
男はスマートフォンを亮に見せた。
「このお嬢ちゃん知り合いだろう」
「加奈ちゃん」
「さっきの居酒屋であんたの事を見張っていたんで
聞いたらあんたの知り合いだと言っていたんでね」
「わかった」
亮は体を叩かれ身体検査をされた後
新宿通りを四谷に向かって歩かされた
無言のまま車は新宿2丁目の建設現場に着くと
五人の若い男に囲まれて加奈は猿轡をされ
両手両足を縛られ床に転がされた
「加奈さん!」
亮は加奈のところへ駆け寄ろうとすると
さっきの男は亮の顔にナイフを突きつけた
「お譲ちゃんはやくざをなめているから、
ちょっとお仕置きをしないとね」
「やはり、後藤田組か」
「あんなにドジは踏みませんよ。我々は」
男たちはそれぞれピストルを持って亮を狙っていた
「さて、あんたが一番苦しむ方法をやりますか。
せっかく可愛い娘ちゃんみんなで犯しますか」
男たちは加奈の猿轡をはずすと強引にキスをし
後ろではズボンを脱ぎ加奈にそれを
咥えさせようとしていた
「やめろ!」
亮は男のナイフで顔を切られながらも
男を倒し加奈の前に立ちはだかった
「亮さん」
加奈は亮の体にしがみついた
「ほう、勇敢だね。普通の男なら縮みあがるんだが、
面倒だから二人とも死んでもらいますかね」
五人の男たちは積み重ねてある資材を背に立っている
亮としゃがみ込んでいる加奈にピストルを向けた
「加奈さん、必ず守るから安心して」
「はい、信じています」
「僕が走ったら資材の後ろに隠れて」
「は、はい」
亮はアドレナリンを飲んでいた
「殿、私を置いて行っちゃだめよ」
外し忘れていたイヤフォンに声が聞こえた。
「あっ、美喜さん」
答えると足元に特殊警棒が二本転がって来た。
「今から閃光弾を投げるから
耳と目を閉じていてね」
「はい」
「加奈さん、5秒後に目と耳を塞いでください」
亮は加奈が目と耳と塞いで
頭を防げるように準備していた。
「そろそろ観念してもらおうか」
五人が近づいてくると閃光弾が目の間で爆発した。
亮は足元にある特殊警棒を持ってそれを伸ばし
目を抑えている男たちの手を叩き、首筋を叩き、
鳩尾を突いた。
「止めろ!」
閃光弾を逃れたヤクザ風の
男がピストルを亮に向けた
「ふー」
亮は特殊警棒を両手に持ったまま深く息を吸った。
後ろから女の大きな声が聞こえた
「おい、おじさんあなたたち何者?」
「誰だ?」
ピストルを持った男が言った
「私は松平亮を守る者」
「美喜さん」
黒のボディスーツを着た
美喜は手裏剣で男を狙っていた。
「命が惜しければ大人しくしろ」
美喜が男に言った。
「何言っているんだ!命を落とすのはそっちだ」
男が笑うとシュッ音がして男が持っていた
ピストルが宙に飛んだ。
亮はすぐ男に飛び掛かり腕を掴んで足を絡めた。
「バキ!」
肩の関節が外れる音がすると
男痛みで腕を抑えて転がった
そして亮は男の足を持って外側に回した。
「ゴン!」
鈍い音がすると大腿骨が外れた
「ギャー」
男は足を抑えて涙を流した。
「お前は何者だ?」
亮は腕を掴んだ。
「ヒー助けてくれ」
「ギャー」
後から声が聞こえてきた。
「なんだ?」
「仲間の女性が写真を撮って
四人の金玉を潰している
次はお前だ」
「写真をどうするつもりだ?」
「SNSに金玉を潰されたヤクザと
言って乗せるんだろうな」
「止めろ!」
亮は腕を捻った
「名前を言え!」
「せ、瀬戸浩司」
「字は?」
「どうでもいいだろう」
「いや、健康の康に歴史の史じゃないだろうな」
「違う!」
「それなら許す。所属は?」
「や、山田組」
「山田組だな本部の神田組長命令か?」
「いや白井組だ、言ったから何とかしてくれ」
瀬戸の額から痛みで汗が流れた。
「今、救急車を呼んで病院に運ばれレントゲンを撮って
痛み止めの注射を打って痛みがとれるのが
1時間後、明日は理学療法士がリハビリをして
やっと痛みがうすらぐ」
「そんなに・・・」




